ごーぐる部-「ゼロ(円)から始めるVJ生活」

初級者でWindowsなアニソンVJが自分なりにいろいろ書いた備忘録。Resolume/RekordboxLyric/OBSVJ等の記事が多めだと思います。

記事まとめ

目次的な記事です。

 

はじめに

このブログは主にWindows環境における各種ソフトの使い方を記したものになります。

近年だとアニクラ等かなりの割合のイベントでVJが必要になることが増えてきました。

また、2020年の配信ブームにより配信等でもDJ文化が発展してきており、VJをつけたいという声もちらほら聴かれるようになりました。

 

その一方でDJ人口の増加に対し、VJ人口が追いついていないのも事実でして、やはり「難しそう」「敷居が高そう」というのが理由でなかなか増えないみたいな現状がありました。実際、VJはじめるときには私も情報収集に苦戦したところはあります。特に初心者~中級者向けの情報は少なく、試行錯誤しながらいろいろやった覚えがあります。

 

そういった経験から立ち上げたのが当ブログです。せめてその最初のステップだけでもお手伝いしたい。専門家ではないのでまだわからないことも多いですが、「生徒目線で他の生徒のために書いたいい感じのノート」を目指していきます。文体が独特だったり読みにくいところもあるかもしれませんがみなさんの力になれば幸いです。

 

1.VJ基礎関連

老若男女におすすめのとりあえず「始める」「これからはじめたい人」向けのシリーズ。

 

 

PCやMIDIコントローラーの選び方です。今のところ2022時点。

 

 

ソフトの選び方です。無料や低価格ソフトについても。

 

打ち合わせについて。オーガナイザーさんや会場側の方も読んでもらえるとありがたいです。

 

視覚効果について。PCの初期設定として割と重要です

 

 

2.Resolume関連

愛着の湧きやすいVJソフトことResolumeの記事関連。実用中心です。

 

 

基礎操作・実用操作例系

Resolumeの実用操作を思いついた限り記したものです。

 

 

アニクラ

PV原画等ある時向けのVJ方法(Spout等)についてです。

クラブミュージックよりアニクラで使いたい人向け。

 

制作物

Resolume向けのサンプルコンポジション、エフェクト等です。Resolume7向け。

 

 



その他ツール連携

 その他ツールを使ってResolumeを楽しくする方法が書いてあります。

 

3.RekordboxVideo/Lyric

今流行り(?)のRekordBoxLyricに関する記事です。

 

基礎系

基礎的な操作方法はこちらを参照してください。

VJさんとの連携手順についても書いてあります。

 

Rekordbox Video

 

 

 

応用系

ちょっと凝った表現したい時などに読んでみてください。

 

 

 

配信系

RekordboxLyricを配信で使いたい人向けです。DJさんにも。

 

 

4.OBS Studio&VLC

無料、ノンロゴでシームレスな映像オペレーションをするためのシステムづくりについてです。また、OBSとVLCはResolumeと一緒に使っていろんなことができるのでResolumeユーザーにも。

 

 

  

 

 5.Virtual DJ

アニクラ勢にはおなじみVirtual DJの記事です。

キーボードマッピングや各種ソフトの連携など。

 

 

6.その他

その他のソフトやハードについてです。

 

 

 

 

 

 

Youtubeチャンネル

ソフトの動作を動画で見たい人向けです。

基礎講座はこちらで。

 

★このページは気が向いたら更新します。

★記事リクエストや質問はTwitterでお願いします。

https://twitter.com/msbt_ss

★Discord等での相談にもおそらく乗れると思います。TwitterのDMを通してもらえればできるようにします。

HDDバックアップの手順 Free File Syncを使おう!

DJはもちろんのことVJにおいてもバックアップというのは非常に重要です。

 

特にアニソンVJがHDDのバックアップを怠るとなにかの拍子でHDDが壊れ、活動が継続不可能になることもあります。

 

正直な話を申し上げるとHDDは急に死にます。

わたしも経験済みです。

 

 

 

あと、HDD本体が死ななくても多くのポータブルHDDに搭載されているUSB Type-B micro 3.0悪魔の端子です。

 

ケーブル側もHDD側もすぐ歪むので、抜くときに衝撃を加えたり、保管する際保護が甘かったりすると破損を経験しているVJさんもちらほらSNS等で見かけます。

 

つまるところ明日HDDが使えない!ってこともあるわけでして、バックアップ用のHDDは+1台は持っておかなくてはなりません。

 

そのためには散々言われていることですがバックアップが必要になります。

 

Windows標準のコピーと貼り付けではダメなの?

 

ダメではないんですが、えらい時間かかります。

 

例えばわたしのHDDをバックアップしたいとなった場合は、アニソンVJとしてのデータだけで2TB程度あります。

 

USB3.0で転送しても某所だと7時間かかったという報告があります。

 

syachikuai.com

 

また、フォルダごとに分割してコピーしたりするとどこまでコピーしたかの把握が非常に難しくなってしまいます。

 

挙動として、

ファイルをとりあえず全てコピーしようとする→名前がダブっているファイルを多量に検出してそれに対する処理をいちいち決める

(もちろん「すべてはい」とかもあるが・・・)

 

みたいな挙動になるので、正確な時間が表示されない、異常に時間がかかるなどバックアップしたくねえ・・・になりがちです。

 

同期ソフトを使おう

そこで登場するのがHDD同期ソフトです。

 

有料のものもありますが、個人的な所感としては無料のもので十分かなと思います。

 

私はFree File Syncなるものを使っています。

 

 

サイトは英語ですが日本語化もできます。

 

このソフトを利用すると

・通常よりも高速で転送が可能

・ファイルの名前だけでなくサイズと更新日時で修正したファイルも更新してくれる

・すでに転送した同じファイルはスキップしてくれる(実質的な中断・再開ができるので、数回に分けてのコピーも可能)

・ソフトを閉じても転送元と転送先の設定が残る

・転送中にエラーがおきても止まらずに次にできそうな作業をしてくれる

・終わったあとにシャットダウンしてもらうことができる

 

という特徴があります。

 

簡単な使い方

 

2台HDDを接続し、左側にコピー元、右側にコピー先のフォルダを指定します。

HDDまるごとコピーしたいなら両側に「F:」「G:」などのフォルダを指定すればOKです。

 

あとは左上の「比較」をクリックし、両側のフォルダ構造を比較します。

 

 

場所と内容が全く同じものについては最初からスキップしてくれるので

・まっさらなHDDに対してコピーを行う場合、コピーしきれなくても次回以降必要なところからコピーを再開できる

・すでに過去にバックアップ済みのHDDに対しコピーを行うとき、同じものについてはスキップしてくれるので効率がいい

 

1回目のコピーのときは恩恵を感じにくいですが、2回目以降はコピー済みのフォルダを飛ばして最初からコピーしてくれるので非常に効率がいいです。

 

また、「F:」「G:」などHDDのドライブレターが固定の場合は受け側と送り側のアドレスおよび同期設定を保存しておき、デスクトップからアイコンのダブルクリックでバックアップすることもできます。「一括ジョブで保存」から作成可能です。

 

 

Windowsの場合はHDDのドライブレターが不意に変わることもあり、VJにおいてはフォルダごとの細かい更新もさほど行わないと考えられるので、個人的にはおすすめしませんが、頻繁にバックアップをとりたいという方は使ってみてもいいかもしれません)

 

注意点

 

・フォルダ名を更新したり、ファイル名を一気にリネームした場合は保存場所が変わることもあり二重でファイル作成が行われることもあります。例えば未整理フォルダを整理した場合や大量にリネームした場合などに双方向で転送するとファイルが二重でできることもあります。

そういう場合は転送設定にて「双方向」や「更新」ではなく「ミラー」を使いましょう。

・逆に送り側に古いフォルダを設定して受け側に新しいフォルダを設定して「ミラー」するとデータが消えることがあります。転送前には今一度どっちのHDDが新しいか古いかを今一度確認しましょう。

 

両方向→HDD1とHDD2に片方だけあるファイルを両方に存在する状態にする

ミラー→HDD1とHDD2の構造を完全に同じにする(削除あり)

更新→HDD2にないファイルだけを転送する(削除なし)

 

となります。状況に応じて使い分けてみてください。

 

 

ということで簡単ではありますがバックアップのソフトFree File Syncの話題でした。

 

バックアップはもちろんのこと、数TBにわたるコピーを何回かに分けて行うする際などにも役立つかと思います。

ブラウザオンリーでできるゼロ円アニクラVJ講座

※この記事の内容は動画サイトの利用規約を確認したうえで個人の責任でご利用ください。 

 

無料のVJ法については過去にいろいろ書いているんですが決定版というか

 

明日VJが来れなくなってしまった・・・

明日のVJがワンオペになってしまった・・・

内輪のイベントでVJいないけど映像で楽しみたい・・・

VJPCが壊れちゃったけど明日VJやらなきゃならない・・・辞退するか・・・

ちょっと練習会で映像流してみたい!

 

そんな人のためにブラウザで完結するアニクラVJについてぐっと敷居を下げて紹介いたします。

 

イベンㇳ10分前、たった今アニクラVJが来れない連絡を受けてしまい、そんなときこの記事をたまたま見つけた。

 

そんなあなたも今から10分あればなんとかできます。

 

 

キーワード「フルスクリーンはF11。」

 

これだけでも覚えて帰ってください。

 

序章

 

私の記事でもVirtualDJOBSの記事は書いており、無料だよって記事もいくつか書いているのですが、やっぱり難しい言葉が出てくる時点で蕁麻疹が出る人もめちゃくちゃ多いと思うのです。具体的に言うとSpoutとかNDIとか。

 

VirtualDJでシステムを組むのが王道でVirtualDJでも無料である程度映像を扱えるのですが、設定項目が実は地味に多くループさせるにも結構特殊な方法を取らなきゃいけません。

 

VDJScriptってのがあってそこのONINITってところに「deck 1 repeat_song & deck 2 repeat_song & deck 3 repeat_song & deck 4 repeat_song」っていれるとループするようになるよ!!!

 

たぶんこれでもう蕁麻疹出る人は出ます。

 

今回の記事は設定項目を最低限に抑えたので「お客様の中にVJはいませんか!!??」にもほかの人のPCとHDMIケーブルさえあれば対応可です。

(可能であればHDDあればいいけどなければなくてもいける)

 

 

まずはじめに

Windowsにおける拡張モードのやり方。

 

他の記事でも述べてありますがこの記事をはじめて見る方もいますので復習を。

(以下他の記事からのコピペです)

 

PCをHDMIケーブルで画面またはミキサー等につなぐと、画面が拡張される・・・のですがPCの初期設定によってはPCの画面がそのまま映ることもあります。→「複製モード」

 

VJの場合PC(画面1)で次の動画を準備し、プロジェクター等(画面2)に映像をフルスクリーンで投影することが必須になります。

 

パワーポイントとか使ってる人はわかるかもですが発表者ツールを使う場合はこの拡張モードでスライドを投影することになります。

 

ということで「拡張モード」にしましょう。

 

Windows10・11の場合キーボードショートカットで

Windowsキー+Pで拡張モードと複製モードの切り替えができます

 

 

 

サブディスプレイ使うなど詳しく設定をいじりたい場合は、デスクトップで右クリック→ディスプレイ設定にて変更可能です

 

Macbookの場合は以下のサイトを参照して下さい。

 

 

①持っている素材を投影する -WebVJ-

 

 

以前の記事でも紹介したSakuraさんという方が作った映像投影システム。

マウスでの映像投影はこちらで完結です。PCのスペックによって2deck4deckかをご選択ください。

 

一応使い方。

詳しい使い方は上記ページに書いてますがかんたんに当ブログでも説明します。

(2deckの場合)

 


ほとんどマウスでの操作になりますが速度調整もでき初期状態でループも組まれているのでだいたいの合わせならできるかと思います。

 

投影法

 

OutPutもしくは上部の黒いところをクリックするOutPutという別のタブが開くのでそれをいったん分離します。

 

 

 

分離したウィンドウを投影したい画面にドラッグアンドドロップしてF11をポチッと押すとフルスクリーンになります。

 

 

この時点でロゴ無し・シームレスに動画転換が可能なので、HDDに素材が豊富な場合・ダウンロードでも間に合う回線がある場合・セットリストが決まっている枠であらかじめ素材を準備できる場合はこの時点で手持ちの素材はノンストップで投影できるのでこの方法まででOKです。

 

検索について

また、素材検索をする際にはWindowsの場合はEverythingという検索ソフトを入れておくといいかと思います。(MacならEasyFind等もしくは標準のSpotlightとかでも)

特にWindowsの場合はファイルの検索に15秒くらいはかかってしまうので、スピーディな検索ができるEverything等の高速検索ソフトは必携です。

 

 

 

②-1.持っていない素材を投影する -簡易VJアプリ(YouTube)-

YouTubeで素材投影する方法はいろいろありますが今回は簡便化のためあさのさんという方が開発した簡易VJアプリについてのお話をします。

(注:2024/11/23時点でCtrl+Xのコマンドが反映されなくなったので②-1を使ってみてください)

 

このツールに関してですが、YouTubeの画面を次々とフルスクリーン投影するというChrome拡張機能です。

 

 

 

こちらも使い方は書いてありますがかんたんに。

 

Google Chromeで上記リンクを開き、拡張機能をインストール。

 

拡張機能を入れたらYouTubeを開きます。(可能であればPremiumにログインするのが望ましい)

 

右上のパズルみたいなマークから簡易VJアプリを選択。

「投影用のウィンドウが開く」を押すと別ウィンドウが開きます。

 

一番上に説明が乗った画面が出るので、これの右上のバツを押して閉じます。

 



汎用素材みたいなものが出るので、これをプロジェクター画面に持っていって上記同様「F11」を押します。

 

 

この投影した画面にYouTubeを反映させるには、映像の再生位置をおおまかに合わせて

シークバーのところで「Ctrl+X」を押します。

 

 

投影したものは他の動画を検索しても止まらないので前の曲のMV等が出てる状態で次の曲を調べ、位置を合わせてから切り替えることができます。切替時に簡単な切り替えエフェクトが入っている、自動で繰り返し再生されるのも嬉しいところ。

 

もちろんフルスクリーン画面に対して画面を閉じずに次々操作できるのでこのツールも単体使用が可能です。使い方も説明すれば誰でもわかるとは思うので、交代でオールジャンルVJを雰囲気だけでもやりたい人にはいいんじゃないかなと思います。

 

ただし、動画再生は他のサイトでの埋込再生のような扱いになるので一部の動画はこの方法では再生できないこと、速度を変えて再生したり微調整には向かないという欠点はあります。(再生位置を調整した場合は再度Ctrl+Xを押して映像を簡易VJアプリに送信しなくてはなりません)

 

また、動画切り替えのときサジェスト画面が一瞬表示されたりすることもあります。よって、本格的に運用するのであればP in P法やYouTube to Spoutを利用するのがおすすめです。

 

(2024/11/23時点)

簡易VJアプリでなぜかCtrl+Xが効かなくなる現象が生じています。

代替のツールを紹介しておきますのでそちらを使ってみてください。

 

KazProgさんが作成したYouTube-VJというツールです。

 

使い方はリンク先に書いてありますが当ブログでも簡単に説明します。

 

②-2.YouTube-DJの使い方

 

 

1.リンク先のYouTube-DJを起動」をクリック。

 

2.初回起動時はポップアップがブロックされることがあるため、右上ボタンで解除します。

 

 

3.いったんウィンドウを閉じてもう一度「YouTube-VJを起動」を押すとYouTube-DJ Controller Window」YouTube-DJ Projection Window」が開きます。
このうちYouTube-DJ Projection Window」を投影したいウィンドウにドラッグアンドドロップしてF11で最大化。

 

字幕が出る場合は「C」キーで無効化できるかと思います。

 

これで投影準備は完了です。

 

4.YouTubeにアクセスし目的の動画のリンクアドレスをコピーします。

 

 

5.「Enter YouTube ID」に貼付けし、読みたいデッキの方にLoadします。

 

6.動画が読み込まれたら、Adjust等のボタンやSpeedなどで再生位置を調整し、クロスフェーダーを使って切り替えます。

※再生位置調整をシークバーで行うと一瞬フルスクリーン側にも表示されてしまうので注意してください

 

 

③ ①と②を切り替える

 

①と②ですが実はブラウザの「WebVJのOutPut」「簡易VJアプリ(YouTube)/YouTube-DJ」はタスクバー上でクリックするとウィンドウがアクティブになってそちらの画面が全画面の方に投影されます。

 

つまりWebVJを使うときはChromeのOutPutを、簡易VJアプリ/YouTube-DJを使うときは簡易VJアプリの方をタスクバーからクリックするとそちらが前になります。

 

 

これで、

 

HDDなどに素材があるとき→WebVJに素材を入れて再生し、WebVJをアクティブにする

HDDに素材がないとき→YouTubeから目的の動画を再生してCtrl+Xキーを押し、すぐに簡易VJアプリをアクティブにする

 

注意点なのですが、WebVJがアクティブな状態→簡易VJツールがアクティブな状態に切り替えるときにはCtrl+Xを押してからすぐにタスクバーの簡易VJツールをクリックしてください。

簡易VJツール側で非アクティブのまま動画が完全に切り替わってからウィンドウがアクティブになるとなぜか5秒ほど動画が止まってしまいます。(その後少しおいて動き出すのでご安心を)

 

「難しいソフトなしで映像をノンストップでHDDかネットから投影する」ここまでシステム的には実装できました。

 

OBS Studioでの切り替えについて

当ブログでおなじみOBS Studioにて①WebVJ②簡易VJアプリの切り替えを行うのも手なのですが、WindowsPCで試したところフルスクリーン投影を行うとそれぞれのウィンドウをアクティブにしたときしか動画が動いてくれないため、「WebVJと簡易VJアプリのシーンを作って切り替え」をすると正しく動作させるためにウィンドウをアクティブにする+シーンを切り替えるという2つの動作が必要になってしまったり、動画が止まってしまうミスが多発すると思われます。それに比べるとワンクリックで2つの機能を切り替えられるタスクバー単体での運用のほうがミスは少ないです。

 

そのため、WebVJ/簡易VJアプリの「切り替え」の目的のためにOBS Studioを利用するというのは個人的にはおすすめできません。

 

ただし、今回のVJシステムの大きな欠点として、プロジェクター画面に何が写っているか?をVJブースから見ながらできない現場では実際に何が投影されているのか非常にわかりにくいという欠点があります。そういったときのモニタリング、および離席時や素材がないときの汎用素材投影のためにOBS Studioを利用するのもありかなと思っています。

 

モニタリングの手順

①Display Scope編

 

Display Scopeは投影しているディスプレイを見に行くアプリです。

Windows環境であれば一番これが簡便かな?と思います。

 

 

 

使い方はシンプルで、起動したらプロジェクターの画面を選択するだけです。

 

 

 

②OBS Studio編

OBS Studioをインストール。

 

 

1.「ソース」「画面キャプチャ」を追加。

 

 

2.下の「画面」でプロジェクターに投影している画面を選択。

「キャプチャ方法」は正しく映るものを選択。

 

3.右クリック→「ウィンドウプロジェクター」でプレビューを出せる。

この状態でOBSを最小化。

 

 

これでプロジェクターに出ている画面がモニタリングできます。

 

※OBSでそのまま全画面プロジェクター投影することも可能ですが、この方法を行う際は全画面の画面をキャプチャーしてそれをOBSに送りそれをOBSに吐き出す無限ループが起こるのでおすすめしません。

 

この場合はやっぱりOBSで「WebVJ」と「簡易VJTool」をそれぞれキャプチャし、アクティブにするかダミーディスプレイアダプタ等を使う手法のほうがいいのかもしれません。

 

結語

本格的に作動させるならVirtualDJの無料版をOBSやResolumeに飛ばす+P in Pなどを使うことにはなりますが、導入の手順やYouTube周りの操作に関してはこちらの方法が簡便かと思います。イベントによってはYouTubeの画面をUIごと表示してしまうときもありますがそれも見栄えがよくはないので、(他の動画のサジェストが映るとはいえ)そういう現場ではこちらの方法のほうがいいかなと考えています。

 

どうしても他のVJソフトが絡むと操作系が人によって違うので、このくらいまで簡略化すればたぶん完璧なタイミング合わせは難しいにせよ「コンテンツがわかる」「曲が切り替わったときになんか盛り上がる」くらいには持っていけると思います。

 

すぐにできますので、ぜひやってみてください。

 

 

 

DVJのためのDavinci Resolve~映像の編集~

最近DVJをすることも割と増えてきたのですが、やっぱり尺がうまく合わない曲というものもあります。(映像の尺と音源の尺が違うなど)

 

また、2つ以上の映像を組み合わせたりをDVJしてるときにしたい!ってこともあったりもあると思います。

 

そんなときには、映像の事前編集をしてくる必要があります。

 

まずはじめに

 

RekordBoxVideo/Serato Videoには時間調整の機能がついてるように見える・・・のですが

 

 

残念ながら動画別に設定できるような仕様ではありません。(ここをいじるとすべての動画が遅れたり早まったりします)

 

 

(ほんとはここが動画別に調整できればこんな手間はかからないのですが・・・)

 

 

DVJに使用する動画を作成するソフトですが、無料ソフトといえばAVIUtl…

 

 

 



といいたいところですが、AviUtlは高機能でプラグインいろいろあるものの対応形式波形表示の関係でいろいろとこの作業に向かないところがあります。

(それらを拡張できるものもあるにはあるのですが、結構敷居は高い感じがします)

 

特に踊りや動き、歌のリップシンク0.5秒ずれるだけでも違和感を感じる人がいるため波形をもう少しみやすく編集できるソフトがあるといいかな・・・というところです。

 

Davinci Resolveを使おう

RekordboxVideoやResolumeが使えるくらいのスペックのPCであればDavinci Resolve(ダビンチレゾルブ)ってソフトの使用が可能で、結果そちらのほうが簡便な気がします。

 

 

MAD感ある動画を作るなら、AVIUtlのほうが無料エフェクトも多くいろんなことができる&GPU入っていないPCでもなんとかなる一方、波形をみてきっちり合わせるのはDavinciResolveのほうがやや得手かなと思います。

 

DaVinci Resolve Studioという上位ソフトであれば5万円近いお値段ですが、簡単なカットと編集だったら無料版である程度操作できますしいろんなウォーターマーク(透かし)も入りません。

 

 

 

www.blackmagicdesign.com

 

余談ですが「動画編集 ソフト 無料」で検索して出てくる多くのフリーソフトは動画作成時にソフト名の邪魔な透かしが入る仕様となっていたり、試用期間が定められています。

 

Resolumeとかと同じ感じで、PC周りの環境チェックのために無料版が提供されており実際に使える動画を作りたいなら有料版買ってね、というニュアンスです。

が、Davinci Resolveは一部のエフェクトを使用したのみ透かしが入るだけで言ってしまえば「尺の編集だけなら無料で完結できる」強みがあります。

 

(ちなみにこのDaVinci ResolveはAdobe系だとPremierに相当するので、Adobe Creative Cloudを契約してる人はそっちを使うといいかもしれません)

 

※注意としてPCのスペックは割と必要でゲーミングノートレベルのPCを要します。

 

基本の使い方

 

前置きが長くなりました。使い方を。

とりあえずDVJに特化したところだけかいつまんでお話します。

 

アニクラなどで映像をあわせたい場合、尺が違う(間奏が短いことや2番がアニメVerであることも増えてきた)ことがしばしばあるので、使いたい映像と楽曲をまずは両方通しで聞いておくことをおすすめします。

 

もし可能であればEditを事前に作っておくと便利だと思います。

 

1.Davinci Resolveを開き、新規プロジェクトを作成。

 

 

2.編集画面を「エディット」にする。

 

3.使いたい音源と動画をタイムラインドラッグ&ドロップ

 

※音声はRekordboxのプレイリストからドラッグ&ドロップしてもOKです

 

 

 

4.動画の左側にカーソルを合わせると以下のマークになるので、これでビデオの方を縮めます。(音声の方は編集するとDVJで合わせたときにずれるのでかならず左付けの状態にしてイントロ前に無音があっても削らないでください。

 


5.音声とビデオの波形の位置をだいたい合わせます。

(微調整は波形を拡大したりして行ってください)

なお「,」キーおよび「.」キーにて微調整が可能です。

 

5.二番以降映像がない場合は映像を同様に縮めたりコピー&ペーストして音声の尺に合わせます

(一番で繋げなかったとき用)

 

 

カットしたいときは上のカミソリツールで動画を2つに分けることができます。

原曲にあって映像側にない間奏とかに映像を入れたいときや構成が違ってるときはこちらで分離してコピー&ペースとし、映像を繰り返すなどしてください。

 

 

 

 

6.合わせ終わったらビデオの音声の方をミュートにします。

 

 

7.編集し終わったら「デリバー」に移り書き出し設定を行います。

 

 

DVJとして動画を直接読み込む場合

YouTube用設定だと音声のビットレートが下がるので、カスタム系がおすすめです。

RekordBoxVideoやSeratoVideoで音声に動画を紐づける場合は「YouTube1080p」のプリセットを使ってもいいと思います(音声は192kbpsとかになるので注意)

 

 

音声設定はデフォルトでAAC 320kbpsになっていると思うのでそれでOKです。

 

 

設定が終わったらレンダーキューに追加し、右の「すべてレンダー」からレンダーします。これでしばらく待てば目的のフォルダに動画ができます。

 

 

 

 

注意点として、複数の動画を同時にレンダリングしたい場合、レンダーキューに追加してそのプロジェクトのまま次の動画作成に入ると、レンダーキューの中身が次の動画のタイムラインになってしまいます。

ようは、内容が同じ動画が次々できてしまいます。

 

動画をつぎつぎレンダリングしたいときは、レンダーキューに追加したのち面倒ではありますが新しいプロジェクトをつぎつぎ作って作業してください。

 

Rekordbox Videoとの紐づけについては過去の記事を参照してください。

こちらでも軽く書いておきます。

 

 

Rekordbox Videoのライブラリに音声ファイルとさきほど作ったDVJ用の動画ファイルを入れ、音声をデッキにロード。ライブラリより動画を紐づけたいウィンドウにドラッグアンドドロップ。右上のLinkボタンを押し青くなれば紐づけOKです。

 

紐づけが済んだものはマークがつきます。

 

 

実際にセットリストがある程度決まっていたり曲を絞ったリストを事前に作っていく場合は、こんな感じでフォルダの中に音声用プレイリストを入れておくといいと思います。

 

これで紐づいた音声を次々流していけば、DVJが可能です。

 

編集の応用

 

DavinciResolveにはさまざまな機能があるのですが、とりあえずDVJに使いそうなところだけかいつまんでお話します。

 

 

①A→Bでフェードする

 

別の映像に切り替えたりカットした映像を滑らかに切り替えたいとき、時間をかけて切り替えることが可能です。

 

やりかたとしてはレイヤー3以降に次の映像を入れ、左上をつまみます。

そのあとそのマーカーを左右に動かすとフェードインになります。

時間をかけてフェードインしたいときは右に伸ばすとできます。

(フェードアウトは右上のマーカーでできます)

 

 

②不透明度・速度の変更・エフェクト

リミックスで背景素材と重ねたいとき、2素材使いでどっちの素材も見せたいときなどに不透明度を変更して重ねることができます。右上に動画の詳細やエフェクトを変えられるところがあるので、そちらで変更可能です。

 

 

 

また、振り付け動画やライブ映像をあわせたい、リミックスなどでBPMが変わる場合などは速度をいじることも可能です。右クリックから編集できます。

 



 

他のエフェクトは(一部ウォーターマークが入るものの)無料版でもいろいろ使えます。(色変え程度なら無料版の範囲で可能です)

 

結語

 

DVJの準備はいろいろありますが、速度を変えても映像がシンクするので特に振り付けある曲などを合わせられると気持ちいいです。

 

小ネタを仕込んだり、Cメロに飛ばすときにシーン素材さしたりと遊びの幅が広がりますのでぜひ!

 

DVJやらない人にもEditやMADなんかも簡単に作れるのでぜひやってみてください。

2024 Resolume向けサンプルコンポジション(改2)作りました

新しくResolumeを買ったよ!な人向けにサンプルコンポジションをまた作りました。

 

前回からの変更点

 

・エフェクト眩しいやつがちょっとあったので、RemixEffectDropEffectを明確に分類してあります。DropEffectのシェイクを切りました。

・ステップシーケンサーEnvelope型になっており動作とBPMに対するズレが解決しています。

(が当ブログでの推奨は上に置くタイプです。)

 

このコンポジションが正解というわけではありませんが、中身を見るとエフェクトの組み方など参考になるかもしれません。ぜひ使ってみてください。

 

基本的にはKorgNanoKontrol2APC miniなどの8Layer向けに作ってあります。設定のための説明書が中に入っていますので、使い方についてはそちらをご参照ください。

 

以前はDropboxにて配布しましたが、今回はBoothで配布してみます。

かんたんな説明書も入れてみたので参考にしてもらえればと思います。

 

 

 

↓こちら

 

inomusica.booth.pm

 

中に説明書が入ってますので、使い方わからない方はそちらを読んでみてください。

 

なにかあればX(Twitter)まで。

 

 

 

 

YouTube to Spout とVirtual DJ等を連携する(VirtualDJでYouTubeを再生する)

2023年の暮れですが、SSSVJToolSynapserackでおなじみのSainaさんがYouTube To Spoutというツールを開発しました。

 

 

 

 

これを使うと以前noteの方で紹介したOBS StudioでYouTubeを貼る方法に比べさらに簡便にYouTubeをVJで活用できるようになりました。

 

YouTubeをVJとして取り込む方法についてはそれぞれの動画の利用規約を確認したうえで個人の責任でご利用ください。

 

そのときの記事はこちらです。

 

 

おそらく普段からVirtualDJ+Resolumeで使ってる人とかならSpoutの導入もされてるかと思うのですが、そうじゃない人もいると思うのでこの記事を見るだけでどうにかなるようにはしたいと思います。

 

ちなみに今回の記事を応用するとおなじくSainaさんのソフトであるSSSVJToolもVirtualDJに飛ばすことが可能です。これを使うとPCのスペック次第ですが動画素材を組み合わせたクラブっぽいVJVirtualDJでのVJ(ポン出し)を行き来したりも可能で、GrandVJやResolumeがなくても安価でいろんな表現ができるようになります。

 

 

 

必要なソフト/プラグイン

 

・VirtualDJ

 

YouTube to Spout

 

・SpoutVDJ

 

・Spout 2(設定ツールのみ使うことがあります)

以上のツールをダウンロードし、VirtualDJとYouTube to Spoutはインストールまで済ませてください。

 

各ソフトの設定

 

①Spout VDJの導入

解凍したSpoutVDJ内のx64内に「SpoutReceiver.dll」「SpoutSender.dll」があるのでそれをコピーし、f:id:ino2408m:20210506021706j:plainf:id:ino2408m:20210506021838j:plain

マイドキュメント内「VirtualDJ」→「Plugins64」→「VideoEffect」

にペーストしてください。(「VirtualDJ」フォルダ内には「Plugins」フォルダがあることもあるので間違えないように!「Plugins『64』」です)

f:id:ino2408m:20210506022140j:plain

 

②Spout Settings

 

ゲーミングノート等の場合はこの設定が必要です(統合グラフィック、ゲーミングじゃないPCならしなくてもOK)

DLしたSpoutのフォルダより「SPOUTSETTINGS」→「SpoutSettings.exe」を開きます。

 

 

 

Oputimus global Processor「High performance」(ようはGPUでの処理)、「Integrated」(統合グラフィック)をVirtualDJと合わせてください。

 

(わからないって方はVirtualDJでSpout使おうとしてメッセージ出たら違う方にすればOKです。)

 

YouTube to Spoutを起動し、適当に動画のURLを読む。

 

YouTube to Spoutを起動し、適当にURLを読みます。

 

YouTubeのアドレスバー、もしくはサムネイル右クリックし、URLをクリップボードにコピーします。

 

 

この状態でYouTube to Spoutの「Paste」で貼り付けると読んでくれます。

 

 

このソフトは起動するだけでSpoutを飛ばしてくれる(つまり他のVJソフトで拾える状態にしてくれる)ので、YouTube to Spoutでの設定は以降必要ありません。

 

また、次の動画を準備するために2つ以上YouTube to Spoutを起動するのも可能です。

 

 

④VirtualDJを起動し、SpoutReceiverをOnにする

 

VirtualDJを起動し、SpourReceiverOnにします。MasterDeckに入れてもいいですし、各Deckに入れても大丈夫です。

 

「VideoEffect」のところにあります。

 

2Deck以上使いたいときは各デッキの「SpoutReceiver」の詳細設定からソースを選択できます。

 

SpoutReceiverの右の歯車マークをクリックすると右にSenderを選ぶところができるので、そちらでSenderを指定します。

 

おそらく「◯youtube-spout」というものが出てきてると思うので、そちらを選択して画面の配置とVirtualDJを合わせるようにしてください。

 

 

 


⑤ショートカットを設定する

キーボードでもMIDIコンでもいいですがワンボタンで発動できるようショートカットを作るとたいへん便利です。

お好きなキーもしくはMIDIコンのボタンに「deck ◯ effect_active 'SPOUTRECEIVER'」を設定すると一瞬でYouTube to SpoutをON/OFFにできます。

 

 

以下、文例です。

「deck 1 effect_active 'SPOUTRECEIVER'」

「deck 2 effect_active 'SPOUTRECEIVER'」

「deck 3 effect_active 'SPOUTRECEIVER'」

「deck 4 effect_active 'SPOUTRECEIVER'」

「deck master effect_active 'SPOUTRECEIVER'」

 

あと便利な機能としてONINITの部分に

 

「deck ◯ effect_show_gui 'SPOUTRECEIVER'」

 

を入れると起動時にSPOUTSENDERの設定画面が出るので大変便利です。

 

※どうやらデッキごとのSenderはショートカットキーでは設定できないっぽいので、毎回設定する必要があるみたいです。また、切り替えの間には待ち時間(ウェイト)がないため、カットイン的に映像が切り替わります。

 

これでシステムは完成です。

 

実際のプレイについて

 

ワークフロー的には「HDD等からEverythingで映像を探す」→あればVirtualDJに動画を読み込ませてSpoutReceiverを切る

 

なかったり専門のジャンルじゃなければYouTubeから動画を探してURLをYouTube to Spoutに貼り付けてSpoutReceiverをON」になるかと思います。

 

OBS P in p キャプチャとの違いについて

 

OBS P in Pキャプチャとの違いはいろいろあってどちらの方法にも利点欠点があります。

 

簡便だったり、複数ブラウザを立ち上げなくても使えるYouTube to Spoutか、クリックしてShift+Nで即座に動画を出せるP in Pはどちらがいいかは好みが分かれると思います。

 

運用に合わせて選ぶといいでしょう。

 

 

余談ですが、YouTube to Spoutは説明した通り「Spoutで映像が飛んでる」ので、もちろんResolumeでもGrandVJでもOBS Studioでもお好きなソフトで映像を拾えます。

 

以下の記事を参考に、VDJSpoutSenderのかわりに「◯youtube-spout」を拾うと考えてもらええれば構成は組めるかと思います。

 


SSSVJToolとの連携

 

また、同じくSainaさんが開発したSSSVJToolについてもこれもSpoutが常に飛んでるので、Senderを「SSS_Main output」にすると連携できます。

 

さすがにVirtualDJ+SSSVJToolとなるとゲーミングPCが必要にはなるのですが、汎用素材を複数扱いたいとか、Resolume買うお金はないけどリミックスやクラブのVJがしたいという人の選択肢にはなると思います。

 

ということでYouTube to SpoutとVirtual DJ等の連携についてでした。

 

 

わくわくMIDIコン図鑑(VJ編)

なんかMIDIコンが増えてきた。

 

機材オタクの宿命・・・

 

で最近VJ同士の交流も多いので、個人的所見も含めMIDIコン図鑑を作りました。

 

個人的な意見が結構はいってるのでそれだけ注意です。持ってない機種もあります。

APC40MK2とかLaunchControlとかは持ってないので又聞きの情報になります・・・)

 

ちなみに私はAKAI MIDIMIXNovation LaunchPad mini MK3を使ってます。

 

KORG

 

定番小型機ナノコンを中心にいろんなラインナップを展開してます。サブコンや初心者向けVJコントローラーとしてお世話になった人も多い、定番メーカーです。

 

 

①nano Kontrol2

定番、かつ入門機!です(D4DJでVJブースに出てくるコントローラーその1)

半導体不足により供給が不安定なこともありますが、生産は続いており、予備最小構成にもおすすめです。

 



 

最初のお供としてはとりあえず万人におすすめできるMIDIコンです。

 

VJとして使いたいTapBPMなどに使える左ボタン・各レイヤーのボタン×3・各レイヤーのフェーダー×8、各レイヤーのノブ×8と基本的なVJに必要な機能は網羅している印象です。

 

それなりの歴の人でもサブコントローラーとして使ってたり、ナノコンだけでやってる人もいます。基本的にはこれを最初に買って、ちょっとボタンやフェーダーが足りんな・・・と思ったところを買い替えたり補填する形になります。

 

持ち運びが楽で設営スペースがなくても運用できるのが大きいです。

 

フェーダーやノブは落としやすいので注意しましょう。

 

 

②nanoPad

 

 

小型パッド定番機です。わたしはレコボリリックのビートジャンプを振ってました。

 

 

 

 

押した感覚は下記のAPC miniやLaunchpadほど深くないですがそんなにミスタイプもしにくい気はします。

 

ページ変えられるのでいろんな使い方ができます。押したときエフェクト発動するように振るなど使い方はいろいろです。

 

また、使い方は難しいですがX-Y Padがついておりアナログに近い操作も一部対応しています

 

一応押した強さも感知できるらしいです

 

 

フィジカル(音ゲー的)なプレイをしたい人におすすめのMIDIコンです。

おしたときエフェクトをアサインすることが多いですが

VirtualDJやレコボなどのHot Cue/Beat Jumpを振るのもいいかもしれません

 

③nano Key2

 

 

本当はDTMとかのために音階を打ち込むキーボード型のコントローラーとして開発されたものですが最大の特性として「PCのキーボードっぽいストロークMIDI信号を飛ばせる」という利点があります。

 

VJではもちろん、キーボードマッピングだと曲名検索のタイピング中にHotCue等が発動してしまう・・・だけどキーボードみたいなストローク性と押した感じがほしい・・・というDJさんに愛用者たまにいます。VJでも使ってる人は見かけます。

 

ようはPCのキーボードを拡張する感覚で使いたい人にもってこいのMIDIコンです。

 

 

④nanoKontrol Studio

 

ナノコンよりもフェーダーとノブの作りがしっかりしてるのとジョグ(お皿)が1つあります。

 

また、癖はあるもののBluetoothを搭載しておりケーブルを使わない運用が可能です。

 

ページ切り替えができるので複雑な構成もいけるかも?

 

ジョグをTouch Designer経由でVirtualDJに振り分けて使ったりも考えましたが少しむずかしかったです。静電式でもないのでしっかり合わせたい人はDJ2Go2Touch等をおすすめします。各レイヤーボタンも4つに増えてたりページ機能が使えたりと使いやすい部分も多くなっています。

 

VirtualDJを介さずResolumeやGrandVJ、VDMXで直接MVPVなどを流す運用をする方はタイムラインにジョグが振れるので面白い使い方ができるかもです。

 

⑤nanoKey Studio

 

ナノキーの豪華版。キーボードを光らせることができます。

こちらもBluetoothMIDIが搭載されてるので工夫次第ではワイヤレス運用が可能です。

 

VJで使っている人はあまりみたことありませんがフィジカルなプレイに適した操作子が多く面白い使い方ができそうな機種ではあります。

 

Nano Kontrol Studio+Nano Key Studioでもそんなにかさばらず両方ワイヤレスでの運用が可能なのでこれらをセットで使ってる人もいます。

 

Nano Kontrol Studioと同じく端子がMicroUSBのため破損しやすい点は注意が必要かもしれません。

 

AKAI

 

AKAIは定番機とされているAPC40シリーズをはじめとし、いろんな価格帯のMIDIコントローラーを出しています。

 

APC 40 MK2

でたー!Resolume推奨MIDIコンMIDIコンの王とも言われてるやつです。とにかく操作子が多い、丈夫めと利点多めなのでプロレベルでのユーザーも多いらしいです。

が、値段が高い(25000-50000程度)のとデカいのが難点です…

 

 

ですが1台で完結することも多いし操作子が足りないこともそんなには起こらないため、最終的にこれに行き着く人も多いです

 

この大きさ・操作子数に対してバスパワー駆動のためMIDIコン数台使うよりも結果的に早く設営できる強みがあります。でかいMIDIコン使うな!と一時期話題になったりもしましたが大きさ的にもDDJ-400とかよりはさすがに小さいと思います

 

 

APC mini(MK2)

 

APC miniシリーズです。(APCminiは生産完了で今はMK2が出てます。)

多数のパッドフェーダーを搭載し、VDMXResolumeに適しているので結構ユーザーが多いみたいです。本日のVJブースタグでも割とお見かけする率が高いです。


最近、新しい機種のAPC mini MK2が出ました。ボタンがカラフルに光るなどの違いがあります。

各レイヤー8Pad使えるので、Resolumeのクリップ/Effect選択時に威力を発揮します。周りのボタン配置もいろいろ使いやすいです

フェーダーも9つついてます

 

ただ、ノブ(つまみ)がないのがちょっと使いにくいところです。

 

 

 

クラブ系VJだとLauchControlNanoKontrolなどのノブがついたMIDIコンと組み合わせたり、アニクラだとResolumeVDMX側にこれをつかってる人をよく見かける気はします。

 


MIDI MIX

 

9×3のノブと8×2のボタン、9つのフェーダーと「ツマミが多いのがいい!」って人向けのMIDIコンです(INOMUSICAの使用MIDIコンその1)

 

ツマミの背が低くツマミ同士の感覚が狭いので操作しづらかったりもしますがその分持ち運びしやすいのとAPCminiLaunchPadMini系と組み合わせるといい感じに設営できます

 

ちょっと大きくてもいいからもうちょっと操作しやすいのがいい!ってなればLaunchControlシリーズがおすすめです。可搬性とスペースパフォーマンス重視&エフェクトは入切くらいだよっって方はこっちでも。

 

簡易的なMIDI信号変更ソフトはついてますが複雑な振り分けは難しいかと思います。

 

 

④Fire

 

FL Studio用に作られたコントローラーですがVJソフトにも使えます。

 

使ったことはないですが・・・

 

4×16のレイアウトがResolumeと相性がいいので使いやすく、その他上にノブがあり下に丈夫なボタンがあるのが強みです。

 

ボタンがAPC Miniよりは大きく、押しやすいとされています。

 

ボタンを思い通りに光らせるのが大変らしいです(某VJさん談)

 

 



 

⑤LPD 8

 

小型の8ノブ8Padのコントローラー。割と安価です。

 

ツマミの感じがmidimixより軽いのと、Padの押した感じは不安だと言われています。

 

大きさ的には厚みがありKorg Nanoシリーズより少しだけ大きい印象を受けます。

 

◆Novation

①Launch Control

偏見ですがVRとかやってる人にユーザー多いような・・・

ボタンや操作子数はmidi mixと似た感じですが各ノブがmidi mixよりは背が高く回しやすいとされています。(ノブ同士の感覚は狭いです)

 

あと各ノブの下のランプの色をカスタマイズしたりもでき、カスタマイズ性はmidi mixより上です。大きさはmidimixよりも大きいです。

 

MIDIMIXくらいツマミがほしいけど操作性もうちょっといいのがほしい・・・って人向けのMIDIコンかなと思います。

寸法的には下のLaunchPad Pro/Xとかと一緒に使うとしっくりくる感じになるかと思います。

 

②LaunchPad Pro/X/mini

 

 

8×8の正方形パッドがついた機種です。

パッドの色分けや信号の細かなカスタマイズができます。

(なんと1列をフェーダーのように使用することも可能)

 

Pro、X、miniとあります。上位機種だと押した強さの感知も可能です。

 

Padの押し心地に関しても概ね好評です。

 

VJソフトのクリップ選択の他、押したときにエフェクトを発動するボタンを作って色分けをしたりいろんな使い方ができます。

 

設定できる色も豊富なので、クリップやストロボの色をコントローラーに実装したりも使い方としてはありです。

 

ソフトの組み合わせ次第では複数ソフトにアサインすることも可能です。また、3ページ分のアサインができるので状況やジャンルに応じた対応もできます。

 

スペースに対して機能がかなり多く、持っておくといろんな運用ができる強みがあります。

 

ノブやフェーダーといったアナログ操作子がないというのが欠点で、単体運用するのはかなり難しいと思います。

 

midimixの隣に置くならLaunchPad mini、LaunchControlと組み合わせるならLaunchPad X、APC 40 MK2と組み合わせるならLaunchPad Proが寸法的にいいかな?という感じです。 

 

Native Instruments

 

Traktor kontrol F1

 

DTM/DJ用に作られている印象ですが、VJとしてのユーザーも多い名機です。(D4DJのアニメでVJが使ってるMIDIコンその2)

 

ページ切り替えの概念があり、4LayerながらたくさんのLayerを操れます。また、Shiftキーを搭載しておりそれとボタンの組み合わせでいろんなことができます。

 

フェーダーやボタン・ノブの質や大きさの観点から、音ゲー的プレイをするのに向いているMIDIコンの一つです。

 





丈夫さも各操作子の大きさも申し分ないですが、スペースはそれなりにとります。

 

Traktor kontrol X1/MK2

 

X1はエンコーダ呼ばれるツマミがあり、

MK2になるとタッチストリップというサーチ用のエリアがついてます。

 

この部分が便利で、VirtualDJやVDMXで素材の頭出しに使える可能性があります。(設定はやや難しいかもです)

 

 

◆その他

①DJ Tech Tools MIDI Fighter

 

 

格ゲー風のボタンの押し心地でMIDI信号を飛ばせる風変わりなコントローラーです。

 

イルミネーションも面白いです。

 

高価・大きめではありますが押したときに映像を切り替えたりエフェクトをかけるフィジカルで音ゲー的プレイをするVJさんに愛用者がいます。

 

MIDI Fighter Twisterという機種だと各ボタンに捻りの成分があり、回すことでパラメータの調整も可能です(が格ゲーコン感は薄れるかも・・・)

 

フィジカルな操作に特化しており、見た目もいいコントローラーのひとつです。

 

 

Arturia BeatStep

 

 

コントローラー自体にステップシーケンサーが搭載されているMIDIコンです。

 

ステップシーケンサーがそもそも公式実装されていないResolumeやGrandVJなんかと組み合わせるといいかもしれません。

 

ツマミも多く、工夫次第では面白い使い方ができるかと思います。

 

 

Keith MacMilen Quneo

 

筆者が今いちばん触ってみたいコントローラーNo.1

 

見た目がもう特殊ですがフェーダー的なもの、ロータリーセンサー的なものなどをいろいろ搭載した新感覚コントローラーだそうです。

 

詳しくは以下の記事にて。

 


 

出っ張りがないので持ち運びにも最適、各種3Dマルチパッドによりいろんな操作が可能です。

 

ただ操作している感は薄そう・・・ブラインドタッチ的なコントロールはおそらく難しいと思います。

 

④Worlde EasyControl

 

ナノコンのパチモン Korg Nanokontrol2に大きさも配置もなんとなく似ているコントローラーです。

 

実際のところクロスフェーダーやエンコーダーがひとつついてたり、フェーダーとノブが9個だったりとちょっとした違いはあります。

 

ただ、結構ナノコンが2台欲しいなというシチュエーションも多いので、2台だとややこしい・・・2台とも黒がいいけどシールで区別とかはややこしい・・・的なVJさんの一部に定評があります。

 

あとクロスフェーダーやエンコーダーは面白い使い方できるのでは?と思います。

 

 

作りはナノコン2より弱めです。

 

BEHRINGER X-TOUCH mini

 

つまみがエンコーダ(無限に回る)のが特徴で、VJソフト等からパラメータを返せます。止まるところがないのが利点でもあり欠点でもあります。

 

大きさはナノコン等よりは大きいです。

 

素材の割合とかを微調整的に調整したい人とかHue Rotate等のエフェクトで色切り替える人とかと相性いいかもしれません。

 

 

 

DJ型MIDIコン

 

アニクラ×VirtualDJや決まった映像を出すのに便利なDJ用MIDIコンについてです。

VJに使用するものということで小型のものを紹介しています。

 

Numark

 

小型コントローラーやスタンドアローン機といったらNumarkみたいなところがあります。特にDJ2Go2Touchはこの大きさの競合機種がないのもありアニクラVJの間では定番機です。

 

①DJ2Go2Touch

 

DJ2Go2 Touchは静電機能がついてから定番機種のひとつになりました。

(一時期はこの機能欲しさに海外のMIDIコンをチェックしていた人もいるとか・・・)

 

その前の機種であるDJ2Go2やさらに前のDJ2Goはタッチセンサーないので指を置いても再生が止まりませんが頭出しだけなら機能としては十分だと思います。

 

 

ボタンの作りは正直よくないところもあるのですが「小型でプラッター(お皿)がついている」というVirtualDJでVJをするために適しておりVirtualDJにもマッピングが存在するのでアニクラVJでVirtualDJを使うならこれ!ともいえる機種のひとつです

 

各レイヤーのボタンもモード切り替えがあり、HotCueからエフェクト切り替えまでいろんなことができます。

 

②PartyMix

 

 

DJ2Go2だと小さくて操作しづらい!って人はPartyMixは大きさがちょうどいいので選択肢に入ると思います。

 

昔はタッチホイール対応じゃありませんでしたが現在の最新機種であるPartyMix IIであればタッチホイール対応です。(ただ値段も少し高くなってます)

 

あとブースで光るのでテンション上がります。

 

◆Pioneer

 

DJ機材ではおなじみの機器メーカーです。

最近小型機種を出してくれません。が中古での商品の出回りはあり入手は可能です。

 

RekordboxVideo・Lyricのプラッター(お皿)はPioneer純正のコントローラーでしか動かないのでDJコントローラーでRekordboxVideoを操作したい人はほぼPioneer製コントローラーしか選択肢がないことになります。

 

①DDJ-WeGoシリーズ

 

割とVJユーザーも多い小型MIDIコンです。中古が安く作りもいいかと思います。

 

タブレットスマホのスタンドもあるのでTwitterや推しVTuberの配信見ながらセットリストみながらのプレイにも適しています。

 

DJ用の予備MIDIコンとしてももちろん使えます。

 

②DDJ-200

 

結構ニッチな用途の機器(オーディオインターフェースがないので・・・)です。

 

WeGoシリーズよりパッドは多いのでいろいろアサインできるんじゃないかというのはあります。

 

むしろRekordbox/VideoをVJで使う人向けの機器なのでは?感もあります

 

作りはWeGoシリーズとかに比べるとプラスチック感が強く、弱い印象を受けます。

 

オーディオインターフェースがなくDJ用の予備のMIDIコンとして使えないのが痛いところです。

 

余談ですが、Pioneer製MIDIコンとしてDDJ-400DDJ-FLX4をVirtualDJやRekordboxVideoで使うのももちろんありかと思います。それ以上大きいMIDIコンも使えることには使えますがスペース的に置けないことがほとんどです(DDJ-1000とかも使えないこともないけどDVJならともかくVJが使ったらデカすぎると思います)

 

◆その他

 

Korg KAOSS DJ

 

 

小型DJコントローラーVirtualDJ/Serato Video等向きです。

 

ジョグの部分静電式のため出っ張りがないので持ち運びがしやすいとされています。

 

実は簡易ミキサーとしても使えるたのしい一台。生産終了していますがVJ用としての愛用者も結構います。

 

 

大きさとしてはPartyMixやWegoシリーズくらいで、とてもちょうどよいと思います。

操作性は独特と言われていますが触ってみたい機種の一です。

 

②Hercules Starlight Control

 

 

一時期DJ2Go2Touchが出るまでは小型DJ用コントローラーに指を置くと止まる静電対応がなかったので一部のVJから支持のあった機種のひとつです。

 

大きさはDJ2Go2シリーズよりは大きくDDJ-WeGoよりは小さいくらいでちょうどいい感があります。

 

作りもDJ2Go2シリーズと比べると丈夫らしいです。

 

◆結局どれを選べばいいの?

 

#本日のVJブース または #今日のVJブース で検索してみてもわかる通り、みんながみんな同じというわけではなく正解はありません。

 

割とどのMIDIコンも一長一短あり、また、共演するDJの流す楽曲ジャンルによりプレイスタイルやどの操作子が必要かは変わってきます。会場ごとのスペースにより、置けるMIDIコンが限られることも珍しくありません。

 

なので、シーンに合わせて自分にあったMIDIコンを選択しましょう。

 

・・・と書くとなにも情報がないので一応当ブログなりの見解を述べさせていただくと、

 

「最初のお供」としてはNanoKontrol2 をおすすめします。

 

将来的にナノコンを使わなくなる人も多いんですが、まず自分のスタイル的にどの操作子が多いほうがいいかを見極めるためにNanoKontrol2はいちばん最適だと考えています。なぜかというと①ボタン・フェーダー・ノブがある ②価格が比較的安い ③どの会場でも設営ができる という視点からです。

 

やってて物足りなくなったら次のMIDIコンを選べばいいと思います。

 

・フェーダーやボタンが大きい方がいい!→Traktor Kontrol F1など

・各レイヤーのボタンがもっとほしい→APCMiniやLaunchPadシリーズなど

・ノブ(つまみ)がもっとほしい!→MIDIMIXやLaunchControlなど

 

という風にスタイルを模索してから次のMIDIコンを考えられるという強みがあります。

たとえばAPCMiniを使ってて実はノブが必要だった!となったら他のMIDIコン使うしか方法がありませんし、LaunchControlを使ってて無駄なノブが多すぎる!ってなることもあります。

 

また、スペース的に限られていることがある場所での簡易VJシステムをNanoKontrol2で組んだり、操作ごちゃごちゃでわからなくなったときに原点に戻ってくるためにNanoKontrol2で足りるシステムを作ったりするのにもいいかなと思っています。

 

また、予備のMIDIコンとして価格帯的にも優秀です。

 

あと大事なのが押したときの感覚とかノブの感覚とかがどのMIDIコンも違う!ということです。

 

上記でいうと、NanoPadとLaunchPadとAPCMiniのボタン部分の押した感じはすべてちょっとずつ違います。APC miniとLaunchControlのノブの感じも違います。FPSでキーボードこだわってる人はこの感覚わかりやすいと思います。

 

ノブやフェーダーの重さ軽さ・ボタンの押し心地や間隔など好みが人によってありますので、実際の店舗に行って触ってみるなり、迷惑にならない程度に他のVJさんに申し出て触らせてもらうなりして選ぶのがいいと思います。

 

ぜひ自分にぴったりの一台を見つけてみてください。拙い記事でしたが、この記事がみなさんのMIDIコン購入の参考になれば幸いです。

 

 

 

2023のブラックフライデーまとめ(VJソフト関連)

これは2023年もだけど来年BlackFridayになったときにセールいつからはじまったっけ・・・?

を見返すための記事です。

 

例年ですがBlackFridayになるとVJソフトやVJ素材・DTM関連ソフトなどが割引になります。

 

例年VJ系のDiscord等において、BlackFridayって始まったんでしたっけ?セールってやってるの?って話題が割と盛んに行われているので、ちょっと2023年のものをまとめて、目安いつから始まるのか?を記録しておこうと思います。

 

この記事を見て即座に買う人は2日以内とかに買わなきゃいけない可能性もあるので、注意が必要です。

 

BlackFridayってそもそもいつなんですか?

 

まずはじめに。BlackFridayの定義から。

 

ja.wikipedia.org

 

このWikipediaを見るとわかりますが、ブラックフライデー感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日のことです。

 

つまりは2023年ならこの記事を執筆するちょっと前の2023年11月24日(金)になります。

 

来年2024年であれば2024年11月29日(金)が定義上そうなります。

(緑枠が第4木曜日、赤枠が定義上のブラックフライデーです)

 

余談ですがブラックフライデーの翌週月曜日はサイバーマンデーと呼ばれ、ソフトウェア関連は一般的にはブラックフライデーサイバーマンデーまでセールが行われることが多いみたいです。

 

 

 

ブラックフライデーきたけどVJソフト割引にならんやん!!って人もいるんですが、VJソフトは海外製のものも多くそのソフトが開発されている国の時差が関係してくるので、一般にある程度の時間の遅れがあります。なので日本の時計を見て0時0分にブラックフライデーまでカウントダウンしたところでセールが開始されるわけではありません。

(あとサイト更新する側も人間なのでカウントダウン的に始まるわけでもないです。割と少ない人数で開発と販売を行ってるVJソフト屋さんもあるので・・・)

 

たとえば、日本を基準とすると

Resolumeオランダのソフトなので8時間、

VDMXアメリカのソフトなので14時間のギャップがあります。

(グローバルな視点を持ちましょう)

 

各販売サイトのブックマークと会員登録をした上で情報が出るまで気長に待ちましょう。

 

また、割とソフトメーカー側も気まぐれがあります。VDMXの場合最近はBlackFridayで割引を行うようになりましたが前は春に割引を行っており秋にはセールを行っていませんでした。

 

なのでVJソフトがBlackFridayで割り引かれる!って情報はあくまで例年のもので、必ず割り引かれるわけではない、ということにご留意ください。

 

2023年のセール開始時期のまとめ

 

根本的なお話、VJソフトってどれがいいんですか?は過去記事をご参照ください。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

1.Resolume

 

当ブログでも紹介しているResolumeですが、3ソフトの中でも一番割引の期間がシビアです。

 

2023年は1日早かったような・・・?

一般にオランダ時間での金曜8時くらいからセール開始されることが多いです。

 

割引率は50%、学割併用で75%となります。

 

割引期間は2023年の場合BlackFriday~翌週月曜日までの3日間のみでした。

 

日付でいうと2023/11/24(金)~2023/11/26(月)ですね。

 

 

www.resolume.com

 

実際の価格は

 

Resolume Avenue

299ユーロ→149.50ユーロ(2023年のレートで約49000円→24500円)

 

Resolume Arena

799ユーロ→399.50ユーロ(2023年のレートで約131000円→65500円)

(学生はさらに半額)

 

となります。また、アップグレードする方はそちらも割引となるのでこのタイミングでしておくといいでしょう。(アップグレードしなくても現行Verは使い続けることが可能です)

 

ライセンスを増やしたり、AvenueからArenaへアップグレードしたりなども安くなります。サブPCで使うためのライセンスがほしい!ならShopからログインした上でUpgradeをクリックするといけます。

 

 

また、Resolume公式サイトで販売している素材もこのタイミングで50%OFFとなります。

 

 

www.resolume.com

 

PCのライセンス移行も割と簡単な部類なので、PCをこれから買ってVJに備えるという人やこれからPC買い替える人もこのタイミングで買ってしまってOKだと思います。

 

 

2.GrandVJ

 

GrandVJは日本語サイトからでも割引購入ができること、ブラックフライデーセールがほかソフトより早めなことから購入しやすいです。割引率は50%で、円安の影響も受けにくいので結果このグレードのソフトでは一番安いソフトになってしまいました。

(ただし学割併用はできません)

 

¥44990→¥22495となります。(円表記分かりやすい!)

 

割引期間はブラックフライデーの1週間前からスタートし、割と長めです。

セール開始が早いこともあり割り引かれるVJソフトがこれだけと勘違いしてこっちを買う人もいます

 

2023でいうとX(Twitter)を見ると2023/11/17からセールを開始しているみたいです。

ちょうどブラックフライデーの一週前からですね。

 

終了は分かりませんがおそらく割引期間は

2023/11/17(金)~2023/11/27(月)

が割引期間かと思われます。

 

 

 

dirigent.jp

 

ただし最近PCを買い替えた人・これからPCを買い替える人は注意が必要で、

 

「現時点では、macOS 11 Big Sur以降、およびApple Silicon M1チップ、またWindows 11には対応しておらず、正常に動作いたしません。」

 

とあります。古めのPCをVJ用に転用するとかならアリですが、PCを新品に新調するという方はResolumeとかのほうが現時点ではおすすめです。

 

3.VDMX

 

2023年はセール開始がやや遅かったのもあり今年は割引されないのかな・・・?と話題になってたりもしましたが、11月24日時点で割引きました。(上記の通り時差の関係でおそらくブラックフライデー翌日の14時頃セールがスタートする感覚でよさそうです)

 

 

vidvox.net

 

サイトを見ると2023年はセール終わりが12/1となっておりResolumeやGrandVJに比べると遅くまでセールをやる傾向に2023年から転向したようです。

(Resolumeを買い逃した人に買わせようとしてる・・・?)

 

よって割引期間は日本だと

2023/11/24(土)~2023/12/1(月)(時差を考慮すると2日まで?)

となります。

 

金額は100$引きで、学割も併用可能です。Resolumeとは異なり、元の学割価格である199$から100$引いてくれるので、学生は99$で買うこともできます。

 

(飢えたアーティスト割といってVDMXの使い方やどう使うか等を記事や動画にしたりすると学割価格で買える制度もあるらしい・・・です)

 

なので、価格としては

$349→$249(2023年のレートで約52000円→約37000円)

 

学生は

$199→$99(2023年のレートで約30000円→約15000円)

 

となります。

 

Resolumeに比べると一般の割引率が低めに見えますが、3ライセンスついてくるという強みがあります。(他の人への譲渡は規約違反になる可能性もあるのであくまで自分のPCで使ってください)

 

ただしライセンス移行はResolume等よりは面倒な手続きが必要なので、PCを移行する方やこれから買う方は、買ってからライセンス認証するのを推奨します。

 

(追記)

VDMX6が登場し、$99でいつでも買えるようになりました。そのため、今後はブラックフライデーのような期間限定のセールが行われないことも予想されます。

 

 

4.VirtualDJ

 

ブラックフライデーってVJソフト割引になるんですよね!じゃあ僕はアニソンVJなのでVirtualDJをブラックフライデーで買ってVJを始めるぞ!

 

って人たまに見かけるんですが

 

結論から言うと「買い切りのVirtualDJ(Infinity)はブラックフライデーの対象外」です。

 

 

例年だと1ヶ月だけサブスクが5$になるよとかとかあった気がするのですが、2023年は音沙汰もありません・・・

 

いずれにせよ、VirtualDJ Infinity(買い切り)が割引になったり、サブスクが2ヶ月目移行も割引になったパターンはここ数年ないので、他のVJソフトほどセールはしてくれないという認識でいいと思います。(そもそもDJソフトですし・・・)

 

円安で値段自体が上がっていますが、ドルが少しでも安くなったタイミングで買い切りしてしまうのがベターかと思われます。

 

 

 

 

ここから先は番外編でVJソフトではなくVJ関連ソフトとなります。

 

5.MadMapper

 

プロジェクションマッピングや複数画面投影を行うソフト、MadMapperもブラックフライデーで割引になります。

 

 

 

 

madmapper.com

 

割引率は20%とほかのソフトよりも低めですが、プロジェクションマッピングをしたい、複雑な複数面投影をしたいという方はこのタイミングで買うのをおすすめします。

 

一応2ライセンスついてくるみたいです。

 

449ユーロ→359ユーロ(2023年レートで73500円→59000円)となります。

 

時期は公式サイトを見ると11/28(火)までみたいです。

 

6.Adobe Creative Cloud

 

VJで直接使うソフトではなく関係するソフトという意味でここで紹介しますが、

After Effects等の動画作成ソフトを含むAdobe Creative CloudBlackFridayの割引対象になります。

 

この時期に契約すると月6400円のサブスク料が3960円になるらしいので、動画制作をAfterEffectsで行っている人はこの時期の更新がおすすめです。

 

 

www.adobe.com

 

セール期間は2023/11/17(金)~2023/11/4(月)までとのことでした。

 

ちなみにAmazonで買い切り版で買うともう少し安く済むみたいです。

 

 

 

 

https://www.amazon.co.jp/Adobe-Creative-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88-Windows-%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E7%89%88/dp/B08KJZWLL6/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=3SS09L1K5UR1X&keywords=Adobe&psr=EY17&qid=1700863337&s=black-friday&sprefix=adobe%2Cblack-friday%2C163&sr=1-1&th=1

 

割引率は35~38%ほどらしいです。

 

Adobeの場合春にもセール実績はあるのでその時期に更新もありかとは思いますが、Resolumeなどの更新タイミングと合わせたければブラックフライデーの時期がおすすめです。

 

 

まとめ

 

まとめるとこんな感じです。

・2023年のブラックフライデーは11/24。2024年は11/29。

・Resolumeはブラックフライデーサイバーマンデーまでの金土日のみと購入タイミングがシビア

・GrandVJは早めにセール開始される

・VDMXは時差の関係もあり遅めにセール開始される

・VirtualDJは一ヶ月のサブスクのみ割引になり買い切りの割引はなし

ブラックフライデー翌日の土日が購入タイミングとしては最適

・MadMapperやAdobeCC(AfterEffects/Premire)もブラックフライデーの対象

 

VJソフト買ってみたい!って人はぜひこのお得な機会を狙ってみてください。

ということでブラックフライデーの記事でした。