以前当ブログでもステップシーケンサーを紹介しましたが、もうちょっとスマートな方法がResolume7以降で使えるようになったので遅ればせながらまとめさせていただきます。
以前書いた記事はこちら。
上記のよく使われているステップシーケンサーは
・ズレる
・重い
下の邪道系ステップシーケンサーは
・制御が大変
・割合合成とステップシーケンサーの切り替えが苦戦する
などの問題がありました。
Resolume7以降のお話にはなってしまうのですが、あるVerからVideoRouterとEnvelopeでステップシーケンサーが作成できるようになりました。
遅ればせながらその方法を共有させていただきます。
(どのVerかの情報が見つかりませんでしたが・・・)
1.ステップシーケンサーを入れたいLayerに「Sources」→「ROUTING」から「VideoRouter」をドラッグアンドドロップします。
2.右下の「Clip」のInput横の歯車マークから「BPM Sync」「Envelope」
を選択します。
3.Envelope右下の「P」から「Digital」を選択します。
4.Inputが1拍目でLayer1、2拍目でLayer2...となるように調整します。
下のValueのところにある+-ボタンで微調整効くので下図のようにします。
動いて作業しづらい!って人はInput下の一時停止ボタンを押して止めておくと作業が楽だと思います。(ただし調整後再生ボタンを押し忘れないよう注意してください。)
うまく1→2→3→4と切り替われば完成です。作成したVideoRouterは名前をStepSequencerとかに変えてわかりやすくしておくといいと思います。
StepSequencerを使いたいときは今作成したStepSequencerを選択し、フェーダーを上げるだけです。ボタンでONOFFしたいときはMIDIコンつかってToggleなどを使って設定してください。
応用例としてですが、1→2→3→4のステップシーケンサーのほか、1→4→3→4みたいなステップシーケンサーも作成可能です。2拍ごとに強い音があるようなジャンルだと有効だと思うので、使い分けてみるのもありかと思います。
注意点ですが、Layerの追加や削除を後で行ったりすると参照するLayerが変わることもあります。コンポジションを変更した際には念のためStepSequencerの参照先が変わっていないか確認することをおすすめいたします。
後日こちらを搭載した新コンポジションを公開する予定です。もう少々お待ち下さい。
ということで以前よりも軽くて制御のしやすいステップシーケンサーの作り方でした。