どちらかというと論的な話だし諸説あるのでなんともですが、汎用素材のフォルダ分けをしてそれが結構使いやすかったので、わたしはこう分けてるよ〜というのを書いてみます。
素材分類しとくと楽です!
たとえば空(そら)の素材を当てたい!とか。なんかクラブっぽくしたい!とか。前はフォルダから探すのが結構めんどくさかったのですが今は少し楽になりました。
まず前提として「素材の色で分ける!」は思いつくかもしれませんが、ResolumeにはColorizeやHue Rotateなどの色変えエフェクトがあるので、色はあんまり関係ないです。(もちろん色で分けるのもあり)
詳しくは「素材の前加工」についてを参照。
特にHueRotateは便利で、青い空を赤く染めることもできます。
本題。
素材をこんな感じの基準で分けます。
①素材が名前のある物体や事象であるかどうか
一番大事です。空や羽や時計には名前があります。(こう書くと詩人みたいだな…)こういう素材を便宜上具体素材と呼ぶことにします。具体素材は歌詞や曲名にそのワードが出てくるとき武器になります。
②素材がかっこいいかかわいいか
かっこいい系の素材(クラブっぽいやつ、サイケとかで電子音楽で使えそうなやつ)、かわいいやつ(エレクトロやポップス、KawaiiFutureBassに合いそうなやつ)など用途別に分類。
③素材がメインになるかエフェクト/背景っぽいか
素材が単体でも効くメインになるものか背景か、他の素材と組み合わせて効果を作り出せるものかで分けておくと便利です。
④白素材はいろんな使い方あるので別フォルダに
白素材に関してはビートマーカーとして使ったり、マスク用の素材にしたりといろんな使い道あるのとどんな素材にも重ねられるので、フォルダとしてまとめとくと便利な気がします。
これらを考慮して素材をフォルダ分けしたら私はこうなりました。
もちろんこれが正解じゃないんですけど、個人的にはこれやったらスッとセットが組めるようになりました。
①Animal
クラゲ、魚、犬、猫などの動物素材を入れておきます。
かわいい曲や犬や猫に関する曲なんかで飛ばすと結構アクセントになるかと。
海洋生物の素材なんかもアクセントに使うとクラブを水族館にできるのでおすすめです
②Bio
細胞や顕微鏡とかのイメージがあるもの。アンビエントとかに相性いいかな感があります。
③Effect/Lightning
絵に対していい感じに光あてたり、動きを加える系の背景素材。サビや楽器が増えたところとかで一段階素材加えてさりげなく変化させたりに最適です。
オーディオスペクトルと呼ばれるものです。ソフトから作ってもいいのですがその曲のものじゃなくても他の素材とたすと音楽~って感じがします。
夜景+オーディオスペクトルとかもよく使ってます。
⑤Fire
名前の通り火です。ユーロビートとか火が出てくるアニメの曲とか(灼眼のシャナ、炎炎ノ消防隊等)でよく使います。
実は自身のイベント(オタドア)で特撮を使う人がちょっと増えたのですが、特撮に結構合うみたいです。(ダイナマンとか)
⑥Fog
霧っぽいふわふわとかを入れてます。バラードやチルなんかで使えます。
あと泣きメロがあるハウスやアニソンなんかでもいい感じに演出できます。
⑦Galaxy
スマホ。ではなく宇宙や天体や星などを入れてます。
フューチャーベースとかドラムンとかのなんか宇宙船に乗って駆け抜けるイメージの曲とか、星に関するアニソンとかで活躍。
なんか宇宙とか未来感のある曲で投影するといい感じになります。
⑧Game
ChipTuneとかピコピコしてる曲とかゲームミュージックなんかで使います。
8bit-16bit感(つまりファミコン~スーファミ)感ある素材とか、あとはポリゴンで具体的な物体を表示しておりゲームっぽい素材がこのフォルダに入ります。
⑨Glitter/Particle
キラキラしてる素材の中でも点っぽい、ラメっぽい感じの素材が入ってきます。
⑩Lazer/Cyber
クラブ系の素材の中でも質量がなさそうな光や抽象画の表現のものが入っています。いわゆるトランスやEDMとかで活躍するクラブ~な素材です
⑪Machinery
立体構造物や機械っぽい素材がここに入ります。歯車とかもここかな。
Industrialとかロックとかハードコアとかで活躍します。
スチームパンクやSFなアニソンでも結構相性がいいです
⑫Marker
白素材や背景の黒部分を透過して使うタイプの素材が主に入ってきます。主に他の素材と組み合わせてリズムを作ったりできます。
BPM連動のものも多いのでジャンル問わず大活躍する素材です。
私はMarkerにまとめてしまってますが、MaskやTransition向けの素材を豊富に持っている方がいればこちらもフォルダ分けしておくと使えるでしょう。
⑬Nature/Plant
実写の植物の素材が入ってきます。
花とか緑とか。
これもチル/バラード系で使えます。
桜とかひまわりとか紅葉も入ってるので、季節感ある曲で大活躍します。
実はアニソンとかでも結構活躍の機会が多いです。
⑭Night
夜景や夜の街の素材です。
雰囲気のいい曲、夜が舞台の曲、Hip-Hopなどで使います。この素材使う曲は総じてBPM80-115くらいが多い気がする。
バーカウンターでお酒飲みたくなる曲なんかに使うと効果的です。
トレンディーなJ-POPにも使えます。
⑮Number/Clock
数字とか時計の素材が入ってます。SFな曲とか、タイムリープ要素のあるアニメとかにぴったりです。
クラブミュージックでも未来感ある曲とかで活躍します。
数字がクルクル回るだけでもいわゆる中二感みたいのが出るので、効果的に演出できます。
⑯Object
具体的に名前がある構造物を放り込んでます。羽、ピアノ、パスタなどなど。
⑰Oriental
和風柄や鳥居など和風~な素材が入ってます。
登場人物が和服着てるアニメとか音に三味線が入ってる曲とか、妖怪あやかしと戦うアニメとか。
実はクラブミュージックでも和風の音が入ってる曲多いので、効果的に使えると心強いグループです。
⑱Picture
昼の街などどこにも分類されない実写素材が入ってます。
遠景とかをなんとなくここに入れてます。日常ものとか、都会で社会人が頑張る系の曲?とか昼要素の強いシティポップとかでたまに使います。
⑲Pop
色が強めのパステル~な素材とかハートなどのかわいい素材が入ってます。
アニソンでも可愛い系の曲が多いので大活躍のグループです。
⑳Sky
青空(たまに夕空や曇り)の素材が多々入ってます。
エモい曲、青がイメージの曲はもちろん、アニソンのVJを汎用素材でやるならほぼ必須の素材です。
なぜならかなりの曲が青空のある空間を走ってるからです。
少年誌ロックやきらら系楽曲のサビ前に飛ぶやつ、空がテーマの作品、などひたすら色んな曲に使えます。
㉑Smoke
煙です。どちらかというと効果って感じで使ってる気がします。
HipHopとかでも使えます。Fireと組み合わせても面白いかも。
㉒Texture
ベタ塗りな背景っぽい素材を入れてます。
私はRekordBoxLyricを使うので、レコボリリックや白素材で切り取って使うといい感じの素材をここに詰めてます。
㉓Thunder
電気、感電っぽい素材を入れてます。ビリビリ。
電気に関する曲とか(ようは超電磁砲とか)、あと音がビリビリしてる曲とか、エレキギターとかそういうのに使ってます。
㉔Tunnel
BPM依存感の少ないトンネル素材を入れてます。
ハードコア、ドラムンベース、ロックなど活躍機会が非常に多いです。空間の奥行きを使えるので立体感も出るし曲が進む感じがするのでかなり多用してます。
㉔Water
水に関する素材です。海や水に関する曲はもちろん、プログレッシブトランスとか夏の爽やかな曲にも合います。
水中っぽい曲って思ったよりも結構あるので結構使用頻度は高めです。
㉕Weather/Season
雨とか、あと季節感のあるものを入れてます。例として雪とか。
晴れ以外の天気とか桜や紅葉とかクリスマスも私はここに入れてますね。
こんな感じです。見ての通り、めちゃめちゃ雑に分類しているのですが、同じグループのものをResolumeでも近くにおくことにより以前よりは適当に素材おいてもそれっぽい表現ができるようになりました。
まとめると、
・クラブ系と実写系で分ける。あと用途とかジャンルとか。
・抽象物か具体的なものかで分ける
・ポップなものとかっこいいもので分ける
・RPGでいうところの魔法属性に従って分ける(火、水、草、雷とか)
・他の素材と組み合わせるかで分ける
・何でも使えるトンネル系とエクスクルーシブな素材(物質・具体物)で分ける
・ここぞというときに使いたいやつ!(季節・天気・キーワードで出せるようにしとく)をまとめておく
みたいなスタンスで自分なりにフォルダ分けしておくと、目的の素材が探しやすくなると思います。
特にアニソンやVTuberやボカロなどの分野で、曲がクラブ寄りとは限らない場合、結構素材の感じも1セット内で大きく変えることになるので、アクセスしやすいよう整理しておくと、かなり楽になると思います。
ということで、自分なりのフォルダ分けの紹介でした。