ごーぐる部-「ゼロ(円)から始めるVJ生活」

初級者でWindowsなアニソンVJが自分なりにいろいろ書いた備忘録。Resolume/RekordboxLyric/OBSVJ等の記事が多めだと思います。

目次

目次的な記事です。

 

はじめに

このブログは主にWindows環境における各種ソフトの使い方を記したものになります。

近年だとアニクラ等かなりの割合のイベントでVJが必要になることが増えてきました。

また、2020年の配信ブームにより配信等でもDJ文化が発展してきており、VJをつけたいという声もちらほら聴かれるようになりました。

 

その一方でDJ人口の増加に対し、VJ人口が追いついていないのも事実でして、やはり「難しそう」「敷居が高そう」というのが理由でなかなか増えないみたいな現状がありました。実際、VJはじめるときには私も情報収集に苦戦したところはあります。特に初心者~中級者向けの情報は少なく、試行錯誤しながらいろいろやった覚えがあります。

 

そういった経験から立ち上げたのが当ブログです。せめてその最初のステップだけでもお手伝いしたい。専門家ではないのでまだわからないことも多いですが、「生徒目線で他の生徒のために書いたいい感じのノート」を目指していきます。文体が独特だったり読みにくいところもあるかもしれませんがみなさんの力になれば幸いです。

 

注意

・当ブログではアニクラVJとアニソンRemixVJを想定して記事を書いております。

クラブ領域に関してはアマチュアレベルを想定して書いています。

プロレベル、商業レベルでのVJに関しては記事を鵜呑みにしないほうがいい点も多々ありますので、あくまでに参考として読んでいただければ幸いです。

・使い方を広く知らせるというのもこういう情報ブログの役割ではあるのですが、まずは動かしてみる、それっぽい絵を出してみるという視点でいくつかの記事は書いてあります。わかりやすさのために例題的に書いてある記事もあり、これが正解というわけではないので、他の基礎ブログも参考にしてみてください。

 

 

1.VJ基礎関連

老若男女におすすめのとりあえず「始める」「これからはじめたい人」向けのシリーズ。

 

 

 

 

 

PCやMIDIコントローラーの選び方です。今のところ2022時点。

 

 

 


 

 

 

ソフトの選び方です。無料や低価格ソフトについても。

 

 

 

 

打ち合わせについて。オーガナイザーさんや会場側の方も読んでもらえるとありがたいです。

 

視覚効果について。PCの初期設定として割と重要です

 

 

2.Resolume関連

愛着の湧きやすいVJソフトことResolumeの記事関連。実用中心です。

 

 

基礎操作・実用操作例系

Resolumeの実用操作を思いついた限り記したものです。

 

 

アニクラ

PV原画等ある時向けのVJ方法(Spout等)についてです。

クラブミュージックよりアニクラで使いたい人向け。

 

制作物

Resolume向けのサンプルコンポジション、エフェクト等です。Resolume7向け。

 

 


その他ツール連携

 その他ツールを使ってResolumeを楽しくする方法が書いてあります。

 

 

 

 

 

 

3.RekordboxVideo/Lyric/AWA

RekordBoxLyricに関する記事です。

RekordBox Lyricは2024年11月にサービス終了し、歌詞の取得ができない状態となっております。

(以前に取得した歌詞は投影可能)

この記事は残しておきますが、現在では同様の運用は不可能となります。

読み物としてお楽しみください。

 

基礎系

基礎的な操作方法はこちらを参照してください。

VJさんとの連携手順についても書いてあります。

 

 

 

Rekordbox Video

 

 

 

応用系

ちょっと凝った表現したい時などに読んでみてください。

 

 

 

配信系

RekordboxLyricを配信で使いたい人向けです。DJさんにも。

 

 

4.OBS Studio&VLC

無料、ノンロゴでシームレスな映像オペレーションをするためのシステムづくりについてです。また、OBSとVLCはResolumeと一緒に使っていろんなことができるのでResolumeユーザーにも。

 

 

  

 

 5.Virtual DJ

アニクラ勢にはおなじみVirtual DJの記事です。

キーボードマッピングや各種ソフトの連携など。

 

 

6.SynapseRack

 

SainaさんのVJソフト、SynapseRackに関する記事です。

4Layerまでなら無料、それ以上の機能でも12000円と比較的安価にVJを始める選択肢となります。

 

 

 

 

 

 

 

7.VDMX

 

当ブログではアニクラ向けのVDMXの記事も扱います。

クラブ関係はもっと詳しい人のを見てください。

 

 

 

 

i

8.その他

その他のソフトやハードについてです。

 

 

 

 

 

 

 

 

Youtubeチャンネル

ソフトの動作を動画で見たい人向けです。

基礎講座はこちらで。

 

★このページは気が向いたら更新します。

★記事リクエストや質問はTwitterでお願いします。

https://twitter.com/msbt_ss

★Discord等での相談にもおそらく乗れると思います。TwitterのDMを通してもらえればできるようにします。

VJミキサー、何を選べばいいんですか?2025

結構いろんな方から質問を受けるのでVJミキサーのお話をします。

 

★VJミキサーの必要性

 

まずVJミキサーが必要かというお話ですが、機能に対し高価な機器であるというのがそもそも前提としてあります。ハードウェアであるのでソフトに比べシステムが落ちにくいという信頼性もありますが、どちらかというとプロ寄りの人が使う機器という感じです。

 

値段の話が先に来ますが、映像をノンストップで切り替える機能しかないのに数万円します。

(映像を切り替える機能だけではないといえばそれはそうなのですが)

 

今のミキサーは昔よりも安価な選択肢ができ、VJさんの所有率も上がってきましたが、優先して買う機器とまではいかないかな・・・というのが正直なところです。

 

以下の場合はあると便利です

 

・リミックス対応が多い

・会場が大きめもしくはしっかりめのイベントに対応することが多い

・お客さんから2種類以上の映像を期待されている(Ex:ライブ映像とアニメOPEDなど)

・初心者VJを育成したい

・長時間のイベントの担当が多い

 

そうでない場合はタイムテーブル等に工夫は必要ですが安価なHDMIセレクターでもいいと思います。

 

ちなみにオーガナイザーさんに心得ていてほしいことですがVJが必ずミキサーを持っているとは限らないということ。

高価な機器であるので、割と持っているVJさんは地域によっては限られます。

「誰か持ってるやろ~」というと持ってないことも珍しくないので、場合によってはセレクターでの切り替えになったり、ときにレンタルする必要があることをご了承ください。

 

実際あると便利な場面も多く、

・相方のVJさんが特定の映像素材を持っていないときに割り込んで助ける

・ワンオペVJのときにiPhoneや動画プレイヤーをつないでおいてPC不調のとき再起動する

・ロゴモーションなどを作ってきたときに相手の映像と重ねる

・アニソンリミックスVJやるときにVirtualDJオンリーのVJさんを補助する

 

というときに役に立ちます。

 

映像は音声ほどではないにせよ、途切れると気になるものです。切り替えのときやPC不調のときに備えて持っておくというのはいいんじゃないかな?とは思っています。

 

私がよく言う文言としては

その地域で後輩VJがいたり地元でレギュラーイベント所属になりVJのリーダー的な役割をすることになったら買うことを検討してもいいかな?

という感じです。

 

VJミキサーを選ぶ視点

 

大事なのが「3人以上の現場がそれなりに多いか?」「長時間の現場が多いか」「箱置きにするか」「VJミキサーを積極的に操作するか?」の4点。

 

 

VJミキサーも高いものだと20万を超えるものもありますが、とりあえずは

・現行でプレミアがついておらず20万円以内

HDMI同士の切り替えを想定

・アマチュアユースを想定

という視点でいくつか紹介。

 

結論

 

2025年、入手性・機能の過不足・価格等を考慮すると、

Roland:V-1HD(+)、V-02HD(MK2)、V-4EX、V-8HD、

Black Magic:ATEM シリーズ(※注意が必要)

中華系:RGB Link Mini/Feel world Live Pro L1

 

あたりに落ち着く気はします。

 

Roland機には上位機器もありますが、現在VJミキサー/スイッチャーはVJよりも配信向けの機能が充実しており、配信とVJ両方できる機器がほしいという場合であれば上位機種を買ってもいいとは思いますが正直カメラ複数を切り替えてそこに別映像を載せるなどの複雑な配信を行わない限りはVJ分野では上位機種の機能の恩恵は受けづらいと考えます。

 

①V-1HD

 

 

proav.roland.com

 

定番機です。後継機のV-1HD+も出てます。お金が出せるならこれ一択まであります。

使い方を心得ているVJさんも多く、スペースの割にできることが非常に多い。

 

実はBPMによる切り替え、白黒を出す、マスクを行う、2系統の映像を出すなどできることが多く、チームもしくは誰かが持っておくとその地域のVJさんが安心。

 

欠点としてフェーダーは壊れやすい&プレビューがないと言われています。

 

クラブミュージックでのプレイをレバーガチャガチャでやるとおそらく耐用年数はおのずと短くなります。

 

ただ、レバーが壊れてもTransformer(ボタンでの映像切替)があるからなんとかというところ。

 

V-1HD Plusは配信向けの機能がいくつか追加になっています。(ロゴの静止画が出せるなど。)が、正直VJユースだけだと恩恵は受けづらいかも・・・

 

こういう人におすすめ!

 

・VJの人数が1~4人までの現場が多い

長く広い用途で使える1台がほしい

 

こういう人には向かない

 

・映像機器2台を接続してレバーでガチャプレイしたい

・VJミキサーをガチャガチャするタイプのVJがいる箱に常設したい

 

 

 

③V-02HD/V-02HD Mk2

 

 

proav.roland.com

 

同じくRolandの機種なのですが、

配信やカメラ切り替えならともかく正直VJ用途には不向きかな・・・です

 

 

理由はいくつかありまして、

・入力が2つなので3人以上のVJの交代ができない(セレクターを噛ませば運用自体は可能)

・フェーダー(レバー)に関してはV-1HDと同様の強さ

トランジション(切り替え方)が誤操作により勝手に変わってしまう(V-02HDの最大にして一番嫌なところ)

 

スケーラー(解像度を変更する回路)が高品質という売れ込みはあるので、iPadとPCを組み合わせたプレイをしたい人にはいいかもしれません。

 

・サブミキサーとして使いたい人

・HDカメラ2台の切り替えをペダルなどで行いたい人

向けといった印象。

 

V-1HDを持っていて、5人以上のプレイやVJが2人ずつ左右に配置する場合なんかに1台足すときは重宝するかと思います。

 

また、このサイズでRolandの機器であるというメリットは大きく、下記の中華スイッチャー系だと不安という人にも一定の支持があります。

 

一応過去にnoteで正直に感想書いてますので、気になる人は読んでみてください。

 

note.com

 

③V-4EX

 

 

Roland Pro A/V - V-4EX | 4 チャンネル・ビデオ・スイッチャー<br /> [販売完了]

 

V-1HDが安くなるまでは割と使っている現場も多かった印象です。

フェーダーがV-1HDやV-02HDに比べると丈夫な作りで本体に搭載されているエフェクトも豊富。DVDプレイヤー等を2台接続してプレイするなどもできます。

 

サイズが大きめなのがネックではありますが、入出力端子が豊富だったりプレビューモニターが本体についているのがいいところです。誰か1台持っておけば結構頼もしい1台かなと。

 

設営も結果的に簡略化できるかと思います。

 

以上の特性から、常設やVJミキサーを積極的に使うプレイでも十分選択肢になるかと思います。

 

 

④V-8HD

 

 

proav.roland.com

 

V-4EXの後継機的なものだと思っていますが、どちらかというと配信に特化した感じかなと思います。

 

 

V-4EXより小さくてV-1HDよりも大きいくらい。フェーダーはV-1HDとかと同じ気がする・・・

 

有利な点としてHDMI入力が8つ、出力が3つあるというところで、VJが5人以上の現場が多い、配信スタジオとしてクラブを使うことが多いのであれば有効かなと思います。

 

 

 

⑤RGB Link mini/Feelworld LIVEPRO L1

 

 



mini

 

この2機種は中身・機能ともに特に違いはありません。

 

今のアニクラ領域のVJだと割とV-1HDかこれってパターンも多いです。

 

値段が安い!4入力対応!プレビューモニター付き!

大きさがV-02HDと同様。荷物を減らしたい現場で重宝しています。

 

モニターは小さいですが誰が何を投影しているかがわかりやすく映像が投影されない原因の切り分けがしやすい。

 

フェーダーを振ってから切り替えまでに1s程度切り替えの遅延が生じるので、リズミカルにフェーダーを動かすプレイには向かないと思います。

 

最大の難点ですが、非常に熱を持ちやすく熱に弱いので、8時間稼働っしぱなしとか野外での使用とかだと不安かもしれません。結構熱による故障報告もあり。

 

配信をする人に嬉しい要素としてUSBでPCでつなぐと簡易的なHDMIキャプチャとして使える点があります。汎用素材等を用いるクラブVJをTwitchなどに載せる際、運用が非常に楽です。

 

発熱の観点から長時間の使用には不安があり、小~中箱でのVJや予備のミキサーとしては重宝しますが、大きい会場や常設には厳しいと思います。

 

 

⑥Atem Mini

 

 

www.blackmagicdesign.com

 

ミキサーじゃないので映像を混ぜるには工夫が必要ですが、

レバーがなく非常にコンパクト。VJ同士の交代や素材ないときの補助くらいなら全然使えると思います。

 

V-02HD/RGB Linkに比べると横に長いですが厚さと縦幅がコンパクト。運搬時にレバーをので持ち運びしたり狭い会場に置くには非常に便利。

 

レバーやフェーダーがないゆえにガチャガチャするプレイが物理的にできないので、それを逆手に取って会場常設機材にするのは結構おすすめです。

(VJミキサーで一番壊れやすいのはフェーダーなので)

 

割と重大な欠点として古いEPSONのプロジェクターで映らない問題があるみたいです。

小中箱におけるプロジェクターとして縦横補正の関係でEPSONのものを使用していることは珍しくないので、正直な話持ち込みミキサーとしてATEMシリーズを選ぶのは不安・・・&コンバータも高いので結局Roland系列を買うのが安泰な気はします。

 

note.com

 

5人以上体制について

 

上記のミキサーで5入力以上に対応してるミキサーはV-8HDくらいのものですが、結論5人以上体制なら4chのミキサーにセレクターをかませばいいです。

 

番手が隣り合わないVJさんをセレクター経由で接続し、非番のときのうちにセレクターで切り替えておけば、5人以上でもシームレスに転換可能です。

 

(V-02HDで3人以上体制とりたいときも同様)

 

そもそも5人の機材並びきれるかの問題もあるので、多くの場合は誰か撤収して途中から設営することになると思います。

 

実際のところはミキサーでひとりのVJが2つ以上機器をつないで操作することや1PCから2系統出力することなどはあると思うので、4つ塞がる場合はそういったパターンが多いと考えられます。

 

これは完全に余談ですが、VJ11人のイベントまでなら経験したことはあります。

 

 

 

結語

 

・お金が出せるならV-1HDがいろんな場面で長く使えて使い慣れている人も多く、かつフェーダー以外は丈夫なのでオススメです。

 

・最近発売している機種はV-4V-4EXに比べるとフェーダーをガチャガチャするプレイには弱いです。おそらくVJソフトの進化もあり、映像機器を2つ繋いでミキサーでプレイするスタイルに適したミキサーは今後は少なくなると予想してます。

 

・ガチャガチャしたい人はVJソフトと自分のMIDIコンでやろう!&フェーダーをガチャガチャする前にTransformボタンを有効利用すると良いと思います。

 

・おそらく新品の取り扱いは減っていくと思いますがお金が出せるなら4入力できる以上できるRolandのミキサー(V-1HD/V-1HD+/V-4EX/V-8HD)を買うのをおすすめします。

 

・最近は嬉しいことにVJが増えており3人以上体制の現場もアニクラ等では増えてきたので、2chのスイッチャー(V-02HD等)は5人以上体制とかのときにV-1HD等と組み合わせて補助的に使う用くらいの立ち位置かと思います。

 

・もう少し予算を抑えたければ中華系のRGB Link/Feel World L1あたりも選択肢。

割と価格の割に高機能。

ただ、熱の関係で長時間使用にはやや弱いため、短時間イベント向け。

フェーダーに対する応答が遅めなので、シンプルに切り替えしたい人向け。

 

・常設ならATEM mini等もいいと思いますが、配信想定機器のためプロジェクターへの投影ができない報告ありなど不安な部分も多々あり。

 

あくまでアマチュアVJの視点となりますが、購入の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

VDMXでYouTubeキャプチャを行う 〜YouTube VJ&P in Pの使用と構成の工夫について〜

VDMXの手持ち動画を投影する基本的な使い方はこちらの記事を参照。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

 

応用的というか便利な使い方としてVDMXで画面キャプチャできるというものがあります。

 

基本的な考え方は以下のブログが詳しく、Picture in Picture、画面キャプチャの詳しい仕様等に関してはこちらを見ればOKです。

 

saikuro0526.hatenablog.com

 

Macbookでキャプチャを行う際の注意点

 

これはOBSやVirtualDJでのキャプチャにもいえますが、

Macbookで画面キャプチャを行う際の注意点がいくつかあります。

Windowsとの細かい仕様の違いが結構重要です)

 

Macbookはセキュリティ性能が高く、アプリごとに許可設定しないとうまくキャプチャができない

 

Macbookは節電のためフルスクリーンアプリの下にあるアプリの動画処理を停止する

Macbookに接続できるモニター台数は一般にWindowsより少なく、M1-M2のProと書いてないモデルなら1台まで(1台はプロジェクターに出しているのでサブディスプレイやディスプレイエミュレータの使用ができないモデルが存在する)

 

Macbook画面からはみ出したものについても動画処理を行ってくれる

 

いろいろ書きましたがとりあえずなんかキャプチャがうまくいかない・・・ってときには上記の性質だけ頭に入れておくと理解がスムーズかと思います。

 

画面キャプチャする

 

Picture in Pictureを利用した方法は上記のYuichiさんの記事に書いてあり重複する部分もあるので、わたしのブログではYouTube-VJで解説します。

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

 

下準備として、GoogleChromeと下記のYouTube-VJ Extensionsを入れておいてください。

 

YouTube-VJ自体はGoogleChrome向けに作られていますので、Safariではうまく動作しません。

 

https://youtube-vj.kazuprog.work/docs/chrome-extension

 

1.YouTube-VJの画面を開きます。

 

Macbookで運用する場合は上記のフルスクリーンの仕様から、ウィンドウモードでの運用がおすすめです。

 

 

2.調整のため周りに黒塗りがない動画のURLを一旦読み込みます

 


3.VDMXの上のWindowのところからWorkSpaceManagerをクリック。

 

 

4.「Vid in 」タブ、右の▼から「Windows in other Applications」を選択。

 

 

5.「Enable Window Video Inputs」にチェックを入れると展開しているウィンドウが表示されるので、その中のGoogle Chromeの「Enable」にチェックします。

 

 

6.Mediabin(動画入れるところ)で右クリックし、

「Add Clips From Built-in Sources」→「Window Inputs」→「Google Chrome」→目的のウィンドウ(「YouTube-VJ Projection Window」もしくは「P in P Agent」等)

 

と選択します。

目的のウィンドウが出てこない時は最小化していないかチェックしてみてください。

 

 

7.素材と同様にウィンドウキャプチャが入ります。クリックすれば読み込みますが今の状態では上の表示の部分が邪魔なのでShow Inputsでキャプチャ範囲を変更します。

(Picture in Picture運用の時はこの設定は不要です)

 

 

ここでの設定ですが、

①上のCropの値をタイトルバーがちょうど隠れるような値にする

②Limit size?のチェックを外す

の2つです。

 

 

この設定を入れたら、YouTube-VJ Projection Window」の大きさを調整し、左右がぴったりになるようにします。

また、キャプチャの画質はウィンドウの大きさに依存するのでなるべく大きくしておくと画質がよくなるかと思います。

 

あとは

 

とりあえずここまででYouTube-VJもしくはP in Pを使ってVDMXを使う準備ができました。

HDDに素材あるときはVDMXに直読み、ないときはYouTube-VJを使って映像を再生することができます。

 

また、MIDIコンにクリップ選択を割り当てることもできるので、あるボタンが押されたらYouTube-VJに切り替えるみたいな運用もできます。

 

画質をよくしたい

 

先ほども申し上げた通り、キャプチャの画質ウィンドウの大きさに依存します。

 

じゃあProjection Windowをめちゃくちゃデカくすれば画質よくなるのでは・・・?

 

 

とはいえ、デカデカと画面を占有するようにProjection Windowを置くのも邪魔ですし、マウスオーバーするとタイトルが映ったり、P in Pの場合停止ボタンが出てきたりして投影している映像にも影響が出てしまいます。

 

この際ですが

 

1.投影しているウィンドウを大きくした上で端に追いやる

2.専用のPreviewを作成する

 

ことによりある程度問題が軽減できます。

(この方法はP in Pでも有効なのでP in Pの方はProjection WindowをPIP Agentとして読み替えてください)

 

まず、最大化しない状態でなるべくYouTube-VJ Projection Windowを大きくします。

 

 

大きくしたウィンドウを左下などの見えない位置においやります。

 

(余談ですがWindowsのOBS等で同じことをするとはみ出した部分は動画が動かなくなるので注意)

 

 

この状態だと両側で別の動画を再生しているときにウィンドウキャプチャに何が映ってるかがわかりません。

 

 

ここでちょっと工夫してみましょう。

 

VDMXの優秀かつやっかいなところで、キャプチャ以外のクリップを選ぶとキャプチャの動作自体が一時停止されます。よってプレビューも動画停止します。

 

このままだとキャプチャがうまくモニタリングできないので、

ウィンドウキャプチャ専用のレイヤーを一つ増やすというのがいいんじゃないかなと思います。

 

このへんはWorkSpaceManagerで操作することになります。

 

「Layers」タブからレイヤーをひとつ追加。

 

名前のところをクリックするとレイヤー名を変えられるのでわかりやすいように「Screen Capture」などの名前にしておくとあとでわかりやすいです。

 

 

 

作成したレイヤーの「Use Source」で「Window Inputs」→「Google Chrome」→目的のウィンドウ(「YouTube-VJ Projection Window」もしくは「P in P Agent」等)を選択します。

 


すると、Window Capture専用のレイヤーができるのでこれのプレビューを作ります。

PluginsにPreviewを追加し、Preview画面の▼から先ほど作成したレイヤーを選択。

 

 

これでひとまずはPreviewにキャプチャしている画面が使えるようになりました。

 

初期状態だとこのPreviewのレイヤーが通常のレイヤーと同様に乗ってくるので、右側のLayer Opacityをゼロにします。


(運用次第ではこのWindowCaptureのOppacityをレイヤー3などに振り必要に応じてコントローラーで上げ下げする方法でもいいかと思います。)

 

 

フェーダーを上げた時にウィンドウキャプチャが映ってる状態にするのであればここまでで作業終了です。

 

上記のようにクリップとして扱いたいときは実はレイヤーをResolumeでいうVideoRouterみたいな感じで読み込むことができるので

 

右クリック→「Add Clips from Built-in Sources」→「Layers」→先ほど作成したレイヤー

 

で素材とWindow CaptureがマウスやMIDIコンでワンタッチで切り替えられるようになります。

 

Picture in Pictureで2つブラウザを立ち上げる場合は同様にして2つLayerとPreviewを作成すると同様の運用が可能です。

 

ただ、Macbookの場合ですと最近の機種は画素数が2,560 x 1,664とWinのHD機に比べても解像度がかなりいいため、キャプチャするウィンドウを大きくしなくてもあまりキャプチャのときに画質の悪さは目立たない気はします。

 

画面をスッキリさせたいとかマウスオーバーによる影響を軽減したいという場合はこの方法が有効です。

 

結語

 

ということでウィンドウキャプチャ・YouTubeキャプチャについてでした。

YouTube-VJやP in PはChromeの機能として開発されているので、MacbookでもWindowsでも同様に動かしキャプチャすることができます。

 

VDMXの場合、OBS Studio等を立ち上げなくても単ソフトで運用できるのがかなり強みでもあるため組んでしまえば割とスムーズに運用できるかと思います。

 

ぜひ使ってみてください。

 

 

VDMXを使ってアニクラVJをやるまでの話

ごーぐる部、ついに

VDMXの記事を書きます。

 

VDMXについてはいろんな方の記事がネット上に結構あるので、私がわざわざ記事を落とすこともないくらいなのも正直なところです。

ですが割と私も人に操作説明する時があったり、つまづいたところも多かったので初手の記事を私の方でも書こうかと思います。

 

詳しいことや複雑な構成を組みたい場合は他の方の記事を読んでいただければと思います。

www.tumblr.com

saikuro0526.hatenablog.com

note.com

 

とはいえ、VDMXがいろんな面でシェアが上がりそうな予感もあり、Virtual DJで好評だった記事と同様のベクトルでこの記事を書くに至りました。

 

基本的なアニクラVJの考え方とかは以下の記事も参照してください。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

序論

(操作を知りたい方は読み飛ばしてOK)

 

さて、序論となぜ今更になってVDMXの記事を書くに至ったかから。

 

・円安でVirtualDJが高い

・VDMX6が99ドルになっちゃった・・・(元は349ドル)

 

しかもこれが永年、かつ3ライセンス(ライセンスの複数人仕様は規約違反なので個人でのインストールの範囲になりますが)の値段です。

 

今円安ドル高も続いてて1ドルが2025年時点で145円。

このレートで計算するとVirtualDJは299ドルで4万円を超えます。

 

VDMX6は99ドルで1万5000円前後。全然VDJより安いです。

しかも学割があり、学生さんは25ドル割引です。

 

つまり・・・MacbookアニクラVJをするにあたってVDMXが相対的に安くVJを始められる世界になったといえます。

 

そして、DJ用のPCとしてはMacbookのシェアが高く、DJ用のPCをそのまま転用するのであればMacbook×VDMXでアニクラ領域のVJをすることが今後選択肢として強くなってくると考えられるのです。

(DJで使う場合はMacbook一択という流派の人もいますし)

 

また、近年のM1シリーズ以降の機種はグラフィック処理性能も強くM1のMacbookAirでもVDMXは(複雑なプロジェクトじゃなければ)割と動きます。

 

まとめると

・PCがそのまま転用できる人が多い

・ソフトが比較的安く高機能

 

という理由でMacbookでVJを始めたいという人には(難しさはあるものの)VDMXを個人的にお勧めしています。

 

VirtualDJはどうなんですか?っていうとMac版の方が安定して動きますが、プラグインや補助ソフトの関係上Windowsでしかできないことも多い&VDMXでVirtualDJ+Resolumeの機能をこなせるので結局VDMXがトータルで安いんじゃないかなと思います。

 

VDMXの特徴

 

Mac限定

・カスタマイズ性が非常に高い(ゆえに難しい)

・対応している動画がそれなりに多い(Resolumeよりは多くGrandVJよりは少ないくらい)

 

といったところです。

 

アニクラVJ領域・PVMV出し領域に関しては

 

・1秒単位の前後飛ばし使える

・画面キャプチャ使える

 

点が強いかなと思います。特にOBS Studioを介さなくても画面キャプチャができるので、ブラウザ系ツールや各種アプリなども応用しやすいかと思います。

 

インストールとVer確認

 

公式サイトからインストールします。

 

www.vidvox.net

 

6PlusはTouchDesignerとVuoとの連携ができますがアニクラ領域やこの2つのソフトをそもそも知らないならPlusでなくても大丈夫かと思います。

 

注意点として今回安くなったのはVDMX6なのですがこのVDMX6はMacOS12.2以降にしか対応していません。

 

もし6を使用したければOSをあらかじめアップデートしておくといいかと思います。

 

とりあえず起動して2素材を切り替えるまで

 

このへんまでは各種ブログ・note・YouTube等でも定番ではあるのですが当ブログでも説明しておきます。(VDMX5の画面にて失礼しますがVDMX6でも同様と思われます)

 

まずVDMXを起動するとなんやら分からない画面になってこれで映像合成できるんですか、Resolume使ってる人にとっては「Layerってどこ?」VirtualDJ使ってる人には「デッキどこ?」はじめていじる人にとっては「映像入れるところも表示するところもないんだけど何これ」ってなり道のり長そう...

ってなります。

 

一応解説しとくと、VDMX自体クラブVJから照明さん、アニクラVJなどいろんな人が使う向けに無限にカスタマイズできる仕様でして自由に構成を組むことができ、そのためのテンプレートみたいなのがいくつか存在しています。

それをベースにいろいろやっていく感じなので、テンプレートを読み込まないと何が何だかわからない感じになってます。

 

今回は音楽に対して決まった映像を当てるタイプのプレイを想定しているので、SimpleMixer(2素材単純合成に使うテンプレート)で説明します。

 

1.上のTemplatesよりSimple Mixerを選択。

下のような画面になります。



一応2素材を合成するだけなら、

 

下真ん中の「Left Composition」って書いてあるところのタブをPreviewにすればすぐにでも可能です。

 

この状態でLeft Deck、Right Deckに動画を入れれば、映像を止めることなく切り替え可能です。これで一応はアニクラVJができるようにはなりました。

 

 

 

 

 

いくらなんでも使いにくい...

 

とはいえ、今の時点でかなり問題点が多く、

 

・左右それぞれのプレビューが見れないし聞けない

・プレビューがもっさりしている

・速度を合わせるのを全てマウスでやらなくちゃいけない

 

などこのままでは正直、使いにくすぎます。

 

なので、簡単にできる範囲でのカスタマイズをちょっとご紹介

 

左右のプレビューを出す

Previewを出すには、WorkSpaceManagerというものを使います。

 

難しく見えて実際難しいのですが、例えるなら道具箱みたいなもので必要なパーツを出し入れできる感じになっていると思ってもらえるといいかと思います。

 

この道具を管理するのがこのWorkSpaceManagerPluginsというところです。

 

まず、上からWorkSpaceManagerを開きます。

 

 

この画面の左下の+マークからPreviewを2つ追加します。

 

 

 

 

今ほしいのはRightとLeftのPreviewなので、真ん中の▼マークからLeft/Rightを選択。

 

あとはこれをいい感じのところに配置します。とりあえず元のLeft FX/Right FXがあるところに配置してみるとそれっぽいんじゃないかな?と思います

 

 

あとこのPreviewの左の10とか30の数字書いてあるところがPreviewFPS(1秒間のフレーム数)になります。

 

 

これをあげるとレイヤー増やしたときには負荷上がりますが、10だとカクカクでわかりにくいのでMain OutPutのプレビューのフレーム数も30にしとくといいかと思います。

 

Preview等の配置はドラッグアンドドロップで動かせるので、見やすい位置においてみてください。

以下が上に置いてみた例です。

 



クロスフェーダーの設定

 

クロスフェーダーの設定もWorkSpaceManagerから行えます。

 

Plugins→mixerで該当の設定が出てきます。

 

 

アニクラ領域で関係する設定としては以下のものがあります。

 

・音量のクロスフェーダーの連携を切る

 

デフォルトの設定だと映像の濃さ(不透明度)に合わせて音が連動してしまいます。

このままだと次の映像の頭出しをイヤホン等で聴いて行うことができません。

 

これを防ぐためには、「Fade audio,too?」のチェックを外せばOKです。

 

 

・クロスフェーダーの動作等の設定

 

「Fade Duration」はMixerのFade L/R ボタンの移行時間を設定するところです。

キーボードやボタンで切り替え操作をしたい人はしっくりくる値に設定しておくといいでしょう。

 

 

 

その下のカーブは左右の映像をフェーダーを途中で止めた場合どのくらい出すかをコントロールするところです。

 

基本設定でいいとは思いますが、リミックスなどで汎用素材を混ぜたいとか切り替えのときに映像が先バレしてしまう・・・といったときにちょっと調整してみるといいかもしれません。

 

 

 

速度調整

 

VDMXの初期設定のちょっといやらしい仕様で、動画の再生速度のデフォルト範囲が

 

-5.0倍~5.0倍

 

となっています。

 

MIDIコンのツマミにアサインしようものなら

 

・真ん中に合わせると映像が止まる

・半分より左にツマミやフェーダーを振ると映像が巻き戻る

・微調整が非常にしづらい

 

とさまざまな問題が起こります。

 

 

アニクラVJではわざと凝ってタイムリープとかリワインドの演出する場合を除いて逆再生はめったに使わないので、ここのRateについては使いやすいように調整しておく必要があります。その手順を説明します。

 

1.デッキに動画を読み込む。「〇〇〇 Src」というウィンドウが自動で出ます。

 

2.上のWindowからUI Inspectorをクリックし、各レイヤーのRateをクリック。

 

 

3.MinとMaxの値を両方が正の値、かつ中央が1.0になるよう設定する。

 

 

Min 0.4~Max 1.6

Min 0.5~Max 1.5

 

などお好みで。一応非対称でもツマミが真ん中にあるときに1.0にすることは可能ですが、とりあえずはわかりやすい感じにしました。

 

 

これを両側ともやっておけば速度に関してはツマミ等で制御しやすくなるかと思います。

 

再生位置調整:ジャンプ

 

再生位置調整で任意の単位でBeatJumpみたいなことができます。

 

例えば下の画面だと1秒単位でボタンをおすごとに送り/戻しができます。

FrameやBeatなどいろんな単位がありますが、Beatに関してはClockといってBPM同期機能関連が入っていないと動きません。

 

基本的に単位はSecかFrameでいい気はします。

 

この送り/戻しボタンをキーボードやMIDIコンにアサインするとおおまかな調整がしやすく便利かと思います。

 

キーボードおよびMIDIコンのマッピング

キーボードおよびMIDIコンのマッピングをするときは、上部から「Hardware Learn Toggle」を選ぶか、

操作を振りたい場所を右クリックして「Detect All」等を押せばいけます。

 

 



青になった状態で動作を振りたいMIDIコンのボタンやキーボードなどを押せばOKです。

 

 


MIDIコンの動作を振っておくと便利なところは以下の通り。

 

 

1→再生停止

2→再生速度

3→ミュート(各デッキを聞くとき)

4→ジャンプ

5→左右切り替え(ツマミやフェーダーで左右切り替えるならフェーダーのほうに、ボタンで切り替えるならFade L/Rのほうにアサイン)

 

あとは例えば逃げる汎用素材が決まっている場合なんかもマッピングしておくと便利かと思います。

 

ちなみにですがVDMXの場合ControlSurfaceというものがあり仮想MIDIコンを作ることも可能です。

上記の速度調整をマウスで細かく行いたいとかであれば有効な手段かなと思っています。以下の記事が詳しいかと思います。

 

saikuro0526.hatenablog.com

note.com

 

MIDIコンについて

 

VDMXの場合、割とマウスやキーボードでもある程度のことができてしまうので、歴の長いVJさんでもNanoKontrol2 1台でプレイしている光景をよく見かけます。

 

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/162229/?srsltid=AfmBOopIf41zyxHOEsEPXWs7oexXBknvKiFNDqZrrA2l5N-n7RGGaJHW

 

(今は10000円近くなってしまいましたが、5000円くらいで買えるようになるといいな・・・)

 

速度調整にノブ(つまみ)、BPMタップや再生停止にボタン、切り替えにフェーダーかノブを使うことになるので、それらがついているコントローラーならなんでもOKです。

 

本格的にやりたくなったとなれば上位のコントローラーを買うのも手ですが、Macbookの小ささを活かしてミニマリスト的な構成を組むのもいいんじゃないかなと思っています。とりあえず最初のお供としてはフェーダーもツマミもボタンもあるナノコンがおすすめです。

 

プラッター(お皿)がついたコントローラーはおそらくDJソフト以外だとマッピングがうまくいかないのでおすすめしません。

 

また、もし別目的でTraktor Kontrol Z1Mixtourなどをお持ちであれば、EQの部分が細かいパラメータ調整にも使えるので、割といいかもしれません。

 

特に速度調整の部分でControl Surfaceを実装したりキーボードマッピングで工夫したりが難しい印象があり、初心者にとってキーボードマウスだけの運用はVirtualDJよりはキツいと思います。

 

なにかしらツマミもしくはフェーダーのついたコントローラーを一つ以上準備しておくことをおすすめします。

 

投影について

 

投影についてのことを忘れていました。

まず、最近の機種は13-14inchのMacbookだとそもそもHDMI端子がなく、Type-cから映像を投影することになります。

そのための変換器が必要です。

 

Apple純正のそういった機器もありますが1万円近くといい値段しますので、他のメーカーのを使っている人が多い気がします。

 

 

「Type-C USB HDMI変換」「Type-c ハブ」と調べるとType-Cに繋いでHDMIとUSB機器が両方使えるようになる機器が見つかると思います。その中からお好みで。

 

Type-CからHDMIに直接変換する機器もありますが、MacbookAirなどだとそもそもType-Cポートが2個しかなく電源もType-Cから供給するため、おそらくポートが足りなくなります。

 

・電源供給ができる

HDMI出力ができる

・USB-TypeAが複数挿せる

 

ような変換器を用意しておくといいかと思います。

 

Anker 332 USB-C ハブ (5-in-1)www.ankerjapan.com

 

プロジェクター・モニターもしくは映像ミキサーにPCを接続したら、

Windowsと同様に複製モード/拡張モードの切り替えを行います。

 

Macbookの場合は、左上のリンゴマーク→システム環境設定→ディスプレイ

に該当の設定があります。

 

 

 

 

これで「ディスプレイをミラーリング」のチェックを外して2枚ディスプレイが表示されてる状態になればOKです。

 

VDMXからの投影ですが、Window→Full Screen Options

でどの画面に映像をフルスクリーンで投影するかを決定できます。

Display 1にチェックします。

アニクラ等で左右が切れてる動画やShortなどで動画が横に広がってしまうことがあるため、下の設定は「Fit」がおすすめです。

 

検索ソフトについて

 

検索ソフトとしてMacの場合everythingが使えないのですが、標準検索であるFinderでもWindowsエクスプローラーに比べれば全然早いので、それでもOKと思います。

 

 

 

 

ちょっと応用の記事

Virtual DJとの連携・P in P/YouTube-VJ等の使用も可能です

 

VirtualDJとの連携は記事執筆中。

NDIで使うことになるので以下の記事が役に立つかもです。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

YouTube-VJの使い方は以下の記事を参照ください。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

結語

他の解説サイトでは割といろんな情報があるので今回はアニクラに特化して記事をまとめてみました。

VDMXは設定が保存できないだけで無料版でもある程度のことができるので、VJに興味あるMacbookユーザーは触ってみてもいいかなと考えています。

 

本格的に使いたいとなればLayerや各種構造をしっかり理解した方がいいとは思いますが、この記事の内容だけである程度はアニクラVJにも対応できるんじゃないかな?と考えています。

 

応用的なことは他の方がまとめてくださってますので、本格的クラブ表現とかを追求する方はぜひそちらも見てみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

VJソフト、何を選べばいいんですか?(2025年版)

前の記事を更新しようと思ったんですが、ここ数年で結構VJソフトの改革や勢力変化的なものがいくつか起きておりまして、2025年版の私見を書いていきます。

 


前回までの記事はこちら。

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

この記事に出てくる用語

 


ポン出し→音楽に対応した映像をHDD等から選んで出すこと。エフェクトかけないものを指すことが多い。

リップシンク→DJさんが流してる音楽とVJさんが流してる映像のタイミングをシンクロさせること。

ビートシンク→DJさんが流してる音楽のテンポに合わせてエフェクトや別映像を流したりする表現。

Spout→ソフト間で動画をリアルタイムで共有する機能。イメージとしてはHDMIケーブルのソフト間ver。後日説明します。

Syphon→Spoutと同じようなものでMacのみで使える規格。

NDI→Spoutに似た規格で、同じネットワーク内で動画共有する規格。PC間通信や一部のカメラにも対応。

アサイMIDIコントローラーに対してボタンとソフトの動作を対応させること。

ステップシーケンサーBPMに合わせて1拍ごとに映像切り替えを行う機能

 


今回の記事ですが、前回書いた記事を残しつつアップデートし、VJソフトの2025年時点の状況についてお話します。そして割と私見もかなり入ってます。

 

先に申しておきますが、アマチュアVJ/プリレンダVJ領域の話となります。

 


前回からの変更点とトピックス

 


・GrandVJ、Windows11サポートされず

・Rekordboxのサブスクの改定(改悪)とレコボリリック廃止

・SynapseRackの登場

・各種ブラウザVJツールの登場

・VDMXの価格改定

・円安ドル高の加速

 

結論から申し上げると

 

Windowsの人→VirtualDJをベースにし、必要あらばResolumeやSynapseRackと連携

 

Macの人→VDMXResolume+VirtualDJ。

 

サポートVJ等→ブラウザやフリーソフトでも。

 

DVJ(DJやりながらVJ)やる人→Rekordbox Video/Serato Video/djay Proなど。DVJのシステムを転用してもいいが、VJに比重を置くならVJは別ソフト構成を組むのがオススメ。

 

が当ブログ的にはおすすめです。


1.Virtual DJ

 

アニソンVJ界隈で一番使用ユーザーが多いと思われるソフトです。

 

f:id:ino2408m:20190407011316j:plain

・Home版は59ドルまたは99ドル。

・ロゴなしでVJができるPro版は299ドル(約45000円)です。

 

良い点

 

Windows/Mac対応。ですがMacSyphonの運用をするのが少し難に。

使用ユーザーが多いです。アニクラVJ出身の人はいじったことある人も多く、トラブルやわからないことあっても聞けることが多いです。

・なにせDJソフト。UIに関してはVJソフトの中ではほとんどの人が初見で使えるくらいにわかりやすいかと思います。DJ出身であれば明日から使えるレベルの簡便さです

・Pro版であればほとんどのDJコントローラーに対応、MIDIアサインも済んでます。(ようはDJ2Go2TouchとかWego2とか繋げば即使える)

・対応形式がとてもとても豊富です。.mov、.mp4はもちろん、.mkv、.webmなどひととおり形式に対応しており、動作も他のソフトに比べてとても軽いです。

・DJ型VJソフトの中でプラグイン入れることによりSpout/NDIに対応できる数少ないソフトです。しかも送受信両方に対応してます。ざっくりいうと、ResolumeやVDMXなどに映像を送ることが可能でVirtualDJとresolumeのいいとこ取りをする・・・みたいな使い方ができます。

BPM解析能力はDJソフト故に優秀な方です。

・プレイリスト作れるのでセットリストへの対応が非常に楽です。

GPUがついているPCが推奨ですがGPUないPCでも動きます。

 

クセのある点

 

・割引されたのをあんまり見たことないです。サブスク1ヶ月だけ半額とかはあったような・・・だけど買い切りは割引なかなかしないイメージ。円安の加速により、割引はされず2025年のレートだと45000円を超えることも。

・もとのUIが英語なので、怪しい日本語がちょっと見られます。

MIDIアサインやループの変更はコード(VDJ Script)打って行うので独特です。

・もともとDJソフトなので映像エフェクトはいろいろあるものの弱いところあります。

・STEMや解析関係の機能をうまく切っておかないと快適に動作せず、設定項目が意外と多いです。

 

こういう人に向いてる

 

・とりあえず素材再生系を極めたい(アニクラ等でのノンエフェクトVJなら間違いなくこれです)

・他のソフトに像を飛ばして使いたい

・DJコントローラーが余っている

・エフェクトはあんまりかけたくない

リップシンク命の原曲アニクラで活躍したい

・PCにそこまでお金をかける予定がない

→あんまりエフェクトかけたくない人にはこれが一番かと思います。DJソフトゆえのタイミング同期技術に長けているので、リップシンクへの強さがあります。Resolumeなど他のソフトと組み合わせて使う人も多いです。アニクラ、ボカクラ、アイドル等においてはこれスタートがオススメですし、間違いないと思います。

PCスペックに自信のない人から、他のソフトと組み合わせて使う人まで広くおすすめできます。

2.VDMX

Mac専用。

アニソンVJ界隈でMacユーザーはVirtualDJとこれで半々かな?というイメージです。

VDMX6が発売され、前は$249だったんですが、

TouchDesignerなどの高度な機能がないVerなら

 


$99(3licenses)になりました。

 


円安でも15000円いかないくらいで、現状MacでVJをやるなら一番コスパが良いソフトってことになります。

無料版では設定が保存できませんが、ResolumeやgrandVJと違ってロゴが出ないので、無料版のままポン出しに使ってる人もいます。

f:id:ino2408m:20190407082325j:plain

 


良い点

・画面レイアウトがある程度自由に組める

・豊富なプリセット(アニソンVJ向けの2-4layerなんかもあります)

Syphon(SpoutのMac向けver.)、NDIなどの規格に一通り対応しています。

・エフェクトや各種機能豊富。パラメーターもいじれるところ多いので。アニソンからEDMまで何でもいける

・画面キャプチャができる

・対応形式はResolumeより多い

・ソフト単体でかゆいところに手が届く(ステップシーケンサーやマイク反応、画面キャプチャなども一通りついてます)

・歴の長いソフトでユーザーも多いのでネットに情報が充実しています。

 


クセのある点

・対応OSがMacのみです。(M1MacかMacbookPro15inchクラスを推奨)

・画面がやや初見ではとっつきにくいです。慣れればいいといえばそうなんですがようは自分で画面構成を組んでいくのが結構時間がかかります。

・自由度が高いゆえに、最初に何をやっていいかがわからなくなりがちです。

・UIが基本的には英語です。

 


こういう人に向いてる

 

Macのハイエンド機(M1以降)を持っている、もしくはこれから買う予定

・じっくり構成を練って凝ったVJがしたい

・扱う汎用素材が多い

アニクラ以外でのVJの機会が多い

・説明ブログなどを読んである程度理解できる

 


Macを持っているなら体験版いじってみて合うかどうか入れてみるのはいいかな?と思います。

 

M1は最近公式対応しましたが8layerくらいなら動きました。ただ長時間使っていると映像が止まる、VirtualDJのSyphonが使えない?安定しない?などの問題もあるとの報告もあります。

アニソンVJにもバリバリ使えます。

 

Mac向けのVJソフトにCoGeやModule8もありますが使用ユーザーも少なくアニソンVJ向きではない気がするので割愛します。

 3.Resolume

当ブログでよくいろいろ記事を書いてるソフト。

価格はAvenueで299ユーロ、Arenaで799ユーロ。(毎年11月のブラックフライデーで割引あり)

 

ライセンス更新には1年ごとにお金がかかる・・・と思いきや最初にインストールした版は使用し続けられます。

 

新機能が気に入ったらアップグレードするシステムなので、サブスク的にお金がかかることはありません。

resolume.com

 

 

WindowsVirtualDJと組み合わせてエフェクトを決めたいって人が使っているイメージです。単体での使用には向いてませんがやってる人もいます。

 

機能の豊富さからして、ほかのVJソフト持ってる人も余力あればもっておくといいかな?と思います。とにかくUIがわかりやすくいじってても面白いのが特徴ですね。

 

https://resolume.com/

f:id:ino2408m:20190407094306p:plain

良い点

 

エフェクトが豊富、かつ綺麗です。

・画面もとっつきやすい方だと思います。映像を混ぜるだけならたぶん初見でも行けるんじゃないかな?と思います

Spout、Syphon、NDIに対応。(VirtualDJと連携可能)

MIDIアサインも細かくかつわかりやすくできる方です。

・映像のパラメーターでいじれるところが非常に多いので、事前準備してればかなり面白いことができます。

WindowsMacbook両対応。

・ResolumeAlleyという操作簡便な映像変換ソフトが付いてきます。

ライセンス移行は公式サイトで行うためPCを買い替えても安心。

 

クセのある点

・mp4に対応したのが「比較的最近」なので、mp4素材再生はほかソフトよりはやや重い感じがします。

・もともと.mov形式向けのソフトなため、対応動画形式がやや少ない・・・です。

(この二点はVLCやVirtualDJで補えます)

・速度変更すると音の高低が変わってしまいます。(設定で変更可?)

・ステップシーケンサーに現時点で非対応。(無理やり作れるには作れます)

推奨PCスペックが高いです。実質GPUは必須なのでゲーミングノートかMacBookじゃないとキツい気はします。

・クリップをたくさん登録するには向かないです。サムネイルの大きさが変更不可、素材は横並べで読み込みすぎると重くなり、デッキ切り替えも時間かかります。

 


こういう人に向いてる

 

Windowsのハイエンド機を持っている、もしくはこれから買う予定

・VirtualDJでやってたけどなんか物足りなくなってきた

・本格的なVJソフト使うの初めて

・エフェクトバチバチかけたい

・ほかのソフトと連携する使い方を想定してる

EDM/クラブミュージック/インターネットミュージック/Remix/ライブ演出などのVJを将来的にやってみたい

BPMに連動した表現がしたい

 

ロゴがでますがデモ版があるので興味ある人はいじってみましょう。

Spout/NDI/カメラの映像に対し豊富なエフェクトがかけられるので、ほかのソフトとの連携に非常に向いているソフトです。

 

個人的にはPC内のソフト間ミキサーって感じで使ってる人や配信VJに使ってる方が多いかなと思います。

 

特にVirtualDJと組み合わせることで互いの苦手なところを補うことができます。

4.SynapseRack

2023年にSainaさんがリリースしたVJソフト。

 

 

synapserack.com

 

価格は12000円ですが、Demo版は4Layerまで使えます。

 

ノードでいろいろ組むことができ、スクリーンキャプチャ・Spoutの受信・OSCの受送信と変換など高機能。

 

エフェクトもいろんなパラメータから生成したり、四則演算したりもできるのでResolumeとは違った自由さがあります。

(ただしノード式でいろいろ組むので難易度は高いです)

 

良い点

 

・価格が安くDemo版でも4Layerまで重ねられる

・Spoutに対応。

・画面キャプチャが可能

・ステップシーケンサーの実装に関してはWindows環境ではどのソフトよりも簡便である(アニソンリミックス対応が非常にやりやすい)

・MediaBin的なフォルダ分け(ContentsBrowser)ができ、多くの素材の管理や曲想に合わせた素材をまとめて投影することに関してはResolumeよりやや得手

・ひとつのContentsBrowserから複数のレイヤーの映像選択ができ画面効率が良い

・ソフト内の機能の配置をカスタマイズできる

クセのある点

・エフェクトはノードで組んでいくので慣れてない人にとっては難解

・特定のディレクトリにファイルを置いておく必要がある

ドラッグアンドドロップで直接VJソフトにファイルを登録できない

(その都度フォルダに入れて更新する必要がある)

・エフェクト系はResolumeよりやや難解

Mac版はあるがNDI非対応のためVirtualDJとの連携がWindowsよりしづらい

 

こういう人に向いてる

 

Windowsのハイエンド機を持っている、もしくはこれから買う予定

・持ってるのがmacbookでかつ汎用素材/クラブ系への対応が中心

・VirtualDJでやってたけどなんか物足りなくなってきた

EDM/クラブミュージック/インターネットミュージック/Remix/ライブ演出などのVJを将来的にやってみたい

BPMに連動した表現がしたい

・ステップシーケンサーを積極的に活用したい

 

5.Rekordbox Video

 

Creativeプラン以上で使えるRekordboxの拡張機能です。

mp4などの動画が再生できるようになります。

https://rekordbox.com/ja/products/rekordboxvideo/

 

f:id:ino2408m:20190407085518j:plain

良い点

 

・サブスクで使える(VJいないときに突発的に契約して使用、が可能)

・UIがRekordboxDJのそれなのでかなり初心者でもとっつきやすいです。

トランジション(動画切り替え機能)やテキストなどが豊富です。

・テキスト、イメージ、カメラがデッキと独立しておりこれらを主体で扱いたいならVirtualDJよりもやや扱いやすい感あります

・動画か音声をしっかり切っておく必要がありますが、持ってる曲に動画を乗せられるので、DVJ(DJしながらVJ)が可能です。むしろ一人DVJに関しては一番向いてます。

・音楽の解析機能についてはRekordboxのそれなので、グリッドやキューを使った視覚的なリップシンク/ビートシンクに適しています。

・検索インターフェース/プレイリスト関係がわかりやすい。(もちろん莫大なファイルの中から見つけ出すならeverything等組み合わせる形になりますが、RekordBoxの優秀な検索機能を使う手も考えられます)

・Pioneer製コントローラーであればアサインいりません。

・DVJでPV等を使わないときを想定して汎用素材をフォルダからランダム再生する機能を有しています。

 

クセのある点

 

サブスクの価格が高くなりました。(重要)

 CreativePlan以上、つまり新規契約するなら月2500円以上のプランじゃないと使えないです。Rekordbox Lyricもなくなったので、VJだけのために契約する旨味はあんまりなくなってしまったのが正直なところ。

 

・2layerのみ。2つまでしか動画をロードできないので、リミックス系やるときは辛いです。

・対応素材形式がavi, mpg, mp4, m4v, mov とやや他のソフトには劣ります。コーデックの関係で使えないことも…

・プラッター(DJコンの皿の部分)が使えるDJコンがPionner純正のものだけになるので、コントローラーを選びます。(DJ2Go2等を繋いでも皿は反応しませんし他のボタンもマッピングが必要です)

・Spout、NDI等に対応してません・・・ほかのソフトと連携するには工夫が必要になってくると思います。Syphon outのみ対応。

・かなりマシンスペックを必要とします。Windowsゲーミングノート/ハイエンドMacbook向けです。

・ループコマンドがないので工夫を要します。

 


こういう人に向いてる

 


DVJやりたい(DJしながら連動して映像出しをしたい)

・別の目的でRekordboxのCreativeプランを契約する旨味がある

・余ってるPioneer製のDJコントローラー(DDJ-200/Wegoシリーズ等)がある

・キューの管理やエンコード、素材のリネームなどをしっかりする派

・将来的にRekordboxLyricを使いたい(個人的にはResolume/VirtualDJ/VDMXでの運用がおすすめですがRekordboxLyricとの推奨組み合わせ方はこれです)

・将来的に一人DVJもやってみたい

 


→楽曲解析機能を強めたDVJソフトです。VirtualDJよりも視覚的に波形で素材合わせがしたい、とかの方には向いてます。運用の仕方によっては検索ソフトなしで管理することも可能なので、交代VJにもいいかもです。

 

6.Google Chrome

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

 

 

 

ブラウザじゃねえか!と思いがちですが最近はChrome上で動くVJツールも盛んでして、フルスクリーン投影できるものも増えてきてます。そして何よりも無料。

 

どのツールも基本的にはインターネット接続が必要ではあり、マウス操作のものが多いのですが、平日イベント時に交代でVJしたりDJPCに予備として一応入れたりする分には結構ありかなと思います。

 

メインシステムとして長く使うのはおすすめしませんが、例えばVJ来れないときやワンオペになるときのサポート・VJPCが壊れた時や再起動したいときの予備手段・ソフトを買うまでのつなぎなどいろんな場面で使えるのでいろんな人が使い方を覚えておくと助かると思います。

番外編:GrandVJ

以前の記事でも紹介したGrandVJなのですが、

2025年時点で対応OSがmacOS 10.15 (Catalina) と Windows 10 まで


となっており、今買ったとしてもPCを買い替えたら使えなくなる可能性があります。

 

 

 

 

2025年時店でDLも購入もできるのですが、言い換えると

 

「2021年以降に新品で買ったPC上での動作が保証されておらず、使い続けるには中古でPCを探すかOSをダウングレードすることになる」

 

ということです。

(一応わたしのWin11機では動くには動きました)

 

2024年ではBlack Fridayで割引もなく、更新が行われてません。

 

支持も厚くUI的にも使いやすいソフトでしたが、2025年時点では積極的にはおすすめできない、と結論付けさせてください。

 

同じArkaosが発売しているソフトにMedia Masterシリーズはあり、その新作の「Arkaos Core/Arkaos Pro」が2025年に出るとのことです。

(厳密にはメディアサーバーを謳っているので別ソフトではあるのですが・・・)

 

予測ですが、このソフトは一説によるとMedia MasterシリーズとGrandVJが統合され、新しいVJソフトとしてリリースされる可能性はありそうです。

 

 

 

 

ですが、どちらかというとResolume以上に業務用の仕様になっていると考えられるため、価格も結構しそうかな・・・VDMXみたいな大幅な価格改定があるかもなんとも言えません。

 

予想価格としてはArKaos MediaMaster Express(Resolume Avenueくらいのグレード)で10万円、MediaMaster Proで30万円を超えるので安くても5万円以上かなと予想しています。

 

続報を待ちたいところです。

 

比較表とフローチャート

 

まとめとしてフローチャートを出しときます。

もちろんこれが正解ってわけではないですが、参考までに。

 

 

・ResolumeオンリーでアニクラVJすることも可能ですが、Resolumeの場合はVirtualDJを組み合わせるのがおすすめです。

・クラブミュージックが主体であれば、Resolume/SynapseRack単体でもOKかと思います。ただしSynapseRackは動画をドラッグアンドドロップで読み込めないので、VirtualDJに汎用素材等を読むのも運用としてアリかと思います。

・DJコントローラーで操作したかったりCueの機能などを高度に使いたければVDMX+VirtualDJという構成もかなりアリでしょう。

 

 

いろいろと紹介してみましたが、実際ここに上げたVJソフトは体験版がありますので、操作性が気に入ったものや自分のPCで快適に動作するものを選んでみる、というのがいいと思います。

 

特にMacbookにおけるVDMXにするか?Resolumeにするか?の選択肢は結構好みが分かれるので、インストールして感触を見てみるといいかと思います。

 

ちなみに無料版の制約。

 

Resolume/GrandVJ→一定時間ごとに画面が暗転し、ソフトのロゴが出ます。

Resolumeだとレゾリュームアベニュー・・・って音がなるので聴いておくのも一興。

VirtualDJ→ロゴが出る。MIDIコンは一定時間で反応しなくなる。

SynapseRack→4Layerまでしか使用できない。

VDMX→設定が保存できない

Rekordbox Video→30日間のみ

 

といったところです。つまりはスペック検証や買う前にいじってみることはここに上げたソフトすべてで可能です。UIが肌に合わなければ使っても快適ではないので、まずは初歩的に数素材合成してみてください。

 

ということで私見も含みますが、VJソフトの選び方2025年Verでした。

 

 

SynapseRackの画面キャプチャ YouTube-VJやWebVJを使おう

SynapseRackで画面キャプチャができる!

 

とのことで一応良さそうな方法見つけたので記事にしときます

 

基本の画面キャプチャ

 

想定されている使い方としては右クリックの「Create Node(Tab)」から

「WindowCapture」のノードと「Layer In/Out」のノードを結線してキャプチャーしたいウィンドウと送りたいレイヤーを指定すればOKです。

 

 

 

Window Captureは日本語名が文字化けしてますが、

Picture in Pictureしかりフルスクリーン系ツール(WebVJ/YouTube-VJ/簡易VJツール)しかりおそらくこれで運用可能です。

 

以下、Picture in Pictureで連携した例。

YouTube-VJを使用する場合、

 

さきにYouTube-VJのプロジェクションウィンドウをプロジェクターに全展開したのちSynapseRackで全画面したものを上から全画面にすれば使用できます。

 

もし1つのレイヤーを完全に画面キャプチャにするのであればこれで終わり

 

この記事も今回はここまでです。

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

・・・

 

 

運用上の問題点

 

このスクリーンキャプチャについて、上記の通り1レイヤーを完全に画面キャプチャ専用にするのであれば本当にこれで終わりなのですが、

 

例えば

 

・Demo版で4Layerまでしか使えない場合

・アニソンリミックスなどでステップシーケンサーを使いたいがコンテンツ系の素材(VirtualDJとYouTube-VJ)を投影するレイヤーを統一しておきたい

 

など

 

VDJ ⇔ YouTube VJ or P in P ⇔ 汎用素材

 

を行き来する運用をとりたいと人も多いかと思います。

 

その際ですが

 

Spoutや素材を読み込むときはレイヤーをクリックしてそのまま読み込めるので大丈夫です。

 

WindowCaptureのノードを組んだ状態でもレイヤーに素材やSpoutを読み込めます。

 

 

よかった・・・

 

と思いきや問題はそのあとウィンドウキャプチャにもどすときです。

 

操作からお教えすると

 

ノードからいっかい2つの間の結線を切って

 

 

もう一回つなぐと再び画面キャプチャが投影されます。

 

これでも十分運用はできると思いますし簡便ではあるとは思うのですが、

実際のところ切り替えなどの動作って1クリック増えるだけでも動作が煩わしくなるわけでして、簡単に見えても頻繁な切り替えは結構めんどくさいです。

 

VirtualDJに切り替えるときはワンクリック

画面キャプチャに切り替えるときはクリック→Delキー押す→ドラッグアンドドロップでつなげる

 

と別の操作を求められるのでミスのもとになるかと思います。

 

そで、ワンクリックで遷移できるよう工夫をしたいと思います。

 

SynapseRack内で画面キャプチャSpoutを生成する

 

実はSynapseRackは素材やSpoutを各レイヤーに読み込むのとは別に

 

画面キャプチャをSpoutとして吐き出す

 

ことがSynapseRack上で可能です。

 

実装は非常に簡単で、

 

Window CaptureのノードとSpout Senderを結線する

 

だけでOKです。

 

これでSpout BrowserにVDJのSpoutとWindow Captureがそれぞれ表示されるので

だいぶ運用しやすくなると思います。

(PC負荷はちょっとだけ上がります)

 

 

Spoutを横に並べられるので便利なうえ、OBSでの切り替えよりも楽なんじゃないかなかと思います。

 

Window CaptureからのSpoutを2系統飛ばしたい場合

 

P in Pを2つのブラウザを立ち上げて使うなど2つ以上のスクリーンキャプチャをSpout化したい!

 

という場合はSynapseRackでこんな感じに組みます。

 

注意が必要な点として、結線しなおさないと最初に吐いたSpoutしか表示されません

 

Senderをリネームしたあとは一旦結線を消してもう一度接続し直すとSpoutとして2つ表示されます

 

 

 

実際の使用例(VDJ⇔YouTube-VJ切り替え)

 

実際にVirtual DJとYouTube-VJの切り替えを例にシステムを組んでみましょう。

 

※前回の記事を参照の上、Virtual DJにSpoutを導入しておき、SpoutSenderをONにしておいてください

 

 

 

また、YouTube-VJの詳しい使い方も記事にしてますのでそちらをご参照ください。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

1.YouTube-VJを起動し、ProjectionWindowをプロジェクタ側にもっていきF11等で最大化します。

 

2. SynapseRackでOutPut→Create OutPut Windowでウィンドウを出してプロジェクタ側にもっていきます。Alt+Enterにて最大化し、SynapseRackのフルスクリーンが手前に来るようにします。

 



3.上記を参考にNodeEditor内に

WindowCapture(YouTube-VJ)→SpoutSender

をつくります。

SpoutSenderはいい感じに名前を変えとくといいかもです。

 

 

4.VirtualDJからSpoutを飛ばします。

 

 

5.上のSpoutBrowserを出し、右上からSpout系を投影したいレイヤーを選択します。

 

 

 

これでクリックしたほうのSpoutが指定したレイヤーに読み込まれる仕組みができました。

 

 

これで

HDDなどに素材がある曲はHDDに読み込み、なければYouTube-VJ等で投影するような運用が可能です。

 

 

まとめ

 

・SynapseRackで画面キャプチャを行う際には1Deckを完全にキャプチャ用にするかNodeEditor内でSpoutを生成するといい感じに運用できる

・フルスクリーン系のツールを使う場合はSynapseRackをあとで立ち上げる運用をとるとよい

 

ということで、画面キャプチャについてでした。

 

 

 

SynapseRackとSound2Lightを使ってBPM連動

以前、Sound2 LightSynapseRackを使ってResolumeのBPM連動を行う記事を書かせていただきました。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

SynapseRackの2024年あたりの更新にてOSCが使えるようになりまして、Sound 2 LightBPM連動ができるようになりました。

 

Resolumeの場合はOSCからのメッセージをTouchDesignerで変換してResolumeに送る必要がありましたが、SynapseRackの場合、ノードでOSCのやりとりが完結するので比較的楽に連動が可能です(といってもいろいろポイントがあったりするのですが・・・)

 

とりあえずはその方法とポイントについてお話します。

 

初期設定

 

とりあえずSound 2 Lightを持っていない人はDLしておいてください。

Sound 2 Lightというツールはいろいろありますが、下記のものです。

 

 

github.com

 

 

1.Sound 2 Lightを起動。Settingsから入り、IPアドレスポートを設定し覚えておきます。

 

Tx Port→Sound2 Lightから出力するポート。

Rx Port→Sound2 Lightに入力するポート。

 

ここに違う値を設定しておきます。

 



 

IPアドレスは初期状態で127.0.0.1となってますがこれはローカルループバックアドレスとよばれ、同じPC内でやりとりを変更するアドレスのため同じPC内でS2LとSynapseRackを動かすときには特に気にしなくてOKです。

 

2.SynapseRackでOSCの設定をします。

まず、Setting→Global Settingsを開きます。

 

 

「Input Port」「Output Port」に先ほど得たポート番号を入れ、Output Addresにアドレスを入れます。OSC Input と OSC Output にチェックを入れます。

 

このとき、

 

Sound 2 LightのTx Port=SynapseRack の Input Port

Sound 2 LightのRx Port=SynapseRack の Output Port

 

となるように設定しておきます。

 

 

3.OSCMonitorを出し、OSCが出ているかを確認。

 

 

メッセージが受信できてればOKです。

受信できてなければポート番号やファイアウォールなど確認ください。

 

4.OSCからBPM入力するためのノードをつくります。

 

OSC Int Input→Global Tempo

 

を繋ぎ、OSC Int Inputの「Address」に

 

/s2l/out/bpm

 

と入れます。

 

これでSound 2 LightでBPMが変わるとOSCでやりとりがされ、Sound 2 LightのBPMがSynapaseRackと同期されます。

 

TapするとTapが優先され、次にBPMが変わったときにまたSound 2 LightのBPMに戻ります。

 

BPM連動を切りたいときはSound 2 Lightの停止ボタンを押せば一時的に止まります。

 

 

TouchDesigner等でのメッセージの書き換えもないので、非常に手軽にBPM連動が可能です。

 

ステップシーケンサーと組み合わせると有効にBPMを示すこともできます。

 

 

OSCのメッセージを手打ちしたりの手間はありますが、比較的簡便に連動自体は可能ですので、ぜひやってみてください。

 

SynapseRackとアニクラVJ -VirtualDJ×SynapseRackの連携と使用例-

前回の記事では

SynapseRackで汎用素材を読み込んでVJをするお話をさせていただきました。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

その記事の上ほうに書いたとおりなんですが

 

SynapseRackとVirtualDJを組み合わせると互いの弱いところが補える、というところがあります。

 

以下、2ソフトの長所短所です。

 

 

 

つまり2つを組み合わせると

 

アニクラ的対応するときはVirtualDJ

・素材がHDDになければOBS StudioYouTube to Spoutを使ってYouTube関連機能を使用。

・VirtualDJとOBS Studio/YouTube to SpoutはSynapseRack上で切り替え

・静止画MVやリミックス対応のときはVirtualDJ+汎用素材(SynapseRack)

・リミックスのときは重ねるかステップシーケンサー(SynapseRack)

・フェーダーを動かしてクラブ系VJ(SynapseRack)

・必要に応じてロゴだし(SynapseRack)

・SynapseRackのフォルダにいれてない汎用素材を使うときはVDJに読む

 

が行き来できるわけでしてアニソン原曲からJ-POP/J-ROCKはもちろんのこと、アニソンリミックス・クラブミュージックまでオールジャンル対応が可能です。

 

システム要件

 

SynapseRack自体がゲーミングノートでの動作を推奨されているので、Windowsのゲーミングノートを持っている人向きかと思います。

 

システム概要

 

とりあえずSpoutという言葉は後で覚えてもらえればいいのでこんな感じで組みます。

Spoutは「PC内のソフト間映像ケーブル」みたいなものだと思っててください。

 

VirtualDJはフリー版だとロゴが出ますが、Spout自体は飛ばすことができます。

とりあえずPro版を持ってる人もフリー版の人も一旦システム組として飛ばしてみてください。

 

(実はこの方法で飛ばすとVirtualDJのロゴが消えてしまうのですがロゴを消したい人はPro版を契約してくださいね・・・)

 

① VirtualDJにSpoutを導入する

 

前に記事は書いているのですが記事を行き来するのもなかなか面倒かと思うのでここでもう一度説明させてもらいます。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

1.以下のサイトの下の方から「SpoutVDJ_V2009.zip」をダウンロードして解凍。

 

 

github.com

 

2.解凍して出てきたフォルダの「SpoutReceiver.dll」「SpoutSender.dll」「VirtualDJ」フォルダの「Plugins64」→「VideoEffects」の中に入れます。

(VirtualDJフォルダの探し方は下を参照。)

こんな感じで、VideoEffectの中に「SpoutSender.dll」「SpoutReceiver.dll」が入ればOKです。

 

※VirtualDJのフォルダが見つからない場合

 

私のPCでは「ドキュメント」内にありましたが、Verによっては隠しフォルダ的なところにインストールされることもあるみたいです。(実際複数人からフォルダが見つからないという連絡を受けました)

PCによっては「Users/(アカウント名)/AppData/Local」的なところにこのフォルダが存在することがあります。

 

そんなときはファイル検索に使っているEveryThing等から「VirtualDJ」もしくは「Plugins64」等でフォルダ検索すると目的のフォルダが見つかるかと思います。

 

 

3.Spoutの細かい設定を変えるためのツールをDLしておきます。

以下のサイトより「SPOUT_2007-016.zip」をDLして解凍。

 

github.com

 

こちらの「SETTINGS」フォルダにある「SpoutSettings」はSpoutがうまく映らないときに設定変更で使用することになるので一応DLしておいてください

 

Spoutの送信がうまくいかないときは下の赤いところの設定を変えるようになります

 

 

4.VirtualDJを起動し、真ん中のマスタービデオエフェクトから「SpoutSender」をクリックすればSpoutが飛び他のソフトで拾えるようになります。

 

 

もし起動時にSpoutを飛ばす設定にしたければ設定のキーボードのところの「ONINIT」に以下のコマンドを入れます。(もしくは適当なキーでもOKです)

(ONINITに入れたコマンドは起動時に実行されます。)

 

「deck master effect_active 'SPOUTSENDER'」

 

VJでVirtualDJを使用したい場合、動画をループしたいと思うので実際の記述は

 

「deck 1 repeat_song & deck 2 repeat_song & deck 3 repeat_song & deck 4 repeat_song & deck master effect_active 'SPOUTSENDER'」

 

となります。

 

VDJ Scriptなので複雑に感じるかもしれませんが、上の文をそのまま下図のところにコピーアンドペーストしてもらえればOKです

 


これでVirtualDJを再起動すればVirtualDJの設定はおしまいです。

 

SpoutSenderがONになったタイミングでVDJの画面が最大化される(もしくはプロジェクター側に勝手に投影される)ので右クリックして最小化しておくといいでしょう。

 

 

 

 

 

②-A OBS StudioにSpoutを導入する

 

YouTube等をスクリーンキャプチャで投影するためにOBS Studioを導入しておきます。

 

実はVirtualDJにもSynapseRackにもスクリーンキャプチャ機能がついているのですが、細かい調整が難しかったり、切り替えが大変だったりするので、現時点ではOBS Studioを介す方法を当ブログでは推奨します。

 

これも前記事で説明してますので詳しくはこちらを。

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

こちらでも簡単に。

あらかじめOBS Studioをインストールしておきます。

 

1.Spout2 Plugin for OBSをダウンロード・インストール。

 

 

github.com

 

※インストールしようとすると発行元の記述がないのでセキュリティ記述が出ますが詳細情報を開いてインストールしてしまって構いません

 

 

 

2.OBSを起動し、「ツール」→「Spout Output Settings」から「Start」をクリックするとSpoutが飛びます。

OBS起動時に起動したいときはAutoStartにチェックを入れておけばOKです

 

 

②-B YouTube to Spoutを導入する

 

SynapseRackの作者であるSainaさんが作ったツールでYouTube to Spoutというものがあり、OBSでの設定がめんどくさい!という方はこちらのほうが簡便かと思います。

 

読み込み時間はブラウザ系ツール(YouTube-VJや簡易VJアプリ・P in Pに比べると少しかかりますが、使用方法から連携法までかなり簡便です。

 

booth.pm

 

ようは起動するだけでSpoutが飛ぶので特別な設定はいりません。

 

詳しい使用法などは以下の記事をみていただければです。

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

前置きが長くなりましたが、

 

HDDからの素材投影を行うために

・Virtual DJ

 

YouTubeからの素材投影を行うために

・OBS Studio

YouTube to Spout

 

にSpoutを導入できてればここまではクリアとなります

 

SynapseRackで拾う

 

SynapseRackで拾うのは割と簡便で、上の「Create」から「SpoutBrowser」にてSpout選択画面を出すことができます。

 

水色の丸が出てくるので、素材と同様に上のレイヤーをクリックして水色の丸のうち投影したいものを素材と同様に選ぶことになります。

 

 

 

とりあえずこれで各ソフト→SynapseRackのひとまずの連携についてはOKです。

 

4Layerを有効に使うには

 

よし!Layer1をVirtualDJに、Layer2をOBSにするぞ!

というのもありなのですが、

 

無料版の制約としてLayerが4つまでしか使えないというものがあります。

 

12000円課金してもっとレイヤーを使えるようにしよう!

 

となると作者さんであるSainaさんが大喜びするので大歓迎なんですが、

無料の範囲でもある程度それっぽいことをしたいという人も多いと思います。

 

また、Layerをむげに増やすとPCにも負荷がかかったりすることもあるので、有効に使えるよう工夫しましょう。

 

とりあえずは、ステップシーケンサーの制御のことも考慮にいれるとSpoutBrowserで素材をいれるのは特定のレイヤーのみにすると運用が楽かと思います。

SpoutBrowserの右上のところから、読み込むレイヤーを固定しておきましょう。

 

 

これでワンクリックでVDJ↔OBSが切り替わり、Layerも節約できます。

(現時点ではクリップをMIDIコン登録するのは難しいみたいです)

 

4Layer時のおすすめ構成

 

各レイヤーは使いやすいように配置していいと思いますが、個人的にはこの構成をおすすめします。

 

Layer_0→VirtualDJ/OBS Studio等

Layer_1→汎用素材1

Layer_2→汎用素材2

Layer_3→ロゴ/エフェクト/モーションフライヤー/白素材/ノイズ 等

 

ステップシーケンサーでリミックス対応するお話はあとでするのですが、仕様上特にStrobo系のエフェクトを使用する際にフェーダーで強さを調整したりなどのためにレイヤーをひとつあけておくとそれっぽくなります。

 

また、ノイズ素材やフラッシュなどをレイヤー4にして重ねるとフェーダーあげさげで展開が作りやすいうえ、DJロゴ(もしくはイベントロゴ)+ステップシーケンサーの組み合わせは非常に「クラブっぽい」感じになります。

 

ステップシーケンサー

Layer_0→Layer_1→Layer_2→Layer_3

などにしてもよいのですが、正直な話これだと電子音楽やリミックスのときに展開が作りにくいかも?(特にドロップなど)

というのが触ってて思った所感です(エフェクトで実装してもいいですが、エフェクト自体も1Layer使うものもあるのでどこか空けておくと運用しやすいと思います。)

 

Layer3はあらかじめロゴをもらったり作ったりするか、

以下のようなビート連動素材やノイズなどをいれるのがおすすめです。

 

booth.pm

booth.pm

 

 

ステップシーケンサーの工夫

 

基本的にはステップシーケンサー

 

Layer_0→Layer_1→Layer_2→Layer_3

 

で組まれていますが、これだと

4Layer占領してしまいノイズやビート連動素材・ロゴなどを足せず展開を作れないので、

 

[Layer_0→Layer_1→Layer_0→Layer2]+Layer3のような構成にしたほうが自由は効くかなと思います。

 

また、アニソンリミックスなどでの対応で数字順にステップシーケンサーを動かすと4拍に1回しかVirtualDJ等の素材が出てこないのでコンテンツを示しにくいかな?とも思います。

 

この考え方はResolumeやVDMXにも応用できますが、ステップシーケンサー必ずしも順番に4拍で4Layer使わなくてもいいんじゃないかな?というのが所感です。

 

SynapseRackでの組み方ですが、

初期状態が下記なので、

 

 

こんな感じにすればいいかと思います。

 

 

Layer3に別素材入れて手の動きを反映したり、なにか足して展開作ったり、ごちゃごちゃになったら単素材にしたり、いろんな応用が効きやすいと思います。

(もちろんその場でステップシーケンサーをマウスで組み替えながらプレイしたりどこかの拍でロゴを出すのも◎。)

 

また、ノンタイアップなどのときにはContentsBrowserからLayer1に汎用素材を入れ、タイアップ物になったらVDJ等を再度読み込む形でもいいかなと思います。

 

もちろん、ステップシーケンサーをふつうに動かしたうえで有料版を買って5つ目以降のレイヤーになにかいれるのもアリです。

 

結語

 

とりあえずここまで組めれば

 

・VirtualDJとOBSを切り替える

・素材がないときやノンタイアップのときに汎用素材で表現する

・リミックスのとき素材を軽く合成したりステップシーケンサーを使う

・展開に合わせてVJする

 

ことができ表現の幅が広がるかと思います。

 

具体的なエフェクトの組み方はまた後日説明しますが、VirtualDJで物足りなくなってきた人でゲーミングノートを持っている方は無料の範囲でもかなり表現が広がりますので導入を検討してみてください、。