ごーぐる部-「ゼロ(円)から始めるVJ生活」

初級者でWindowsなアニソンVJが自分なりにいろいろ書いた備忘録。Resolume/RekordboxLyric/OBSVJ等の記事が多めだと思います。

SynapseRackの画面キャプチャ YouTube-VJやWebVJを使おう

SynapseRackで画面キャプチャができる!

 

とのことで一応良さそうな方法見つけたので記事にしときます

 

基本の画面キャプチャ

 

想定されている使い方としては右クリックの「Create Node(Tab)」から

「WindowCapture」のノードと「Layer In/Out」のノードを結線してキャプチャーしたいウィンドウと送りたいレイヤーを指定すればOKです。

 

 

 

Window Captureは日本語名が文字化けしてますが、

Picture in Pictureしかりフルスクリーン系ツール(WebVJ/YouTube-VJ/簡易VJツール)しかりおそらくこれで運用可能です。

 

以下、Picture in Pictureで連携した例。

YouTube-VJを使用する場合、

 

さきにYouTube-VJのプロジェクションウィンドウをプロジェクターに全展開したのちSynapseRackで全画面したものを上から全画面にすれば使用できます。

 

もし1つのレイヤーを完全に画面キャプチャにするのであればこれで終わり

 

この記事も今回はここまでです。

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

・・・

 

 

運用上の問題点

 

このスクリーンキャプチャについて、上記の通り1レイヤーを完全に画面キャプチャ専用にするのであれば本当にこれで終わりなのですが、

 

例えば

 

・Demo版で4Layerまでしか使えない場合

・アニソンリミックスなどでステップシーケンサーを使いたいがコンテンツ系の素材(VirtualDJとYouTube-VJ)を投影するレイヤーを統一しておきたい

 

など

 

VDJ ⇔ YouTube VJ or P in P ⇔ 汎用素材

 

を行き来する運用をとりたいと人も多いかと思います。

 

その際ですが

 

Spoutや素材を読み込むときはレイヤーをクリックしてそのまま読み込めるので大丈夫です。

 

WindowCaptureのノードを組んだ状態でもレイヤーに素材やSpoutを読み込めます。

 

 

よかった・・・

 

と思いきや問題はそのあとウィンドウキャプチャにもどすときです。

 

操作からお教えすると

 

ノードからいっかい2つの間の結線を切って

 

 

もう一回つなぐと再び画面キャプチャが投影されます。

 

これでも十分運用はできると思いますし簡便ではあるとは思うのですが、

実際のところ切り替えなどの動作って1クリック増えるだけでも動作が煩わしくなるわけでして、簡単に見えても頻繁な切り替えは結構めんどくさいです。

 

VirtualDJに切り替えるときはワンクリック

画面キャプチャに切り替えるときはクリック→Delキー押す→ドラッグアンドドロップでつなげる

 

と別の操作を求められるのでミスのもとになるかと思います。

 

そで、ワンクリックで遷移できるよう工夫をしたいと思います。

 

SynapseRack内で画面キャプチャSpoutを生成する

 

実はSynapseRackは素材やSpoutを各レイヤーに読み込むのとは別に

 

画面キャプチャをSpoutとして吐き出す

 

ことがSynapseRack上で可能です。

 

実装は非常に簡単で、

 

Window CaptureのノードとSpout Senderを結線する

 

だけでOKです。

 

これでSpout BrowserにVDJのSpoutとWindow Captureがそれぞれ表示されるので

だいぶ運用しやすくなると思います。

(PC負荷はちょっとだけ上がります)

 

 

Spoutを横に並べられるので便利なうえ、OBSでの切り替えよりも楽なんじゃないかなかと思います。

 

Window CaptureからのSpoutを2系統飛ばしたい場合

 

P in Pを2つのブラウザを立ち上げて使うなど2つ以上のスクリーンキャプチャをSpout化したい!

 

という場合はSynapseRackでこんな感じに組みます。

 

注意が必要な点として、結線しなおさないと最初に吐いたSpoutしか表示されません

 

Senderをリネームしたあとは一旦結線を消してもう一度接続し直すとSpoutとして2つ表示されます

 

 

 

実際の使用例(VDJ⇔YouTube-VJ切り替え)

 

実際にVirtual DJとYouTube-VJの切り替えを例にシステムを組んでみましょう。

 

※前回の記事を参照の上、Virtual DJにSpoutを導入しておき、SpoutSenderをONにしておいてください

 

 

 

また、YouTube-VJの詳しい使い方も記事にしてますのでそちらをご参照ください。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

1.YouTube-VJを起動し、ProjectionWindowをプロジェクタ側にもっていきF11等で最大化します。

 

2. SynapseRackでOutPut→Create OutPut Windowでウィンドウを出してプロジェクタ側にもっていきます。Alt+Enterにて最大化し、SynapseRackのフルスクリーンが手前に来るようにします。

 



3.上記を参考にNodeEditor内に

WindowCapture(YouTube-VJ)→SpoutSender

をつくります。

SpoutSenderはいい感じに名前を変えとくといいかもです。

 

 

4.VirtualDJからSpoutを飛ばします。

 

 

5.上のSpoutBrowserを出し、右上からSpout系を投影したいレイヤーを選択します。

 

 

 

これでクリックしたほうのSpoutが指定したレイヤーに読み込まれる仕組みができました。

 

 

これで

HDDなどに素材がある曲はHDDに読み込み、なければYouTube-VJ等で投影するような運用が可能です。

 

 

まとめ

 

・SynapseRackで画面キャプチャを行う際には1Deckを完全にキャプチャ用にするかNodeEditor内でSpoutを生成するといい感じに運用できる

・フルスクリーン系のツールを使う場合はSynapseRackをあとで立ち上げる運用をとるとよい

 

ということで、画面キャプチャについてでした。