ごーぐる部-「ゼロ(円)から始めるVJ生活」

初級者でWindowsなアニソンVJが自分なりにいろいろ書いた備忘録。Resolume/RekordboxLyric/OBSVJ等の記事が多めだと思います。

DXVエンコードのやり方とかいろいろ(汎用素材再生を軽くする)

前回の記事ではResolumeの.mp4再生は重い!みたいな記事を書きました。

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

でも、正直アニクラとかでも汎用素材重ねたい!とか素材がないとき逃げたい!みたいな要望は大きいと思います。

 

もしくはリミックスとかで汎用素材・背景素材をバチバチ使いたい!とかスムーズに選びたい!みたいなことあるので、

 

Resolumeに直接動画を読み込みたいみたいなことはあるはず。

 

そこで出てくるのがDXVエンコードです。

 

だいたいの特徴

・容量がでかい(いろんな素材これでエンコードしたらソフト激軽だけどめっちゃHDDいる気がする)

・再生が激軽で巻き戻しとか速度変化する処理に強いらしい

・対応ソフトがResolumeくらいしかない(VirtualDJとかVDMXではいけない)

GPU入ってるPCだとGPUに再生を手伝ってもらえるらしい

 

まさにResolume専用形式!って感じです。

 

実際hapエンコードが汎用性あっていいよ!って他のVJさんに言われたのですがDXVはDXVでResolumeAlleyという専用のソフトで行けるのでこれはこれで楽な気はします。

 

詳しくはhapエンコードとかでググってください。(他力本願)

 

ってことでDVXエンコードについてやり方と運用について。

 

変換はそんなに難しくなく、ResolumeAlleyというソフトがResolumeにはついてくるので、これを開いて

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素材をドラッグアンドドロップ

 

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↑この画面に素材をぶっ込みます。(複数もいけます)

 

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あとは素材を選んで「Convert ◯ File」をクリックするとその右のConvertにファイル入るので、設定選んで「Queue ◯ File」で変換できます。

 

CtrlやShiftで複数選択もできます。

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背景素材とかはこの方法で変換していくといいでしょう。

 

ってことでこれで素材をどんどん変換していくとResolumeでの動画再生が軽くなる!神!!

 

 

 

・・・。

 

 

あれ?動画を選ぼうにも動画がエクスプローラーのサムネに表示されなくて再生できるソフトもないのでどのファイルがどの素材かResolumeに入れてみるまで分からん!?

 

 

 

ってことで、サムネ表示するためにいろいろソフト入れてみましょう。

 

個人的におすすめはMediaPlayerClassic+DXVコーデックですね。

 

freesoft-100.com

 

これをインストールしてあとK-Lite Codec Pack入れとけばサムネイルに表示できるようになり便利です。

 

gigazine.net

 

たぶんBasicで良かった気がするけど一応Megaで入れてあります。

 

 

 

ってことで、DXVエンコードの方法でした。

 

 

使う汎用素材が決まってるResolumeユーザーはできればやっておくと動作軽くなると思います。

 

注意として、DXVはResolume以外だと使いづらいので、もとのデータはどこかに保管しておくことをおすすめします。

 

あとは素材をSSDに入れるとさらに軽くなるみたいです。

 

ストレージの容量は食いますがかなりパフォーマンス改善するのでぜひやってみてください!

 

 

前回からのまとめ

・Resolumeは.mp4などのよくある形式の動画再生が重いのでできればVirtualDJやVLCで補ってあげると良い

・もし決まった素材をクリップとして管理したいとかエフェクトとセットで登録したいならDXVまたはhapと呼ばれる専用の形式で変換するとよい。(大容量低負荷)

・これらをきちんと理解して使えばそんなに動作は重くならない

・興味がある人は黒金で買っちゃいましょう

 

では。

 

ResolumeでアニクラVJをするための構成(提案)

11月、ブラックフライデーでResolume買おうかな?って思ってる人多いと思います。

 

で、最近のVJというとPVJ主体のスタイルが流行ってくると思うんですが、結論として

 

Resolumeで.mp4(コーデックh264)(PVJでは結構普及してる形式)などの動画を専用のエンコードせずに再生すると、他のソフトに比べ重めになります。(2-4layerくらいならいけると思う)

 

かつ、

 

DMXエンコードと呼ばれるResolume向けのエンコードは大容量のため大量の動画を所持するには向きません。

 

そして時間もかかるし面倒ですね・・・

 

VirtualDJでアニクラDJをやっている方がResolumeに重いイメージを持っているのは

「動画の再生が専用のエンコードじゃないと重い」からなんです。

 

 

すごい残酷なことを言わせてもらうとResolumeの.mp4(h264)再生機能は多段再生するにはまだ実用的ではありません。

 

めっちゃひどい言い方ですがResolumeをうまく使うにはこの認識は申し訳ないけどめっちゃ重要なのです。

 

ただし、ResolumeはSpoutやNDIという規格に対応している・・・ため他のソフトとの連携はピカイチです。

 

なので、超多機能なソフトウェア同士の映像ミキサーとしての役割を意識して使うと良いでしょう。(クラブVJ、リミックスVJで汎用素材をきっちりエンコードすれば単体でも安定して使えます。下の方の記事を参照してください。)

 

間違ってもResolumeで8レイヤーの.mp4(h264~265)を重ねるみたいな使い方はしてはいけません。

 

本題。

 

ようはアニクラVJをするには他の動画再生ソフトと組み合わせる!が丸いです。

 

 

え?ソフト2つも立ち上げんの?重くね?って思うかもしれませんが

 

専用以外の映像の再生が苦手なResolumeに一生懸命映像を再生させるよりその専門家にやらせる方が効率がいいのです。

 

1.VirtualDJを使う

ポピュラーなパターン。みんな大好きVirtualDJを使います。有料ですが。

 

www.virtualdj.com

インストールは可能であれば32bit版がいいみたいです。(Spoutのプラグイン64Bit版がGithubにはあるみたいです)

 

対応MIDIコンも動画形式も豊富!動作もかなり軽くUIがリップシンク(タイミング合わせ)に向いてます。キューも打ったり管理できます。

 

ようはお金($299)課金できればこの構成がおすすめです。

 

VirtualDJ自体Spoutという機能に対応していて、Resolumeに動画をリアルタイム転送することができます。

 

イメージとしてはVirtualDJからResolumeに向かって映像ケーブルをつなぐような感じですね。

 

設定方法(RekordboxLyricの下りとかで何回も書いてますが復習でまた書きます)

 

とりあえずVirtualDJにSpoutを導入しよう!

3回目くらいだけど今回はSenderです。(32bit版推奨です)

 

インストール

とりあえずVirtualDJの例で説明します。

1.Spout関連ソフトをダウンロードします。

Spout

 

github.com

このサイト下のほうにあるDownloadからダウンロードページに飛びます。そこにSPOUTとSPOUT TO NDIがあるので、それらをダウンロード、インストールします。

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2.SPOUTをインストールするとデスクトップにSPOUTのアイコンができるので、そこからSPOUT関連のファイルに飛べます。ここの「PROGRAM」→「VIRTUAL DJ」フォルダの中に「VDJSpoutReceiver.dll」「VDJSpoutSender.dll」ファイルがあるのでこれらをVirtualDJのプラグインフォルダに入れます。多くは「ドキュメント」か「ProgramFiles」→「VirtualDJ」→「Plugins」→「VideoEffect」のフォルダです。

 

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3.VideoEffectとしてVDJSpoutSender/Receiverが出てこれば完了です。

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今回はこのうちVDJSpoutSenderでVirtualDJからResolumeに映像を飛ばします。

 これで飛ばすとResolumeにVirtualDJ Spout Senderが出てくるのでそれで映像乗せます。

 

ちなみにバグなのかトランジションを50Add等にすると飛びません・・・注意。

 

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おなじ系統のSeratoVideoやRekordBoxVideoでも似た構成がいけますが、これらはWindowsの場合Spout使えないので以下記事参照してください。

 

 

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(2019/12/06追記) 

なんかいろいろやっても像飛ばんのだけど…って人はこちらへ。

 

 

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2.OBS Studio/VLCを使う

課金したソフトがResolumeのみの場合おすすめの構成です。

 

パターンとしては

 

①OBS Studioの画面をResolumeに飛ばす

 

方法と

 

VLCをResolumeに飛ばしてOBS Studioで見る

 

があります。

 

①の場合、

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

これらの記事をもとに設定してもらえれば、と思います。

 

 

OBS Studioの画面は、ツール→NDI Output SettingのMain Outputにチェックを入れるとResolumeで拾えるようになります。(NDIうまく拾えないときはファイアウォール等チェックです)

 

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②の場合、VLC→Resolumeだけでも十分役割果たせますが、

Resolumeのプレビュー画面的に音で動画の位置合わせるかResolumeしかなくなって辛いのでOBS Studioのマルチビューが非常に便利です。

 

OBSもVLCもSourceのなかにNewTek NDI Serversがありその中から拾えます。

 

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ちなみに②の場合、Resolumeの豊富なトランジションを活かすことができます。

 

VLC Media PlayerについてはMIDIコン使えないので、ホットキーとか工夫して頑張ってみてください。

 

ってことでアニクラ等向けのResolumeの使い方でした。

 

Resolumeですが、俺はリップシンクしかやらない的な人も汎用素材出したり、あとはNDIでミキサーみたいな構成作ったりもできる良いソフトなので、みんなBlackFridayで買いましょう。(回し者じゃないよ)

 

でも強調します。

mp4(h264)を複数再生したり速度変更すると本来の実力を引き出せません。

 

これだけは認識として持っててもらえれば、そんなにハイスペじゃないPCでも動かせるかな?と思います。ぜひ導入を検討してみてください。

 

背景素材・汎用素材・逃げ素材のエンコードのしかた(簡易DXV版は記事書いてみました)動画を素材として使いたい人、王道の使い方でクラブVJに近いことしたい方はこちら

 

ino2408m-pinv.hatenadiary.jp

 

 

 

では。

 

 

RekordBoxLyricでLyricJになろう #5 実際に使ってみよう!

前回の設定を終えたら、あと実際の使用のみですね。

 

 ↓前回見てない人はこちら

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こちらの記事も似たような技術なので参考にしてもらえれば。

 

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「RekordBoxLyricをVirtualDJで使いたい人へ」にある通り、

 

RekordBoxLyricはSpoutと呼ばれるものが飛んでます。

 

このSpoutをSpout to NDIで変換してLANケーブル経由でVJさんに送る、というのが実際の使用法になります。(難しそうに見えるけど手順的にはここまでくればポケモンの交換とか対戦くらいの手間です)

 

RekordBoxLyricから歌詞を飛ばす

 

1.まず、前回のテスト同様スイッチングハブとLANケーブルでLyric係とVJのPCを連結してください。

 

2.DJ側のPCでRekordBoxLyricを立ち上げます。

 

RekordBoxLyric、公表はしてないんですが何もしなくてもSpoutに白黒の映像が飛ぶように初期設定されてます。

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このように、白背景黒文字でリリックビデオをSpoutに乗せられるみたいです。

ただし、真ん中のデッキはなぜかSpoutに乗らないという謎仕様になってます。(そもそもこの入力であるところのrekordbox_outputはLyric出してなくても乗るのでこのためのものではないのかもしれません?)

 

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いずれにせよ真ん中のデッキを飛ばせない仕様のため、ひとデッキずつ飛ばして使う仕様ですね。

 

ここでなんですが、Spout to NDIを立ち上げます。1デッキ使う場合は1つ、左右使う場合は2つ起動しましょう。

 

Spout to NDIに乗ってる画像が受け側のPCで拾えます。

 

Spout to NDI上で右クリックするとデッキを選べます。

 

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これで送信側の準備は完了です。

 

VJ側で受け取る

VJ側で受け取る方法ですがようはNDIを何らかの形で受け取れればいいです。

ResolumeとVDMXではデフォルトで機能付いてるのですぐ拾えますが、VirtualDJ/GrandVJで拾うにはNDI to SpoutでSpoutに変換してから拾います。

 

・Resolumeの場合

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Resolumeの場合、NDIが標準でついているので設定がうまく行っていればSourcesのなかのNewTekNDIServersに「PC名(Deck1_LS-Unity)」ってのが出てきます。

それを上のカラムにドラッグアンドドロップすると素材として扱えるようになります。

必要に応じてInvertRGBなどのエフェクトかけつつ使ってみてください。

 

(おすすめエフェクトとかは後日まとめます)

 

・VirtualDJ/GrandVJの場合

これらはNDIの受信に対応してないので、NDI to SpoutでSpoutに変換します。

Spoutに変換してからの作業については前記事RekordboxLyricを「VirtualDJで使いたい人へ」を参考にしてください。

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GrandVJについてもSpoutを通じて同じ流れで像を受け取れます。

 

これで一人がRekordboxLyric、一人がVJでそれを受け取る構成は完成です。

 

多分この構成のほうがVJのPCが軽いしDJさんが豊富に音源持っているならかなりの割合で歌詞が投影できると思います!

 

使いたいと思ってる方、ぜひやってみてください。

 

 

 

RekordBoxLyricでLyricJになろう #4 NDIを使う準備 LANケーブルを通信ケーブルとして使う

前回↓

 

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前回の記事で連携法の3つのうちNDIが一番設定難しいので、設定手順について説明していきます。

※SpoutとかNDIとかの用語は後日書きます。ソフト同士を連携する仕組みなんだな-とざっくり思っててください。 

SpoutはPC内のみ、NDIはPCを超えてLANで通信できます。

 

まずはDJ、VJともに必要な準備。(Windowsを想定しています。MacSyphonと呼ばれる機能を使うので設定は少なくなるはずです)

 

SpoutとNDIを使えるようにする

とりあえず、以下のソフトをインストールします。

・Spout

・Spout to NDI

・NewTek NDI

 

1.Spout関連ソフトをダウンロードします。

Spout

このサイト下のほうにあるDownloadからダウンロードページに飛びます。そこにSPOUTとSPOUT TO NDIがあるので、それらをダウンロード、インストールします。

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 2.Spout to NDIを導入します。

Spout to NDIは解凍すると中にあるbinというフォルダにNDI to SpoutとSpout to NDIが入っています。こちらはインストール等の必要はありません。

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3.NewTek NDI のインストール

 

https://jp.newtek.com/ndi/applications/

 

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NDIの下、左辺りに「NDIツール」の欄があるので、そちらからインストーラをダウンロードし、インストールします。ダウンロード時にe-mailなどを要求されるので、そちらを入力してください。

 

この2つをDJ、VJ両方のPCにインストールします。

 

通信テストを行う

ソフトをインストールしたら、通信がうまくいくかどうかテストしましょう。

 

まず、有線LANでDJのPCとVJのPCを接続します。

 


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スイッチングハブを噛ませたほうが安定する感はあります

 

送信側のPCでTestPatternを起動します。

 

 次に、受け側のPCでNDI to Spoutを起動します。

 

 

 

これで受け取れれば通信がうまく行ってます。

 

うまく行かない場合はファイアウォールの設定をよく確認してみてください。

 

Windows Defenderの場合はここに項目があります。

関連するアプリのプライベート、パブリックの通信を許可してください。

 

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TestPatternが受け側のPCで見れれば設定完了です。

 

 

 

(追記)

Macの場合はSyphon使います。SyphonMacは標準搭載のため、SyphonをNDIに変換するSyphon to NDIを使ってください。手元にないのでどういう挙動を示すかわからないですが、同じ感じでいけると思います。

 

https://docs.vidvox.net/freebies_ndi_syphon.html

 

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これの下な気がします。

 

あとは実際の使用するだけ!です!もう少し!

 

次回→

 

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RekordBoxLyricでLyricJになろう #3 各種連携法のメリットとデメリット

前回→

 

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いよいよ、「RekordboxLyricを使うDJ」とVJの連携についてです!

 

パターンとしては大きく分けて3つです。

 

ミキサー

 こんな感じの映像ミキサーを通してRekordboxLyric係ともうひとりのVJで混ぜます。

最もお手軽でVJさんにも特別な設定がいりません、楽です。

 

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ミキサーによってはダウンスキャンコンバータ等必要になるので注意してください。

 

利点

・VJさんの使ってるソフトに依存しない

・設定いらず

・連携がわかりやすい

・Colorの設定が乗る

 

欠点

・ミキサーが高価

・エフェクトが細かくかけられないので単調

・Colorの設定が乗るのが邪魔なことがある

 

 

ゲームキャプチャー

 

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 こういう機器にリリック側のPCをつないでVJさんに拾ってもらいます。

設定はNDIより簡単ですがPCに負荷がかかることもあります。遅延も気になる人は気になるかもしれません。

 

使い方は過去記事を参考に。

 

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利点

・カメラとして認識されるので多くのVJソフトで使える

・エフェクトかけられる

・DJさん側の設定手順が少ない

 

欠点

・ゲームキャプチャはあたりはずれが多い。

・まず持ってるVJは少ない

・VJ側のPCが重くなる

・ミキサーより遅延が大きい

・操作はやや煩雑

 

 

 NDI

 

 

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2つのPCをLANで接続してソフト間で通信行います。

 

導入費用がとても安いです。

 

設定は前の二つに比べ複雑ですがVJさんに白の素材としてLyric渡せるので非常にエフェクトがかけやすいです。

 

遅延はゲームキャプチャと同等と言われています。

 

利点

・機器が安い

・設定次第では無線の通信もできる(やや難)

・エフェクトかけやすい形式で画面を飛ばせる 

 

欠点

・設定が煩雑

・ミキサーより遅延が大きい

・操作はやや煩雑

 

 

上2つは簡単ですがNDIは設定が多いので、次回以降はNDIを使う準備ということで説明していきます。

 

 

 次回→

 

 

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RekordboxLyricでLyricJになろう講座 #2 設定の変更について

前回→

 

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 前回の記事ではRekordboxLyricで歌詞を出すまでを書きました。

 

今回は各種パラメーターの調整の仕方とかフォントの変え方とかについて説明します。

 

環境設定

まず、環境設定ですね。

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・画質→なんとなくピンとくる方もいると思いますが画質、上げれば上げるほどPCが重くなります。検証したところ、解像度、フレームレート両方に関わるので、高にするとぬるぬるになります。その分激重です。

 

ちなみに私のPC(ゲーミングノート)でもResolumeとブラウザを立ち上げた場合、画質:高だと重くて使い物にならなくなります。

 

PCの動きに支障がない程度の画質にしておきましょう。

 

その他→「楽曲解析時、歌詞データを取得する」のチェックは外しておくことを個人的にはおすすめします。

 

結論からいうと、

「RekordboxLyricは現時点で3000曲までしか歌詞データを保持しておくことができない」のです。

 

なので、8000曲とか持ってても全部歌詞まで解析しておくのは無理で、その都度消さなくてはなりません。

 

なので、曲をインポートしたら自動で反映されるよりは、読み込んだ曲で歌詞を読んでもらうほうが運用としてはよさそうですね。

 

その下の「不適切な単語表示を許可する」はそんな不適切な言葉が入ってる曲はないよね・・・と信じて基本ONでいいと思います(正直オフにしたからと行って弾かれる曲が検討つきません)

 

 

 表示設定

色の調整

リリックの表示設定は上の「ABC」と書かれたところから行います。あとは切り替え方は下の「Transition」ですね。

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ABCと書かれたところの「Color」で色の調整が可能です。

 

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 マスの左上が背景色、右下が文字色です。

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文字色を細かく変えたいときは、下の「色の調整」でいじれます。

 

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ちなみに、デフォルトの色は何で決まるか?というと、音源に設定したCDジャケットの色で決まるみたいです。

 

なので、めちゃくちゃ元気でキャピキャピしてる曲が表題、しっとりバラードがカップリングの曲とか、ベストアルバムとかでリリックを投影するとデフォルトの色ニュアンスが合わなくなることもあります。

 

あと、ミキサーで運用する場合は色によっては相手VJさんが出している画面の妨げになるので、ここでしっかり調整しましょう。

 

ただし、この設定は後日説明するSpoutやNDIで連携する場合はすべて白黒になってしまうため反映されません。

 

 

モーション

モーションは一番大事です。このときのモーションって何か?っていうとフォントと動きです。これはほぼランダムに決まるので、その都度曲に合ったものを設定しましょう。

 

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モーションはいろいろあるので曲によりお好みのものを設定しましょう。

(こちらの設定はSpout等使う場合でも反映されます)

 

 

参考までにいろんなモーションを載せときます。

 

 

 

 

 

 

 

Transition

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ようは切り替え方です。

SWITCHは急に、FADEはゆっくり切り替えます。

GRIDは特殊で、格子状にAとBを切り替えます。

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こちらもSpout等使う場合には特に意識しなくてもいいです。(Deckをそれぞれ飛ばすことになるので)

 

 

あと、いい忘れてましたが右下のAV SYNCを入れるとオーディオのフェーダーとビデオのフェーダーが連携します。DVJ形式でやるならこの形になるかと思います。

 

ということで各操作についてでした。

 

特にモーションの切り替えについてはSpout使う場合でも頻繁にいじるので、どのモーションがどんな感じかは実際に見て体感してみてください。

 

 

歌詞の取得と削除

基本的にはデッキに曲をロードすると歌詞が入ります。

詳細に取得したいとかセトリ決まっててこの曲は投影するのが決まってる!って場合は事前に取得しておくのもいいでしょう。

 

ただしこれは注意なのですが、RekordboxLyric自体、インターネットを通じて認証しているので、インターネット環境につながっていないとたとえ歌詞を事前に取得してたとしても使えません。←超重要

 

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また、一曲だけ選んで歌詞の取得を押すと、詳細画面が出てきます。

 

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ここにアーティスト名やタイトル、長さ等打ち込むと、歌詞が取得できます。

 

うまく取得できない場合は曲のタイトルやアーティスト名を部分的に変えてみてください。

 

また、アーティストとタイトル名を全く別のものにして時間を指定すると他の曲の歌詞が乗ります。

 

曲持ってないときなどにも使えますね。

 

曲を持ってなくても歌詞を投影する方法、およびRekordboxLyricがどうやって曲を認識して歌詞を取得しているか?は過去記事を参照してください。

 

 

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あと、さきほど言ったとおり、RekordboxLyricは歌詞を3000曲までしかストックできません。

 

上限に達して歌詞が取得できないような場合は「歌詞の削除」で何曲かの歌詞データを消しましょう。

 

ということで、ベーシックな操作についてでした。

 

次回以降、いよいよVJとの連携、およびSpoutやNDIについて説明していきます!

 

お楽しみに!

 

次回→

 

 

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RekordboxLyricでLyricJになろう講座 #1 RekordboxLyricを契約して歌詞を出すまで

前回→

 

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実は書いてなかった契約して歌詞を出すまで。

 

(以下はRekordBox5の方法)

1.Rekordboxを持ってる人

Rekordboxを持っている人で使いたい人は、LyricPlan($6.9、月約900円)に加入します。

メニューの中から「ライセンス」→「Lyric Plan」→「購入ページへ」でLyricPlanを申し込みます。

クレジットカード情報とか名前とかe-mailアドレスとか打つとコードが貰えます。

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 メールでコードをもらったら「アクティベート」でそちらを打ち込みましょう。

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これで使用準備は完了です。

 

2.Rekordboxを持ってない人

Rekordboxを持ってない、とかRekordboxVideoも含めてサブスクリプションで使いたい!って人は、PlemiumPlanに加入することになります。($14.9・約1700円)

 

rekordbox.com

 

この上のDownloadでRekordboxのダウンロードページに飛べるので、そこからRekordboxをダウンロード、ID登録等を進めてください。

 

登録の方法は上記とほぼ一緒ですが、DJライセンスのところにコード入れることになります。

 

ようはRekordboxPlemiumPlanの中にDJライセンスが含まれることになるのでアクティベーションの手順が少し異なる、そこだけ注意です。

 

注意

PlemiumPlanはRekordBoxDJのアクティベートと同様に行います。

つまり、今RekordBoxDJを使ってる人でPlemiumPlanに加入したい人は、一旦元のコードをスクリーンショット等で記録してからRekordboxDJをディアクティベートし、もう一度アクティベートしてください。

 

(2020/07/17追記)

RekordBox6からサブスクリプション形式が変わってます。

 

Rekordbox6の場合

 

今の時点ではCreativeプランでしかLyricが使えません。

(一応おまけにビデオ機能とかもついてきますが・・・)

 

CoreやFreeでも機能の体験はできますが文字数に制限があるらしく、曲を再生してしばらく経つと歌詞が★★★マークになります。

 

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e

 

 

 

使い方

 

あとは上のLYRICのパネルを開けて曲を読み込めば使えます。

各デッキの濃さは縦フェーダーでも横フェーダーでも追従します。

 

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各パラメーターの調整の仕方やおすすめ設定は後日になりますが、とりあえずミキサーを通しての連携はこのままPCをHDMIでVJミキサーにつないでPCの投影を拡張モードにし、

投影したい画面にウィンドウ持ってきて最大化します。これで完了です。


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とりあえずは一番簡単なのはこれをVJさんの画面と混ぜること・・・ですがミキサーやゲームキャプチャーがないと混ぜれなかったり何も設定しないとリリックがジャケットの色に追従するんでやや使いにくいです。

 

なので、個人的には色抜きをした状態で送りLANケーブルでVJさんのPCとつないで連携するのをおすすめします。(この方法は後日)

 

次回はLyricの細かい設定と操作法について説明します。

 

 次回→

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