前回の設定を終えたら、あと実際の使用のみですね。
↓前回見てない人はこちら
こちらの記事も似たような技術なので参考にしてもらえれば。
「RekordBoxLyricをVirtualDJで使いたい人へ」にある通り、
RekordBoxLyricはSpoutと呼ばれるものが飛んでます。
このSpoutをSpout to NDIで変換してLANケーブル経由でVJさんに送る、というのが実際の使用法になります。(難しそうに見えるけど手順的にはここまでくればポケモンの交換とか対戦くらいの手間です)
RekordBoxLyricから歌詞を飛ばす
1.まず、前回のテスト同様スイッチングハブとLANケーブルでLyric係とVJのPCを連結してください。
2.DJ側のPCでRekordBoxLyricを立ち上げます。
RekordBoxLyric、公表はしてないんですが何もしなくてもSpoutに白黒の映像が飛ぶように初期設定されてます。
このように、白背景黒文字でリリックビデオをSpoutに乗せられるみたいです。
ただし、真ん中のデッキはなぜかSpoutに乗らないという謎仕様になってます。(そもそもこの入力であるところのrekordbox_outputはLyric出してなくても乗るのでこのためのものではないのかもしれません?)
いずれにせよ真ん中のデッキを飛ばせない仕様のため、ひとデッキずつ飛ばして使う仕様ですね。
ここでなんですが、Spout to NDIを立ち上げます。1デッキ使う場合は1つ、左右使う場合は2つ起動しましょう。
Spout to NDIに乗ってる画像が受け側のPCで拾えます。
Spout to NDI上で右クリックするとデッキを選べます。
これで送信側の準備は完了です。
VJ側で受け取る
VJ側で受け取る方法ですがようはNDIを何らかの形で受け取れればいいです。
ResolumeとVDMXではデフォルトで機能付いてるのですぐ拾えますが、VirtualDJ/GrandVJで拾うにはNDI to SpoutでSpoutに変換してから拾います。
・Resolumeの場合
Resolumeの場合、NDIが標準でついているので設定がうまく行っていればSourcesのなかのNewTekNDIServersに「PC名(Deck1_LS-Unity)」ってのが出てきます。
それを上のカラムにドラッグアンドドロップすると素材として扱えるようになります。
必要に応じてInvertRGBなどのエフェクトかけつつ使ってみてください。
(おすすめエフェクトとかは後日まとめます)
・VirtualDJ/GrandVJの場合
これらはNDIの受信に対応してないので、NDI to SpoutでSpoutに変換します。
Spoutに変換してからの作業については前記事RekordboxLyricを「VirtualDJで使いたい人へ」を参考にしてください。
GrandVJについてもSpoutを通じて同じ流れで像を受け取れます。
これで一人がRekordboxLyric、一人がVJでそれを受け取る構成は完成です。
多分この構成のほうがVJのPCが軽いしDJさんが豊富に音源持っているならかなりの割合で歌詞が投影できると思います!
使いたいと思ってる方、ぜひやってみてください。