なんかATEMMiniというものが発表されましたね。
これのすごいところなんですが、まだ使ってないのでわかりませんが、カメラ出力が使えるということです。
カメラ出力が使える、ということはつまり、
(ミキサーよりはリスク大遅延大だけど)ResolumeやGrandVJと余ってるMIDIコンでミキサーを作ることができます。
つまり、Resolume自体が落ちたら巻き添えになるというリスクはあるものの、これ一個持っていけば、「今日のVJ、混ぜる?それとも切り替えでやる?」という選択肢が生まれる可能性があります。実はただの切り替え装置に見えますが「カメラ出力がついていることで」映像を任意の割合で混ぜるミキサーのような運用が、原理的には可能です。(繰り返しますが遅延はミキサーよりはあります。)
このBlackMagicDesignという会社、IntensityShuttleというVJでも使えるキャプチャーを発売しており、私がV-02HD持ってない頃にこれをつかってミキサーっぽい運用をしてたことがあるので、ATEMMiniでも似たことができるんじゃないかな?と。
なので予習も兼ねて、Resolumeをミキサーのように使う方法を紹介します。
IntensityShuttleいう機械が私の手元にあるので、それでミキサーを作ってみましょう。
1.まずIntensityShuttleと相手のPCをつなぎ、VJソフトなどからフルスクリーンで投影します。
2.するとResolumeのCaptureDeviceというところにつないだ機器の名前が出てきます。これを素材のように最上位レイヤーにドラッグアンドドロップします。
3.これで相手側の画面を素材として取り込めるようになりました。
普通のミキサーっぽく運用したい場合は、自分の素材をクロスフェーダーのA、相手の素材をクロスフェーダーのBに振りましょう。
もしくは最上位レイヤーにキャプチャーを入れ、トランジションをAddにするのもありです。
4.クロスフェーダーにした場合は、クロスフェーダーを適当なMIDIコンのフェーダー等にアサインして、ここで動くよーと相手側VJさんに伝えるといいかな?と。
トランジション切り替えたいときはCompositionのクロスフェーダーのところにカーブや切り替え方を切り替える所あるので、好きな切替方法を選んでください。
ってことでResolumeをミキサーっぽく運用する方法でした。実はゲームキャプチャがなくてもNDIでも同じようなことができるので、後日記事かけたらいいかな?と思います。
あと画質はものすごく落ちますが、どうしても値段を安く抑えたい!って人はコンポジットになりますがデジ造とかでもおなじようなことができるかと。(未検証ですが、カメラとして認識するデバイスはなんでもいけます)
ATEMMiniが発売されれば、リップシンクする人数人から入力を受け取ってResolumeでもうひとりのVJさんがエフェクトかけて流す・・・みたいなことも少ない機器でできる・・・と考えると夢が広がりますね・・・
発売が楽しみです。