ブラックフライデーでResolumeを買った方、おめでとうございます。
で、結構報告あったのが
VirtualDJがResolumeにうまく飛ばない・・・!というものです。
原因はいろいろあるんですが、よくある現象の原因と対処法についてまとめてみました。
像が映らない!編
1.VirtualDJのBit数とSpoutSenderのBit数が異なる
特に最近VirtualDJを買って今回のブラックフライデーでResolume買った人にありがちなパターンです。
前の記事でVirtualDJからSpoutでResolumeに飛ばす!って記事書いたのですがあれ、32Bit版でした。
↓詳しい導入方法はこの下の記事読んで下さい。
よう64Bit版のVDJに32Bit用のSpoutSenderを入れても動作しません。(逆も然り)
https://github.com/leadedge/SpoutVDJ/releases
上のサイトにVirtualDJの64bit版向けのSpoutSenderがあるので、そちらを使うと飛ばせるみたいです。
展開したフォルダ内の「x64」→「VDJSpoutSender64.dll」がそれです。
入れるフォルダはデフォルトではドキュメント→VirtualDJ→Plugins64→VideoEffect
です。Plugins「64」というフォルダに入れるのでここ注意ですね
一応VDJの64bit版でも飛ぶには飛ぶんですがSpoutプラグインは完成したばかりなので、まだ不安定なところがあります。
なので今は32bit版に乗り換える方がトラブル少ないかな・・・?なんて思ってます。
→(2020/1/11)なんと作者さんが対応してくださったみたいです!
新しいVDJSpoutSenderは安定性上がって問題なく使えそう!なので64Bit行けそうですね。Deck別Spoutもいい感じなのでResolumeとの相性がばっちり!マスクトランジションも楽になりました。
現場ではまだ稼働してないですが前Verより動画が止まらない印象です。
2.Spout SettingsがPCに対応していないか負荷が大きすぎる
私もよう分からないのですが、グラフィックボード等とSpoutSettingsの相性によって動かなかったり激重になることがあります。PCによって設定は変わりますが、Spoutに付属してきたSpoutSettingsから以下の項目を変更して試してみてください。
3.Spout to NDIで飛ばしているがPCがネットに繋がっていない
結構SpoutでなくてモニタリングのためにSpout to NDIを起動し、そこからNDIで拾ってる人もいました。一応この手法でも可能ですが、負荷的にもソフトを立ち上げるのも二度手間になるのでおすすめしません。
また、この手法でインターネットが安定してなかったりするとぶつぶつ途切れることあるので、正直非推奨です。素直にSpoutを使うことをおすすめします。
NDI自体、ローカルループバックアドレスなるものを設定すればオフラインでもいけますがインターネットにつながってないと使えないので注意です。
4.Resolumeのトランジションが「50Add」等だ
今の時点でResolumeのトランジション(切り替え方法)を50Addにするとなぜか像が乗りません。50ってつくものはすべて乗らないのでAdd等にしましょう。
5.上に別の素材が載ってる、全体やその層に対しBlindになってる、特定のレイヤーがSoloになってる
Resolumeは下の層に対し上に画像を重ねていく構造になっています。
なのでSpoutで飛ばしたレイヤーの上に素材を重ね、Addで100にすると完全に上書きにされます。
あとはこれは私は現場であったのですが、操作を誤って全体が「B」になってたり特定のレイヤーが「S」になると
「B」はBlindでそのレイヤーを隠します。一番上に全体を隠すボタンあるのでこれ押されてないか確認してください。
「S」はSoloでそのレイヤーだけ表示します。他のレイヤーでこれ押されてると像は飛びません。
レイヤーの名前のところをクリックするとプレビューが出るので、Spoutがもし飛んでて全体に像が出ない!ってなればおそらくこのあたりの設定が原因かな?と思います。
解像度がひどい!ウィンドウが小さい!編
主にVirtualDJのウィンドウサイズとResolumeで受け取るサイズの問題です。
対処としては、
1.VirtualDJの表示ウィンドウをなるべく大きくする
全画面にして下に追いやるか閉じるとうまくいくと思います。(ここのウィンドウサイズに追従するのは64bitだとうまくいかない気がします)
ウィンドウの大きさを変えるとSpoutのWidthとHeightが変動するのが見えると思います。アスペクト比も含め適正な大きさにして下さい。
2.Resolume側でWindowサイズを自動調節するようにする
各レイヤーごとに受け取った像を引き伸ばすかどうかを設定できます。
ここがOffになっているとVirtualDJのウィンドウサイズが小さいとResolumeに取り込まれる
ウィンドウも小さくなります。
(余談ですがこの項目はResolume単体でアニクラVJする人は必ず設定して下さい。もと動画サイズによって表示サイズが変わってしまうので全レイヤーFitにするくらいでいいと思います)
ようは解像度が悪い場合は、受け取った像が小さく、それをAutoSizeで引き伸ばすと起きます。
なのでこのあたりの設定を見直してみて下さい。
悪い例を載せておきます。
VirtualDJのウィンドウが小さくAutoSizeがOffの場合です。実際の画面も小さく出力されます。
VirtualDJのウィンドウが小さいままAutoSizeをONにすると解像度が悪くなります。
なんか半透明で出力されて気持ち悪い・・・薄い気がする編
SpoutSenderの下にRGBAと書かれてるところがあります。
これはResolumeがVirtualDJ等からどの情報を受け取るか?を示しているところです。
RGBは三原色ですね。ここを消すと色変わります。
AはAlpha(透明度)を表します。ようはAlphaの情報を受け取らないようにすれば薄くならずに画像を受信できるわけです。
例えばLayer2にVDJを、Layer1に汎用素材入れて素材ないときLayer2を下げる、とかLayer2を下げると汎用素材を少し重ねられるって使い方したいときはAをOffにしとくといいみたいです。(Discordで教えてくださったまんまーさんありがとうございます!)
ということでトラブルシューティングでした。
今後は機会あれば私のResolumeの使い方についてとか紹介できればいいかな?と思います!
Resolumeの回し者ではないですがこれでVDJでいつもの操作しながら色々できると思うのでぜひぜひ使ってみて下さい!