ゴーグル部-「ゼロ(円)から始めるVJ生活」

地方に住んでる初級者アニソンVJが覚えたてのソフトの使い方を吐き出したりするブログ。Windows環境、ResolumeとRekordboxLyricの話題が多めです

明日からできるResolume講座 #2  VideoRouter&Layer-カップ天そばのおいしい作り方講座- 

突然ですが、みなさんはカップ天そばって食べたことありますか?

 

こういうやつですね。

 

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こういう天そばを作るときに結構物議を醸すのが、

 

天ぷらを先のせするか?後乗せするか?

 

ですよね。

 

先のせ派の主張としては、

・天ぷらをクタクタにするとだし汁のなかに天ぷらの成分が溶けだしてうまい!

・ダシの染み込んだ衣がうまい!

 

後乗せ派の主張としては、

・天ぷらのサクサクを活かせてうまい!

・天ぷらとそばの食感の違いを楽しめる!

 

らしいです。どっちにもメリットありますね。ちなみに筆者は先のせクタクタ派です。

 

どっちのメリットも享受したい・・・ってなれば天ぷらを半分に割って先のせし、半分を後乗せ、とかがまあいいのでしょう。面倒くさいですが。

 

前置きが長くなりましたが、今回の記事はVideoRouterについてです。

 

VJとカップ天そば、関係あんのか???って思う人もいますが、

VideoRouterの考えはこのカップ天そばに考えが似てるのです。

 

 

天ぷら→元映像

天ぷらを汁に浸す→エフェクトをかける

天ぷらをあと乗せする→あとで映像を重ねる

 

だと思っててください。

 

つまり、元映像をあとで重ねることにより、治安が悪すぎて原画がわからん!ってなっても元映像がわかる、みたいなことがかんたんに実現できます。

 

例えばですが、

 

 原画がこういうバイクみたいなやつだとしましょう。

 

 

 

 

ここに、原画がわからなくなるような治安の悪いエフェクトをかけます。

全開紹介したKapotと、あとRGBを分離してぐしゃぐしゃに動かすような「Acid Trip」をエフェクトの例として使います。

 

 

 


するとこんな感じです。

 

うん。治安が悪くて最高。

 

だけど、これだと元画像がバイクであることが分からないわけです。

 

ようは「『バイクの』治安悪い画」じゃなくて、ただの「治安悪い画」でしかないわけです。

 

カップ天そばでいうと、具材が浸りすぎて原型を留めておらずぐっしゃぐっしゃの状態です。これはこれで好きだけど、最初から全部かき揚げの具材をそばに入れてしまったらいいのでは・・・?となります。

 

いくら先のせクタクタ派がいいって人でもさすがにこれは・・・になってしまいますね。 

 

ここで役立つのが、VideoRouterって機能です。

 

VideoRouterは、自分の指定したレイヤーをあたかも上にあるかのように使う機能です。

 

ようは、「原型のある画像」を後乗せすることができます。

 

試しに使ってみましょう。

 

使い方としては、右下のSourceの下の方に「VideoRouter」があるので、それを使いたいレイヤーにドラッグアンドドロップし、「Input」を欲しいレイヤーにします。

 

フェーダーを上げ下げすると挙動がなんとなく分かってくるかな?と思います。

 

 

 

 

 

これで、「『バイク』の治安悪い画像」の完成です。

 

応用例ですが、VideoRouter自体に前回の記事で紹介した「Envelope」を適用することができるので、リズムパターンを登録して曲の展開に合わせて使うことも可能です。

 

 

 

また、違ったエフェクトを組み合わせたい、という場合も有効ですね。下の動画がEdge Detectionと併用した例です。

 

また、逆に汎用系動画をVideoRouterで引っ張って上からリズミカルに重ねることもできます。また、Masterがゼロのレイヤーからも絵を引っ張ってくれるので、

 

1.汎用素材のレイヤーの上にVideoRouterを置く

2.VideoRouter+Envelopeでリズムを指定する

3.汎用素材そのもののレイヤーは常にゼロにしておく

 

みたいな感じの使い方もできます。

 

 

 

 

以下、バイクの画像にいい感じの背景素材をいろんなタイミングで重ねた例ですね。

 

 

 

 

VideoRouterのインプットには、「それより下のレイヤーすべて(Layers Below)」

「最終出力(Preview)」「特定のレイヤー(Layer1~)」が使えます。

Resolume Arenaであれば、事前に指定したグループ(Group1~)も使えます。

 

なので、実はLayers Belowのビデオルーターを途中に作る→上のレイヤーでそのレイヤーを指定する、といったことでArenaでやってるようなGroupの機能を一部実装することもできます。

(これの使用例については後日詳しく書きます。)

 

まとめると、VideoRouterを使うと、原画を保ちながらエフェクトをかけたり、特定の素材をリズミカルにかけたり、とVJの選択肢が増えます。

 

実際の私のCompositionと使用例見てみましょう。

 

使用例1:エフェクト管理

実際の私の使用例の場合だと、原画のMasterは常に0にしており、その上の2つのエフェクトを通して出力する形になっています。

原画→スライド系エフェクト→Edge系エフェクト、みたいな感じですね。

このSlideのなかにはすぐ下のレイヤーを拾うためのVideoRouterが、その上のMainEF1のなかにはSlideのレイヤーを拾うためのVideoRouterが入っており、それぞれにエフェクトが入っています。

 使用例2:フラッシュ

SolidColorを使ってフラッシュを作る方法は前回説明しました。

SolidColorで色を指定し、その上のレイヤーでVideoRouterを入れてEnvelopeでタイミング決定してます。

16分系、拍に合わせたもの、などがが入ってます。

これもSolidColorのレイヤーは常にMasterが0ですね。

 

※眩しいので光過敏症の方などは注意してください

 

ってことで、お気づきの方もいるかもしれませんが、私のレイヤー数がやたら多い理由がこれ「VideoRouter」でもあるわけです。

 

うまく活用すると画面が縦に広がって楽しい!のでぜひ使ってみてくださいね!

 

後日仮想Groupの話と実際のCompositionの例などについてもお話したいと思います。

 

 

次回

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