ひさびさのResolume記事です。
ResolumeのエフェクトのうちCrop(切り抜き)とか使うとオシャレにできることがあるのですが
これを制御しやすくするために上にクリップとして登録したら
なんかエフェクトの効きが悪い・・・とか思った動作しない・・・とかなんか絵が白くなっちゃう気がする・・・なんてあります。
原理はこんな感じですね。
レイヤー2 エフェクト
レイヤー1 アニメ素材とかPVとか
で組んだとしましょう。
ここでポイントなんですが、エフェクトをクリップとして登録ってどういうことか復習してみましょう。
エフェクトをクリップとして登録、はざっくりいうと「VideoRouter+エフェクト」をクリップとして扱う感じです。
VideoRouterは下のクリップを繰り返す機能です。使い方は前のカップ天そばの記事を再読してもらえれば!です。
話がそれましたが、前述の2レイヤー構成だと
レイヤー2 エフェクト(VideoRouter(レイヤー1)+エフェクト)
レイヤー1 アニメ素材とかPVとか
なので
最終出力がレイヤー1+(レイヤー1+エフェクト)みたいな感じになるので場合によっては扱いづらいのです。(レイヤー1の扱いがなんか頭の中で整理しにくいし素材下げるのも若干めんどくさい)
なのでこれを
レイヤー1+エフェクトだけにしてしまおうみたいな感じですね。
組み方は難しく見えますが前回までの記事理解できたならかんたんです。
1、上にエフェクトをクリップとして登録
VirtualDJ等あるレイヤーの上にエフェクトをクリップとして登録します。
2、InputをVirtualDJ等の入ったレイヤーにする
3、なにもエフェクトかけないVideoRouterも登録しておく
これをうまく使うと何を(レイヤー1)、どう出すか(レイヤー2)みたいな体系になるので非常に制御しやすい気がします。
実際の運用では下のような構図ですね。
また、エフェクトかかったレイヤーを下げる、みたいなことができるのでたとえばEdgeDetectionしたレイヤーと下背景を重ねたりすると結構おしゃれな感じに仕上がります。
ここまで言って自分で読み返してもよくわからない、というか文章で説明してもわかりにくいので、よくない例といい感じにした例を動画で上げときます。
EdgeDetection→原画の輪郭線だけを抽出するエフェクト
Stripper→動く帯状に原画を切り取るエフェクト
Automask→白の部分または黒の部分を透明化処理するエフェクト
って感じで見てもらえれば。
上の動画ではEdgeDetectionで試してみてますがEdgeDetection+背景にしようとするとうまく制御できてません。
Stripper+AutoMaskで背景を透明化してますがこの構成だとAlphaで透過したところの裏に原画が乗ってるのでエフェクトの恩恵がありません。
上のようにするとエフェクトが掛かったものだけを扱えるので扱いやすくなってます。
EdgeDetectionもStripper+AutoMask
いらすとやでこれだけかっこいいのでかっこいい素材でやるともっとかっこよくなります。
運用次第で縦にComposition伸ばしたくないって人には合わないかもでわたしの運用でしか無いですが、こういう方法もあるよ!みたいな感じでした。
なんかエフェクトきれいにのらないんだけど・・・とか透明化処理を武器にしたいような人は覚えてみると結構役立つと思うのでぜひ試してみてください。
次回