noteに書こうかと思ってましたが、VJに役立つこともあるかもだし関連話題なのでこっちに。
デカ画面でアニメやDJ配信見れるの最高なのでみんなプロジェクター買おうぜ!VJ練習のモチベも爆上がりしますよ!
最近Pop in Aladdinとかが流行ってますね。プロジェクターを天井吊りするとやっぱりスペース的に余裕が出るし、適度な大きさで投影できるので重宝します。
かく言う私もこれではありませんが、天井にプロジェクターを吊ってます。
機種はこちらです。
BenQのMH530。(4年前に買ったので今ではもうちょいいい製品があるかもしれない・・・)輝度も出るので申し分ないです。
ただEPSON系の機種と違って横補正がないので置き場所が限られます。
ようは棚とかに置くなら真ん中にズドンと棚を置かなくちゃならず邪魔です。
そこで天井吊りできないかどうかを当時考えてこの方法に至りました。
(木材を梁から取り付けるのも考えましたが木材の重さで落下しました・・・)
こんな感じです。
ん?天井取付できるんかこれ?
できます。
跡が残らないんですか?というとまあちょっとは残りますがこのぐらいの跡しか残りません。(位置ミスったところこんな感じです)
壁紙の模様のせいもありますが小さい穴で済んでいます。
釘とかネジで固定するよりは跡が残らないし特殊な工具もいらないので、一軒家でも選択肢になる方法かと思います。画鋲程度の跡は残るので心配な人は大家さんとかと相談すると確実かと思います。
とりあえずこの取り付け方で先日の地震(震度6)には耐えており、取り付けてからの約4年間は一回も落ちてません。地盤がよいのかもしれませんが・・・
注意
※自己責任です。落下して怪我したりプロジェクターが壊れたり家の天井が落ちてきたとしても当ブログでは責任を負いません。
※天井の材質によっては穴が広がったり落ちたりがあるのでよくチェックしてください。石膏ボード向けかと。
※家が前提です。振動が頻繁で大きいところとかだと落ちるかも・・・。子供と暮らしてる人とかクラブとかには向いてるかどうかわかりません
※プロジェクターが重いと落ちる可能性があります。フックの耐荷重が2.7kgらしいのでそれ以下のプロジェクターならなんとか・・・ですが6kgとかは無理です。
用意するもの
①プロジェクターに合った天井取付器具
ネジで天井に取り付けるための器具です。だいたいのプロジェクターには底面に天井吊りの器具を取り付ける穴があるので、それに合ったものを購入しましょう。
また、上下がかんたんに分離できるタイプだと望ましいです。
私はこれ(↓)をゼロシャフトで使ってます。器具自体が軽いほうがいいのと伸ばすと重心的に安定しなくなるので、伸ばす棒がついてる場合はつけないことを推奨します。
高いのだと2万くらいしますが数千円ので大丈夫です。むしろ高いやつは重かったりする可能性があるので軽さ重視で選びましょう。
小さいプロジェクターでネジ穴ない場合はカメラ三脚向けの穴あったりするのでそれに対応した天吊り具を買ってください。
「カメラ 天吊り」などで出てきます。
②天井用植木鉢フック(クロスピン)(マジッククロス8)
マジッククロス8と呼ばれる天井フックについてくるピン(クロスピン)を利用します。
最低4箇所で4つはほしいです。できれば金具の穴の数だけあると安心ですね。
イメージ図にある通り、植木鉢を石膏ボードの天井から吊り下げられるという強度を誇るツワモノです。
これをプロジェクター取り付け金具のネジの代わりに使用します。
マジッククロスという名が示すとおり、天井にクロスピンを3本突き刺してスパイクのように支える仕組みです。
ピン単体もあります。ホームセンターでも売ってることありますがピン単体は見ない気がする・・・
モノタロウだとピンだけ買えるのでコスパがいいです。
③ワッシャー
マジッククロスだけだと小さすぎて天吊金具がうまく固定できないので、ワッシャーを使います。こういう金属の輪みたいなやつです。
このワッシャーをピンの数だけ用意してください。
ワッシャーの径ですが、内径が3.2mm以上9mm以下で。
ようは3本の針の再小径より大きくマジッククロスの頭より小さいサイズのものが必要です。
内径5mmとかでいいかと思います。
これもホームセンターやモノタロウで手に入ります。
以下のような感じでマジッククロスとワッシャーで天吊り金具を挟むように使います。
④取っ手
ケーブル類を天井に固定したければ小さめの取っ手が便利です。
天井への固定は同じくクロスピンで行います。こちらは若干強度が落ちてもいいのでハイパーフックかけまくりのような2ピンのクロスピンでもいいかもしれません。こっちのほうが設置撤去が楽で跡も小さいです。お好きな方で。ちなみに画鋲だと真下に重力かかるのであっさり落ちます。
穴はワッシャーと同じく3.2mm~9mmのものを選んでください。
⑤HDMIケーブルとリピーター
天井吊りは配線長くなるので、HDMIケーブルも長めのを選びましょう。
ですが、5m超えになると信号が安定しなくなることがあるので、リピーターという信号補正機器があると安定することがあります。
配線が長くなる場合は買っておくといいでしょう。
⑥位置決め画鋲
一軒家じゃない限りは位置決めのとき鉛筆とかで目印をかけないので、位置決めのために跡のつかない画鋲があると便利です。
ニンジャピンなどの跡のつかない画鋲を用意しておくといいでしょう。
強度はやや劣りますが、手に入れやすさでは無印のもおすすめです。
準備するものはとりあえず以上です。
設置の仕方
1.プロジェクターの吊る場所を決める
スクリーンの二等分線からまっすぐの位置に「レンズ」がくるように金具を吊ります。
実際の金具の上部分とレンズが来る位置を画鋲でマーキングしましょう。
(「本体が中央」ではないのでそこだけ注意です。)
距離ですが最初私間違えました。
投影サイズによって決まるらしいので各プロジェクターのサイトで確認してください。
↑シアターハウスより。
上下の斜め補正で大きさ変わるのでそこも注意ですね。
ちなみに横補正は縦補正以上に画質悪くなるのでしなくてよいならしなくてよい位置に吊ったほうがいいと思います。
2.金具を取り付ける
金具を取り付けます。
プロジェクター側は基本的にはドライバーあればつけられるはずです。
天井には先程のべたとおり、クロスフックとワッシャーで部品を挟むように天吊り金具を付けます。
具体的な取り付け方は各種取り付け金具の説明書を参照してください。
ようは天井に取り付けるネジや釘の代わりにクロスフック+ワッシャーを使う、それだけです。
3.ケーブルを配線してまとめる
ケーブルをケーブルタイみたいなやつでまとめ、取っ手の中を通して、天井にクロスフックで固定します。
ちなみに床から天井へですが私はカーテンの付近を通して配線を目立たなくしてます。
4.プロジェクターを設置、天井吊りモードへ
ほとんどのプロジェクターは置き使いがメインだと思うので、プロジェクターのメニューから反転させます。
斜め補正もここでやっておくといいかと。
以上です。意外とやってみると簡単だと思います。
一人でやるとやや大変なので、できればプロジェクターや金具を支える人がいると心強いかと思います。
スクリーンの設置
ちなみにスクリーンも吊ることができます。
私使ってるスクリーンは100型のこいつです。でかい。
折りたたみ式のでもいいですが重りついてるタイプだとシワできないしおすすめです。
ここで一工夫なのですが、スクリーンの高さを調整できるようにするために以下の器具をつくりました。(100円ショップの道具だけで作れます)
・ウォレットチェーン
・カラビナ
・キーホルダーリング
を組み合わせて鎖をつくり、ウォレットチェーンをループさせて高さが調整できるように。
これを先程紹介したハイパーフックかけまくりのT型ピン×2にかけてそこからスクリーンを吊っています。
これでスクリーンも落ちないはず・・・なのでおすすめです(機械式とかだと重量オーバーするかもなので注意してください。)
これでだいたいプロジェクターの設置はOK!です!あとはお好きなコンテンツをたのしみましょう。
壁に配線したくなければ今はAmazon Fire StickとかChromecastなんかもあるのでそれを刺しっぱにするのもありですね。
(繰り返しますが取り付けは自己責任でお願いします)
遮光カーテンや間接照明があるとさらに便利になるかと思います。
ということで、プロジェクターを天井につける方法でした。
VJのみなさんもそうでないみなさんにも参考になれば幸いです。(実質道具を紹介しただけですが・・・)