最近いろんな人とお話してて、私のブログ記事を読んでくださった方が結構いて嬉しいのですが、何言ってるかわからない・・・っていうかたも多いので。
金銭的な敷居を低くするタイプの記事だけでなくこういう記事も書きたいと思います。
とりあえずクラブでVJみたことあって興味もあるけど、何やってるかわからないしどう始めるかも分からない・・・って人向けに
敷居のぐんと下がるお話をしてみようかと。
VJのやってることとシステムについて身近にある機材を例に説明します。
いきなりですが、すごい変な質問しますね。
みなさん、VJ機器はお持ちですか?
たぶんこの質問の答えとして、
クラブやイベントでVJやったことある人→YES
そうじゃない人→NO
だと思います。
次の質問です。
みなさんは、テレビで入力切替を行ったことがありますか?
こうなると、結構YESだと思います。
実はVJという行為そのものは確かにクラブでVJソフト使って動画を切り替えたり合成したりすること・・・なんですけど、
システム的には、例えば「自分がゲーム機でなんかゲームやってる。そこで父親が帰ってきてBDがみたいと言い出したので、入力切り替えし、BDを入れて再生した。」これがVJのやってることに結構近いです。
ようはすごい極端な話をすると、家のテレビで入力切り替えを行ったことがある人は、VJしたことがあると言えます。
日常に当たり前に存在するこのシステムを図解してみると、こんな感じです。
こんな感じで、人の見たい映像、やりたいこと(要求)に合わせて映像を選ぶ、必要な機器や機能を切り替える、これがVJの主な役割ですね。
クラブであれば、
「曲に対して存在するPVを投影する」「アニメのOPED、名場面集などを出す」「リズムに合わせて画面を動かす」「なんか照明効果のあるようなVJっぽいカッコイイ動画を出しておく」あたりが「要求」になります。
ちなみに、ビデオデッキでVJしてた時代は以下みたいな感じですね。(これが分かりやすいと思うので)
システム的要件としては、
・「2つ以上の動画再生装置」(DVDプレイヤー等)
・「なんらかの切り替え機構」(HDMIセレクター、ミキサー)
・「出力装置(見るための装置)」(モニター、プロジェクター)
これらがあればVJできます。
ようはDVDプレイヤー2台とセレクターとプロジェクターがあればVJできてしまうわけです。
これでみなさんもVJですね!
………。
・毎回クラブにそれ(大量の映像媒体と重い機器)を持っていくのは結構大変…(現役でビデオやDVD使ってるVJさんももちろんいますが)
・映像媒体全部DVDに焼いていかなくてはならないんですか?
・映像を混ぜたらいろんなパターンができて楽しそう
・リズムに合わせて映像切り替えてたら腱鞘炎になりそう
→今の時代だと1台のPCで全てできたら、楽そうじゃないですか?
といって考案されたのが「VJソフト」です。
VJソフト+PCで
・「DVD」
・「DVDプレイヤー」(複数台)
・「切替器」(HDMI切替器またはミキサー)
・各種ケーブル
・自動切り替え機能
の役割を果たします。
アニソンVJでよく使われるVirtualDJでのVJを無理くり上みたいな図にするとこんな感じですね。
この構造、完全にビデオデッキでのVJに近いですよね。ようは難しく見えても、それをPCの中で完結させてるだけなのです。
Resolumeとか使って複雑な感じにVJしても、このくらいです。(この図は後日補足するので完全に理解しなくてもいいです)
Spout?という見慣れない単語がありますが、これも後日説明します。
ソフト同士をつなぐバーチャルケーブル、的なイメージを持ってもらえれば。
上の図と下の図を見比べてもらえれば分かるように、ようは昔いろんな機材でやってたようなことを一つのソフトでできるようにしようかーってのがVJソフトです。
MIDIコントローラー等あれば便利ですが、
PC+VJソフト+PCとプロジェクターをつなぐケーブル、
とりあえずこれだけでVJはできます。
つまり、VJソフトの主な機能としては、以下の通りになります。
「映像を再生する」(DVDプレイヤー)
「映像を作る」(ゲーム機)
「ソフト同士を結線する」(ケーブル)
「映像を切り替える(もしくは混ぜる)」(HDMIセレクター)
「操作を自動化する」
「映像を投影する」(テレビ・プロジェクター)
これらの機能を駆使して、
曲をイメージしやすくする!なんの曲だっけをわかりやすくする!
なんかカッコイイ感じにする!エモ空間を作る!
ノらせる!フラッシュとか炊いて盛り上げる!
的な視覚効果を作り出すのがVJらしいです。(私もはじめたばっかりなのでこれくらいしかわかりませんが)
なんとなくイメージできたでしょうか・・・?
ってことで気軽に始めましょう!
次は基礎的な機材と何から始めればいいか、の話をします。時間がかかるかもしれませんが、お付き合いいただけると幸いです。
それでは!
次回